JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

FT-767GXX 再修理

2017-07-30 | Weblog
修理後、返却した FT-767GXX ですが、4日後に
VFOが全く動作しなくなったとのメールが。

このVFOはセンサー基板の微妙な調整が必要で、前回の修理で調整を行って
いるので、4日間動作して、突然UPもDOWNも全く動作しなくなる物でも
ないだろうに。何でだろう....

メールでやり取りして、現在のVFOは諦めて、メーカー製の調整の必要ない
タイプに交換する事にしました。
事前に動作確認をするために、私のFT-767GXXを分解して、手持ちの
エンコーダーで試験をして見ると快適に動作します。このエンコーダーは私のお気に入りの
機種のVFOがNGになった時のために、製造中止になったら困ると
随分前に購入したもので、これを売るわけには行きませんので
型式をお知らせして、調達していただきました。

エンコーダーそのままでは、シャフトの長さが足りず、つまみに届きませんので
小細工をして取り付けました。
見た目には、全く分かりませんし、1回転の変化量も同じですので
交換しているんだよと言わなければ、誰も気付かないでしょう。



左がオリジナル、右が今回採用したエンコーダー

気になるエンコーダーの故障を見てみると、出力が0V-5VでON、OFF
するはずが、A相、B相共に0V-1VでON、OFFしていました。
そして時々0V-5Vに一瞬だけ戻ったりします。
なるほど、これでは、CPUが認識できませんので、周波数は
まともには動きませんね。
分解して色々調べたい所ですが、自分の物ではないので
取り外したエンコーダユニットは、そのまま返却する事にしました。

オーナーさんは、お金ばかりかかるので、あきらめようか
エンコーダーを交換しようか悩まれました。
大きくて重いので、往復の送料がバカになりません。
さらにもう何ヶ月かすると、運送業者さんの運賃値上げが
待っていますし。

もう壊れない事を祈るのみです。

IC-371D 修理

2017-07-23 | Weblog
IC-371D の修理です。

久しぶりに出して来て、電源を入れたらUSBとLSBだけ
受信出来ず、Sメーターが振れたままで、ノイズが聞こえない。
送信は試験していないので動作しているかどうか分からないとの事。
FMでは送受信問題ないとの事ですので、ファイナルは生きているようです。

届いたら早速動作試験です。
・FM  送信OK 受信OK
・LSB 受信NG 送信試験せず
・USB 受信NG 送信試験せず
・CW  受信OK 送信試験せず

あれ?
通常SSBとCWは共通回路が多いので、同じ結果になると
思っていたのですが、なんとCWはちゃんと受信できています。

回路図を開いて、信号を追いかけます。
ここはこの信号が出ているはずと頭に描きながら、測定器で
測定しながら進めると、5V出ていないといけない所が1Vしか
ありません。
あ、それか.......



メインユニット内の不良部品を交換して電源ON。
直りました!
各モードにおいてパワー、受信感度共に問題ありません。

ファンのゴミの付着具合から、そんなに使い込まれた感じはありません。
ファンの羽を外して、注油そして付着したゴミをふき取っておきました。




作業終了です。










FT-757GX2 修理

2017-07-16 | Weblog
FT-757GX2 の修理です。

メインダイヤルが硬くて回せないとの事。
ダイヤルを外してペンチで回すと、どうにか動くらしい。

え、ペンチですか?まずいなあ....


この機種のVFOユニットは、フロントパネルの前方に引き出せないタイプです。


まず、VFOのダイヤルを外しますが、この機種は引き抜くタイプですので
引っ張って見ますが、なかなか外れません。
ペンチでつまんだ事により、軸がガタガタになり、ひっかかりが
出来ているようです。
VFOユニットが壊れないように注意しながら引っ張ると、やっと抜けました。

VFOユニットは写真のように前面に引き出せそうな大きさではありません。
フロントパネルの後方に引っ張り出すのですが、VFOユニットの上にも
基板があり、それも外さなくてはなりません。それだけではなく
他のユニットから来ている電線も長さが短いので、コネクタも
数個外さなくてはなりません。

VFOユニットを摘出すると、今度はそのユニットの分解です。
グリスが固まっていますので、それを溶かしながらの分解です。



ここで問題が。
「ペンチで回したら....」と言う文章です。
シャフトにペンチで傷が入っていて、素直に分解できません。
ヤスリとサンドペーパーでガタガタを無くし、やっと分解完了。



古いグリスを綺麗に落として、新しいグリスを入れて組み立てます。

軽く回るようになりました。
フロントパネルの下側に有る、トルク調整のネジでも良い感じに調整が出来ます。

もうペンチで回される事はないと思いますが、あまり無茶をされますと
修理が出来なくなってしまいますので、これはおかしいと思ったら
早めに修理に出してください。




TS-830S 修理 その2

2017-07-09 | Weblog
今週は IARU HF Championship に参加していましたので
BLOG更新がこんな時間に。
雷注意報がずっと出ていましたので、いつQRV出来なくなるか分からないので
早めに 250QSO か 75マルチ を片付けておこうと言う作戦。
21時スタートでしたが、あまりコンディションが良くなく、かと言って聞こえない訳でもなくと
結局徹夜で運用。
朝11時になって、空電が激しくなってきたので、雷様接近中と思い
アンテナを下げて仮眠。いつものBLOG更新時間ですが、雷の最中にPCは
まずいので、爆睡。
途中近隣の落雷の音で目が覚めました。おーヤバイ!
この暴れようでは、無線もPCもNG。ならば、出来る事は「睡眠」とばかりに
17時まで戦線離脱。
不完全燃焼のコンテストでしたが、夜中は結構遊べました。

さて、本題の TS-830S です。
注文していた電解コンデンサが届きましたので交換。

交換前


高さ比較のため、片側だけ交換の写真


もう一本交換


直径が同じものを探すと、耐圧も600Vに上がっているにもかかわらず
この高さ。半分とまで言いませんが、低いですね。

ドライブコイルの調整をしたのですが、何か変。
調べて見ると、ANTコイル、MIXコイルの調整が変。
受信部は、他の方に修理、調整してもらったと伺っていたが....

この様子では、他も?
キャリアポイントもLSB,USB各々300Hzずれています。

この分だと、見れば見るほどおかしな箇所が出てきそうですが
ご依頼を受けた箇所以外を触るわけには行きませんので
これ以上見ないようにしましょう。

そのままでは調整が出来ませんので、ANTコイル、MIXコイルは
勝手に調整させていただきました。

受信部の修理をされた方が、どのような意図があってこのように
調整されたのか分かりません....

しばらく通電試験をして異常がなければ返却です。







TS-830S 修理

2017-07-02 | Weblog
TS-830V 改造S仕様 の修理です。

各バンド20~30Wしか出なくなったとの事。
ドライバー段の12BY7Aを交換したり、バンドスイッチの洗浄をご自分で
されたそうですが、改善しないので修理をして欲しいとの事です。

届いたら早速分解。
この機種は、必ずやる事があるので、通電前にまずこれを。
おまじないのようなものです....
RFユニットを摘出して、劣化部品を交換。



このユニットの摘出をご自分でやられる場合は、元に戻せなくなるので
良くメモしながら分解してください。
RFユニットを取り外すと、こうなります。決してジャンクではありません!



RECTユニットも



ファイナルユニットも
あ、写真撮るのを忘れた!

一通りのおまじないを済ませた後は、さっそく通電試験。
なるほど、20W~30Wだ。
途中、IPメーターが振れなくて、全くパワーが出ない事も。
じゃあ、あそこだ。

リレーを分解して、接点のクリーニング。
それでも時々IPが振れない。どうやらSW自体が接触不良。
これは後回しで、とりあえず、IPが振れるようにSWを操作して
調査再開。

発見!
電解コンデンサの容量抜けでした。
外して簡易容量計で測定すると、[OPEN] と表示されましたので、
高価な容量計で確認。1μFありませんでした。
本来なら100μFなのですが。
30年も経てば、こうなる部品も出て来ますね。

最近の電解コンデンサは小さいので、直径が変わると、取り付けに苦労しますので
同じ直径の物を探すと売っている所がありましたが、高さが半分。技術の進歩ですね。
直径さえ合えば、高さは幾ら低くてもかまいませんので。

とりあえず、手持ちの中古品を実装すると、見事に100W以上
出るようになりました。
オーナーさんに中古にしますか、新品にしますか?とご相談。
ここは新品でと言う事ですので早速手配しました。
週末までには届くでしょう。

今週はここまで、続きはまた来週。