TS-930S の修理の続きです。
その2から随分日にちが経ちましたが、何もやっていない訳ではなく
修理や調整はしておりましたが、FT8,FT4の運用が忙しくて、BLOGを書く時間が
ありませんでした。
やっと送信できるようになったので、調整をしようと始めたのですが
フロントパネルのボリューム、スイッチが接触不良で、調整どころではありません。
VBTなんて回すと、「ピュ、ピュピュン、ピュピュピュピュン、ピー」なんて
帯域を狭めるのとは、かけ離れた音がします。
接点の洗浄や接点復活剤などを注入したいのですが、分解しないと出来ないので
難儀な作業です。とにかくやらないと使える状態ではないので、さっそく開始!
つまみを外して、ナットを緩めて外します。
リア側に基板ごと抜きます。
完全に外すのは面倒なので、この状態で処置をします。
他の部分も同じように処置します。
問題は、バンドスイッチ。基板を外すとバンドスイッチのボタン部分が1個ずつバラバラバラになって落ちてきますのでフロントパネルを
下側にして、基板を上方向に外します。
TS-50,TS-60などでおなじみの「スポンジ」です。
加水分解を起こしていて、触ればポロポロと崩れます。強く押すとネチャネチャになってこびりつきます。
自作して装着。
こんな感じで、元に戻るか? と思うような状態に。
ちゃんとっ元に戻って、スイッチ、ボリューム類が快適動作です。
やっと調整に入れるぞと言う所で時間切れ。
無信号でSメーターがご覧のようにメモリの1と2の間を指しています。
各部調整しますので、これも直るのですが。
続きはまた来週と、言いたい所ですが、その前に1台メンテナンスしないといけない無線機があるので
そのあとのお楽しみに取っておきます。