JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

TS-830S 修理

2019-10-27 | Weblog
TS-830S の修理です。

送受信は出来ていますが、ボリュームのガリ、スイッチの接触不良、基板上の劣化部品がありますので
交換後に調整をします。

まずは、RFユニットの劣化部品の交換とWARCバンドの送信禁止回路の撤去です。





RFユニットを外したついでに、シャフトカップリングを交換します。
殆どのTS-830でこのカップリングにひびが入ったり、割れたりしていて、バンド切り替えの
クリック感がしっくりきません。



RFユニット上のバンド切り替えのロータリースイッチの接点をクリーニングします。
綿棒がこんなに汚れます。



次にスイッチ、ボリューム類をクリーニングするために、フロントパネルを外します。


こんな姿になりましたが、元に戻るか??


周波数表示部分は透明のアクリルと着色されたアクリルの2重構造ですが、この隙間にホコリ、ごみが入っているのが
気になります。
透明のアクリルを外して清掃します。



アクリルを綺麗にしたら、静電気で小さなホコリを吸い寄せている周波数表示部分のガラスを綺麗にします。
普通に拭くと帯電しますので、帯電防止処理も施します。



VFOも外しました。



お決まりのバリコンの接触不良を直します。



RECTユニット、ファイナルユニットも部品交換しましたが、写真を撮るのを忘れました.....


そして、外した基板、パネル、つまみなどをもとに戻して、送受のテストをしました。
良い感じになっていますので、来週は調整をしたいと思います。



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TS-930S 修理 その3

2019-10-20 | Weblog
TS-930S の修理の続きです。

その2から随分日にちが経ちましたが、何もやっていない訳ではなく
修理や調整はしておりましたが、FT8,FT4の運用が忙しくて、BLOGを書く時間が
ありませんでした。

やっと送信できるようになったので、調整をしようと始めたのですが
フロントパネルのボリューム、スイッチが接触不良で、調整どころではありません。
VBTなんて回すと、「ピュ、ピュピュン、ピュピュピュピュン、ピー」なんて
帯域を狭めるのとは、かけ離れた音がします。
接点の洗浄や接点復活剤などを注入したいのですが、分解しないと出来ないので
難儀な作業です。とにかくやらないと使える状態ではないので、さっそく開始!

つまみを外して、ナットを緩めて外します。


リア側に基板ごと抜きます。
完全に外すのは面倒なので、この状態で処置をします。


他の部分も同じように処置します。


問題は、バンドスイッチ。基板を外すとバンドスイッチのボタン部分が1個ずつバラバラバラになって落ちてきますのでフロントパネルを
下側にして、基板を上方向に外します。


TS-50,TS-60などでおなじみの「スポンジ」です。
加水分解を起こしていて、触ればポロポロと崩れます。強く押すとネチャネチャになってこびりつきます。


自作して装着。


こんな感じで、元に戻るか? と思うような状態に。


ちゃんとっ元に戻って、スイッチ、ボリューム類が快適動作です。


やっと調整に入れるぞと言う所で時間切れ。
無信号でSメーターがご覧のようにメモリの1と2の間を指しています。
各部調整しますので、これも直るのですが。

続きはまた来週と、言いたい所ですが、その前に1台メンテナンスしないといけない無線機があるので
そのあとのお楽しみに取っておきます。




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