JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

ACアダプタ 修理

2019-01-13 | Weblog
ACアダプタ の修理です。

いつもの同僚からの修理依頼。
今度は何を壊した?


TV,ラジカセ、掃除機、.... いろいろ頼まれましたが、今回は車の
セキュリティー関連の機器のACアダプタらしいのですが、詳細は知らないとの事で
機器名等々一切分からないACアダプタの修理です。

その機器自宅の室内にあって、猫を数匹飼われていて、その中の
いたずら好きの猫がACアダプタのケーブルを噛んで半分切れてしまったと言う物。
そこをテープで止めてどうにか使っていたが、ついに電源が入らなくなったとの事。



えーーーー、こんなので使っていたの!危ないよ。

ACアダプタが分解出来れば良いのですが、最近のものはパチンパチンで
ツメが勘合していて、修理できる構造にはなっていませんので簡単には開きません。
そこでギリギリ残っている電線を繋ぎ合わせる事に。

切断。



半田付けして、収縮チューブをかぶせ根元をホットボンドで処理。



中身は分かりませんが、どうやらトランスと整流器、電解コンデンサ程度だと
思われます。測定すると、銘板に書かれている電圧よりかなり高い電圧が
出ています。そして抵抗を負荷にして、抵抗値を下げながら電圧を調べると
定格電圧に近づきます。
本体側に安定化回路を持たせているタイプと想像します。

なにしろ持って来られたのはアダプタだけですから。

KENWOOD TS-520S レストア その2

2019-01-06 | Weblog
KENWOOD TS-520S のレストアの続きです。

今週はRF UNITを外して部品交換をします。




ここはラッピングワイヤーで20本以上ジャンパーされていて、簡単には
外せませんので、2SC460やボリュームも不良でなくても、ついでに交換しておきます。




交換後に一気にラッピングワイヤーで処理をして元に戻しても良いのですが
一応、何か不具合があったらいけないので、以前製作した
ショートジャンパーを使って仮接続します。

パワーON

受信、送信を各バンドで確認します。
あれ?
21MHzだけ受信不良そしてパワーも出ません......
何やったっけ?

調べてみると21MHzのクリスタルが発振していません。
目視検査をしますが、ショートさせたり、部品を間違って取り付けたりしてはいないようです。
コイルをちょいと回してやると、発振が始まりました。
どうやらショートジャンパーで負荷容量が微妙に影響してコイルがギリギリ発振できる位置に
あったもののようです。

他に異常は無さそうなので、来週はショートジャンパーを外して
ラッピングワイヤーで処理をして各部調整をしたいと思います。

そう言えば、VFOの発振不良が直っています。
一度分解してバリコンのクリーニングをした方がよさそうですが
VFOを外すのが面倒だなあ。どうするかなあ。
来週までに考えておきます。

謹賀新年

2019-01-02 | Weblog
あけましておめでとうございます。

QSOパーティーで20局以上と交信したので、その後はFT8で交信を楽しみました。
14MHzを聞いてみましたがCW,SSBはあまり信号が聞こえてきません。
FT8は出る隙間が無いくらいびっしりと信号が並んでいます。
ヨーロッパ同士の混信が多いのか、強い信号を送り込んできてはいるものの
呼んでも全く反応の無い局が多数います。
ローパワーとショボイアンテナでも出来るモードかと思っていましたが、RTTYと一緒で
しょぼい設備では遊ばせてくれなさそうです。
やはりCWが我が設備には向いているように思います......

CW,SSB,RTTYだけで良いかと思っていましたが、FT8しか出てこないペディションや
CW,SSB,FT8でRTTYを運用しないと言うペディションまで登場なると、FT8をやらざるを得ないと
言う事になってしまいますね。





KENWOOD TS-520S レストア

2018-12-23 | Weblog
KENWOOD TS-520S のレストアです。

TRIO じゃないの?
はい、KENWOODです......




開局の時に親のすねをかじって、中学生の時に買ってもらったのがTRIO TS-520V でした。
それはまだ持っていますが、何年も通電していないのでそれもまたレストアしなければなりません。

それで、どうしてKENWOODのTS-520Sがあるか。それは10年位前に
無線機屋さんの中古コーナーに出ていたので、珍しさで買ってしまいました。
別に何が違うわけでもなく、ただTRIOじゃなくてKENWOODと印刷されているだけなのですが。
海外に行けば全部KENWOODでTRIOの方が珍しいだろう.....
確かに!


いきなり通電しても、まともな動作は期待できませんので、いつもの定番の
部品交換をしてから通電をします。

電源周り、ファイナル周りの基板を外して引っ張り出して部品交換。



ファイナルボックス内も部品交換。



やり始めるとキリがありませんので、ほどほどに。





RF UNITの部品も10点程度交換しなければならないのですが
これは以前書いたラッピングワイヤーで処理されていますので、次の休みに
処理をしないと、途中でやめて次週に回すと外した箇所を忘れてはいけませんので
今週はこの辺りにして、一度電源を入れてみる事にしました。




受信感度 良し
各バンドの出力100W 良し
でしたが、残念ながらVFOの発振が不安定です。
他にもマーカーをONにしても発振が始まらないことがあります。
スイッチの接触不良なのか、電子部品に問題があるのか。

来週の楽しみが増えました。


FT-221 修理 その3

2018-12-16 | Weblog
FT-221 の修理の続きです。

色々操作していると、問題が発生。
BANDスイッチを145.0MHzにして電源をONにするとSメーターのランプが点滅して
UNLOCKを知らせます。そのまま放置すると10秒~1分でLOCKしてSメーターの
ランプがが点灯します。
UNLOCKの時、放置せずBANDスイッチを隣の144.5MHzか145.5MHzに一度切り替えて
145.0MHzに戻すとすぐにLOCKします。

電源をOFFにしてONするとまた同じ動作を繰り返します。
たまたまではなく、毎回です。
電源ONの時にBANDスイッチを145.0MHz意外にしておくと、それは発生しません。

何だ?


PLL UNITを抜いて、目視検査から。







コンデンサがひび割れています。どこの回路のコンデンサだろう。
UNLOCの時の点滅間隔の時間を決めるコンデンサでした。




容量を測定しても問題はありませんし、点滅間隔が少々違っても点滅さえしていれば
UNLOCKは分かりますが、せっかく抜いたので新し物に交換しておきました。

で、本題のUNLOCKは何だ?
調整すれば直るだろうと調整箇所を回路図で探してもPLL UNITには
BANDスイッチごとの調整箇所はありません。
144.0MHz LOCK
144.5MHz LOCK
145.0MHz LOCK
145.5MHz UNLOCK
のようにどちらか端がUNLOCKなら電圧が上がりすぎてとか下がりすぎて
端っこではLOCK領域まで行けないからUNLOCKがでているなあ、それでは
部品定数を変更しやるかと言う事になりますが、今回のように端っこがLOCKで
真ん中がUNLOCKだと、そう言う作業は出来ません。
とすると、どうやって調整してあるのか?

しばらく回路図とにらめっこ.....
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
なーーーんだ、違うユニット調整箇所がありました。

前オーナーさんが回したか?かなりベストポイントからはかけ離れた位置にセットしてありました。
調整すると、電源ONでいきなりUNLOCKから始まる動作は無くなり
すぐにLOCKするようになりました。

思い込みはいけませんね、
PLLのUNLOCKだから、PLLユニットにあるボリューム、コイルで調整だと
決め付けて回路図を見ていたので気づきませんでした。

これでFT-221は終了か?
色々操作していると、また何か不具合が出てくるかもしれませんね。

一応これで終了。

KWM-380 修理 その4

2018-12-09 | Weblog
KWM-380 の修理の続きです。

前回修理したのが去年の10月29日ですので1年間放置していたことになります。
交換した電解コンデンサが固定されておらず、宙ぶらりんなのと
マイクが見つからないので送信試験をしていません。

このBLOGの灰色の巨大なコンデンサを交換

電解コンデンサの固定金具は随分前に入手したのですが、マイクはそう言えばまだ探していません。

送信は変更申請をしなければ使えませんし、JARDのスプリアス確認保証認定機種に
海外の無線機は見つかりませんので、「狸ワッチの受信機」や「ラジオ」として
使うことを前提に考えましょう。

電解コンデンサのマイナス側はアースバーでシャーシに落とされています。
交換した事で電解コンデンサの背が低くなったので、アースバーが長すぎます。




今後もう交換する事も無いでしょうから、アースバーを加工することにしました。
伸ばして 穴あけをして 曲げます。
アースバーと電解コンデンサ固定金具を外すためにはこの基板の下に
ネジがありますので外す必要があります。


シャーシに穴があいていて、裏面からネジ、表側に平ワッシャとスプリングワッシャそして
ナットがけですのでインチのボックスレンチを持っていないし、奥深いところにあるので
何度か失敗しながら取り付けをしました。




これで終わりと思いましたが、奥側の小ぶりな電解コンデンサもアースバーの加工をしました。
前回交換した時に、こちらの電解コンデンサも背が低くアースバーが長かったので端子に届きません。
足りない部分を電線と圧着端子で製作して取り付けていました。
それを外して同じように細工をしました。
これで見栄え良くなりました。と、言ってもカバーを付けてしまえば見えない
部分ですが.....


次はマイクが見つかった時に送信試験をするとして、一旦この辺で終わりにします。
AMラジオを2時間ほど聞きましたが、良い音で聞こえています。
受信部に問題は無さそうです。

それにしても重い!表に裏に作業上どうしてもひっくり返さなければ
なりませんが、これが大変でした。
ネジとナットと言うのも大変でしたけどね!




FT-221 修理 その2

2018-12-02 | Weblog
FT-221 の修理の続きです。

9月23日のBLOGで書いたFT-221ですが、FMの交信を受信しながらSメーターを見ていると
SSBの時の様に音声の強弱で振れが変わっています。
SGからの信号だと、信号強度が一定なので気づきませんでした。


周波数関係の調整も行っているし、何だろう?と色々回路図を眺めながら
考えていると、思い出しました。
1箇所調整したい所があったのですが、回路図に固定コンデンサが書かれており
実装部品もその通りで、ここがズレたらどうするんだろう?と思ってそのままに
していた部分があったのでした。
測定してみると、見事にズレており、これではフィルターの通過帯域の中心からハズレています。

さあ、どうする。

ここは固定コンデンサをトリマにするしかないでしょう。
新しいうちは、固定コンデンサでもドンピシャとは言わないまでも
フィルターの中心付近で発振してくれていたんでしょうけど
もう何十年も経過すると、いつまでもそうは行かないでしょうね。

部品を交換して、以前製作した片面のExtender Boardを使って
かさ上げをして調整します。
トリマだけではうまい具合に調整できないので、固定コンデンサも追加して
トリマの中心で希望周波数に追い込めるようにしました。



ここでアンテナを繋いで、交信している局を探しますが、やはり見つかりません。
昔なら出る所が無いくらいいたのですが、この重たいFT-221のVFOを
ぐるぐる回していくら探しても誰も出ていません。
仕方ないので、ハンディー機の設定を最小パワーにセットして横で送信。
音声を入れながらSメーターの振れ方を確認します。
SSBのようなSメーターの動きではなく、FMでの動作に戻っておりました。

やっと終わりが見えたかと思いましたが、残念ながら違う不具合を発見。
UNLOCKがある条件で発生します。
あー、まだ終わらない。来週に持越しです。
いつになったらケースを元に戻せるか......







FT-221,FT-225用 Extender Board 製作

2018-11-25 | Weblog
FT-221、FT-225をメンテナンスするとなるとExtender Boardが無いと
一部調整できません。

FT-301用に作った物があるのですが、残念ながら片面だけだったので
FT-221,FT-225の一部の基板には対応できていません。
その一部の基板は、部品面と半田面は独立したパターンである必要があります。

初めから両面基板で製作しておけば、2度手間にならなかったのですが
まさか、FT-221、FT-225にこんな落とし穴があったなんて知らなかったもので。

と、言う事で製作してみました。



文章にすればこれだけですが、エッチングではなくCNCで切削させて
製作したのですが、表を削った後はひっくり返して裏面をセットしなければなりません。
しかしここでの位置合わせが難しい。
そこで位置合わせを考えなくて良い方法で製作する事にしました。
厚さ0.8mの基板を2枚製作して、貼り合わせて見ました。
張り合わせると厚さ1.6mm強ですので、1.6mm両面基板相当と言う事になります。
4つの穴が見えるのは、貼り合わせの時の位置合わせのためです。


左が片面タイプ、右が両面タイプ。
この画像からは同じにしか見えませんが.....
ひっくり返した画像があれば良かったですね。


これで一部未調整で、心残りのまま飾りにしているFT-221と
FT-225を調整できます。

FT-900 修理

2018-11-18 | Weblog
FT-900 の修理です。

突然電源が入らなくなった物です。

この機種は、フロントパネルのCPUと本体側のCPUが通信を行っています。
フロントパネル側から
「電源ボタンが押されたよ」
と本体側に通信信号が行くと
「よし、電源スイッチが押されたなら電源を入れるか」
と必要な情報をフロントパネル側に信号を返して電源が入ります。

と、言う事はここがズッコケルと電源は入りません。
そこで分解&測定。









半田修正を行い、電源が入りました。



せっかく分解したので、接触不良気味のスイッチ類3個の洗浄と接点復活剤を少量注入しました。



1時間に10回程度の頻度で電源をON/OFFし、7時間経過しましたが再発していませんので
直ったものと思います。
振動を与えながら、もうしばらく監視します。

TS-440S 修理

2018-11-11 | Weblog
TS-440S の修理です。

リアパネルのコネクタに、色々配線をしたら送信できなくなったと言う故障。
REMOTEコネクタとACC2コネクタに配線していたとの事。

配線を外して、無線機単体にしてみてもらいましたが、やはり送信状態に
してもTXランプは点灯しないし、電波も出ないとの事。
メールではこれ以上の事は分かりませんので、お送り頂く事に。

宅配便で届いたので、早速通電試験。
やはり送信出来ない......

リアパネルのコネクタで何かやって送信できなくなったのは間違い無さそうなので調査開始。
一番怪しいのは、REMOTEコネクタの+12V端子をショートさせているのではないか?
と、言う推測を立てて、回路図を追いかけます。
なるほど、やはり+12Vが出ていません。
回路図からすると、基板上のコネクタに+12Vが出ているはずだが。
何か違う、もしかして回路図と違う?と基板をひっくり返すと、ショートさせたら
内部回路を保護できるように部品が追加されていました。
同じような事故が多いので、部品を追加したのか?
しかし、肝心のその部品が「耐えて」しまっていて、その上流側の部品が
壊れています。ここはヒューズかポリスイッチが良かったんだが。
ショートさせなければ良い訳だし、みんなが使う端子でもないので、ここにお金はかけられなかったのかな。

自分のTS-440Sの同じ箇所を調べたら、追加されていた部品はありませんでした。
同じようにショートさせたら、もしかして保護してくれるかもと言う期待は全く出来ない回路でした!

壊れた部品を交換。




送信出来るようになりました。
リアコネクタに間違えた信号が入ったのが、何なのかは不明ですので今回の故障の元となった
REMOTEコネクタとACC2コネクタの動作確認を行いました。
返却後、まだおかしいといわれても、外部のI/Fが壊れてしまっているのか
他にも無線機内部の部品が壊れているのかが分かりませんので、無線機側の
疑いをなくす為に調査しました。
REMOTEコネクタのTX時に短絡する端子があるのですが、短絡しても1.6MΩもあります。
ここは、内部のリレー接点がそのまま端子に出て来ていますので完全にリレーの接触不良です。
この当時の無線機に良く使われているリレーで、良く接触不良を起こします。
分解して接点の清掃を行いました。



これで、ちゃんとTX時ショートとなりました。
REMOTEコネクタ、ACC2コネクタの他の信号も外部から信号を入れたり、内部から出てくる
信号を確認しましたが異常がありません。

基準信号を測定すると36Hzしかズレておらず、良い状態でしたが
規定値に合わせておきました。

感度良し、パワー良し いやちょっと出すぎの125Wでしたが200Wのリニアを
接続されるとの事で、多分軽く押してALCをかけるのでしょうからフルパワー出る事は
無さそうですので問題無いでしょう。

モードをCWにして、フロントパネルのSENDボタンをON
TXランプが点灯そして100Wが出力されている画像です。




大切にされていた無線機が壊れて、がっかりされていましたが、復活したので
また可愛がって貰える事でしょう。
もうここに戻ってこないでねーーー。







TS-120S 修理 その4

2018-11-04 | Weblog
TS-120S の修理の続きです。

RFユニットも正常になり、RFユニット出口まで出力が出るようになったので
いよいよ元に戻します。
分解してかなり時間が経ったので、組み立てても何かの部品が残りそう....

組み立てる前に、RFユニットにある3つのロータリースイッチのクリーニングをしておきます。




綿棒が真っ黒になりました。




ここまで分解したので、元に戻るか?



部品も残らず、どうにか元に戻したので、いよいよPAユニットにRFユニットからの
信号を入れて見ます。

あらららら.....1Wも出ていません。
今度はPAユニットかよ!
「悪いのはどこでしょう?」 クイズは延々と続きます。

測定してみると、プリドライバー段の出力は入力信号より上がっていますが
ドライバー段の出力が上がりません。
分解して、基板を取り出して観察。



トランジスタの足が浮いていないか?いや、絶対浮いている。
ピンセットで引っぱると、足が浮いてきました。
(画像中央の C15 とシルク印刷されている部分の左上付近の足)

あーー、これか。

半田付けをして、再度パワーチェック。
ドライパー段の出力は見事なまでに上がりましたが、ファイナルからは信号が出てきません。
おいおい、まだ不良箇所があるのか。

ファイナルがお亡くなりになっている模様。

しかし今週は時間切れ。

TS-120Sのパワーが出たら一旦片付けて、先日のTS-850Sの調整をして
それからTS-120Sの調整と思っていたのですが、居心地が良いのか
修理デスクに居座って、なかなか場所を譲ってくれません。

ファイナル部分を分解しているので、作業デスクは今日の作業開始時よりもっとすごい状況です。
TS-850Sの調整は、かなり先になるような気がします.....

いやー、参った、参った。






NE-M153 修理

2018-11-03 | Weblog
パナソニック製 オーブンレンジ NE-M153 の修理です。

勤務先で2011年頃に購入したオーブンレンジですが、昼の弁当を温めるのに
電子レンジ機能だけ使っていました。

最近、スタートボタンを押しても、一瞬動作しようとするのですが
そのまま停止してしまって、動作しなくなりました。
しかし、何度かスタート、停止を繰り返していると、動作するので
そのまま使っていましたが、ついに10回以上スタート、停止を押さなければ
動作しなくなったので、新しいのを買おうかと言う話になっていました。
全く動作しないなら諦めるのですが、時々動作すると言うことは
制御基板の半田クラックか、電解コンデンサの容量抜けあたりではないかと予想して
分解してみました。




高圧部分があるので、電気に知識の無い方は決してマネをしないようにお願いします!

基板を摘出して観察すると。



当たりーーーー!!



見事に膨らんでいます。
外して容量を測ると、定格の1/3しかありません。
他にも3本電解コンデンサがあり、同じくJAMICONと記載されていますので
外して測定して見ましたが、それらは容量抜けはなく正常でした。
分解したついでですので、全て交換しました。


それで、何? このJAMICONってのは?



PANASONICさん、自社で電解コンデンサを作って売っていますよね。
何で自社製を使わない?オーブンレンジの価格から言うと自社製は使えないのかも
知れませんが、ここは定価が¥100上がっても良いので信頼のある自社製の方が
良いと思いますが.....
SxxYタイマーなんて悪口は聞いたことがありますが
これじゃあ、PxxxxxNICタイマーじゃないですか。

GoogleでJAMICONと検索すると、PCに使われていて膨らんだなんてのが出てきます。


元に戻して操作して見ると、当たり前のように1回のスタートで暖めてくれるようになりました。

7年経って壊れれば修理にも出さないでしょうし、長期保証に入っていたとしても
5年保証でしょうから、粗大ごみとして処分されるのでしょうが、電解コンデンサ1個の
不具合で粗大ごみが増えるのも困ったものです。せめて10年は動作して欲しいと思うのは
私だけでしょうか?


TS-850S 修理

2018-10-28 | Weblog
TS-850S の修理です。

TS-690、TS-850S、TS-950SDXの3台の電源を入れて、受信していたら
TS-850Sの表示が突然消えた。電源を切ってしばらくして電源を入れたら
表示しているけど大丈夫?と言う、おなじみさんからの問い合わせ。
KENWOODファンですね!

TS-850の持病は色々あるのですが、表示部とIFユニット内のAFのコンデンサは
液漏れしますので、早めの交換が良いと思いますが、DDSのICが初期型だったら
お金をかける価値があるかどうかは、オーナーさん次第ですとお知らせしました。

とりあえず送るから、色々見てくださいとの事ですので、荷物の到着を待ちます。

持病のあるDDS ICは改良品でしたので、一安心。



早速LCDユニットを点検。
やはり....



電解コンデンサを抜き取ります。



電解液をふき取って、洗浄剤でクリーニング。
そして実装。
パターン切れが無いか、周りのパターンの導通試験をします。

元に戻してパワーON。
復活しました。

しばらく通電試験をしていると、再び表示が消えました。
え?あ、壊れた!
冷陰極管が壊れたか、ドライブユニットが壊れたか?ここは金属シールドに覆われて
ぐるりと一周ケースを半田付けされていて、さらに回路図も無いのでここだったらお手上げです。
LED化するか?と考えながら、信号を追いかけて行くと電源ラインに信号がありません。
電解液でパターンが侵食されて、髪の毛より細いくらいでギリギリ繋がっていたのでしょう。
テスターでは電流を殆ど流さないので良かったのですが、冷陰極管を点灯させるだけの電流が流れたので
そこが溶断したようです。

電線で補修します。


再び復活!
良かった、良かった。LED化も覚悟だったので.....


次はIFユニット内のAFのコンデンサです。
LCDユニットに比べると、液漏れの量は少ないようです。


導通は問題ありませんでしたが、LCDユニットの件があったので、ここは一応電線追加。



音量が上がり、良い感じに仕上がってきました。


次はDDSユニットの電解コンデンサの液漏れ調査です。
液漏れしていれば、半田ごてを当てると電解液が蒸発して強烈なにおいを発するのですが
このRIGは問題ありませんでした。
3個ほど外して、容量計で測定しましたが問題ありません。
TS-850S Limitedや後期のTS-850Sは何台か見ましたが、ここの液漏れはありません。
このRIGもシリアルナンバーから、後期のものと思いますので、ここの電解コンデンサは交換しませんでした。


他にもALCやFANの問題がある機種ですので、来週はその辺を確認をし、調整をして
連続通電後、問題が無ければ返却したいと思います。




TS-120S 修理 その3

2018-10-21 | Weblog
TS-120S の修理の続きです。

今週は、送信しても電波が出ないのを調査。
とりあえず、PTTを押すと送信状態になるので、どこで電波が出なくなっているかを調査。
RF UNIT出口では出力がありません。
では、RF UNIT入り口ではどうか。IFユニットからの信号と、PLLからの信号は来ています。
MIXERで混合された信号は? あ、無い。
ここか...

MIXER入力のコイルの断線も考えられるし、FETの故障も考えられるし
抵抗の劣化も視野に入れて信号を確認すると、FETがあやしい。
色々考えたけど、やっぱりFETがあやしい。
交換してみよう!

あれ?交換しても変化無し。
と、すると何だ??




しばらく回路図と 「にらめっこ」

ん、ACで測定していたがDCで見てなかった。
調べてみよう、 「あーーーーーー」 ここの電圧違うじゃん。
え、何で、え、もしかして。
あーーーーー、やっちまった。

先週のBLOGの最後に書いた一文が見事に的中。
RFユニットにも2SA1015が使われているのですが、2SC1815が実装されていました。
RF UNITは外すのが難しいのでまさかここのトランジスタが交換されているとは
思っていませんでした。
自然故障と思って、正規の回路図で考えるから答えは出ませんが
ここが2SC1815に置き換わっているなら、そうなるよなあ。

2SC1815 2SA1015に戻してやると、ちゃんとRF UNIT出口に信号が出てくるようになりました。

このUNITにある3つの2SC1815も交換されていました。
KENWOODの回路図にはYランクと記載してありますが、交換されていたのはGRランクでした。
TS-120は発振が問題になる機種ですので、このUNITをもう一度外すのは面倒なので
念のためにYランクの物と交換しておきました。

これであとはファイナルユニットを繋いで、100W出るかどうかの試験ですが、RF UNITは短時間で
チョイチョイと元に戻せる構造ではないので、ここは慌てずまた来週。
RF UNIT上のロータリーSWの接点もクリーニングしないといけない部分ですので
もう少し時間をかけて仕上げたいと思います。

他のUNITに2SA1015が使われていないか回路図で確認しないと、他の部分にも
使われていたら、きっと2SC1815に交換されていますから、回路図確認は
来週までの課題ですね。

本来の故障 + 「さてどこのトランジスタを違うものに置き換えたてあるでしょう?」
+ 「さてどこのパターンが加熱し過ぎて切れているでしょうか?」 と言う
意地悪クイズを含んだ修理ですので、素直には行かず、遊ばせてもらっています。
自分の無線機ですから、いつまでに仕上げないといけないなんて期日が無いので
遊ばれながら遊ばせてもらいます。


TS-120S 修理 その2

2018-10-14 | Weblog
TS-120S の修理の続きです。

VOXをONにすると、すぐに送信になってしまう不具合の調査です。
その制御をするのがAF UNITです。




回路図を見ながら、オシロスコープで信号を追いかけます。
なるほど、VOX OFFでLOW ふむふむ正解。
VOX ONでも信号が来なければLOW ん?HIGH 何で?
上流に向かって信号を追いかけます。え、何でこうなってる?

このトランジスタ壊れてる?
外して 「わっ!」
やってくれました。2SA1015が実装されていないといけないのに
2SC1815が付いてる.....

これは先週の2SC460事件の続きですね。
前オーナーさん、片っ端からトランジスタを交換した時、刻印の末尾 15 を見て
1815 ねと勘違いしたようです。
2SA1015と2SC1815じゃあ、末尾が同じ 15 だあ、なんて宝くじの5等当選のような
訳には行きません。動くか動かないかなんて話じゃありません。

正規のNPNのトランジスタに交換して一件落着。




VOX ONでも普通の動作をするようになり、マイクから信号を入れたらちゃんと
反応するようになりました。

さて、次は送信状態にはなるが、パワーが出ないのを調査します。
この多数部品交換されている TS-120Sは、回路図通りではないので、もしかしてここも
間違ったトランジスタを入れているんじゃないか、パターンを切っているのではないかなど
いつも以上の推理が必要です。

終りが見えてきません......