JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

TS-790 修理

2015-02-15 | Weblog
壊れた TS-790 を入手。

・144MHzが送受不能
・SUB BANDの周波数が読めない
と言う物。
いつもの事ですが、オークションや無線機屋さんの中古を買うと
主な不具合は書いてありますが、それ以外の
「まあ使えない事はないけど、これはねぇ」
って所までは書いてありません。
今回もその部類で、VFOを回すと、異様な音と感触が.....
さっそく、VFOユニットを分解してグリスの入れ替えを行いました。
周波数が変えられない訳ではないので、不具合事項としてまで書く
必要が無かったのでしょう。

144MHzの送受不能は、PLLのUNLOCKでしたので、調整すると
LOCKがかかって、周波数表示が出て、送受出来るようになりました。



Sメーターのバックライト、SUB BANDの表示器のバックライトが切れていたので
交換し、SUB BANDの表示が読めるようになりました。

感度も悪くないし、パワーも10W出ていますので、大きな問題は無いようですので
来週は、各部調整をし作業終了の予定です。

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TS-430S 修理 最終

2015-02-07 | Weblog
一週間連続通電して、受信に関しては不具合が見つからなかったので、
今週は送信部の確認と調整をしました。

28MHzが50Wのままだったり、18、24MHzの送信禁止がかかったままだったりと
壊れて長期間放置されていた物と考えられます。
最近壊れたのなら、これらの信号は解除されていても良さそうですから。

18MHz、24MHzに送信禁止がかかっていたので解除。
ジャンパー線がコネクタになっているので、引き抜くのみでこれは簡単。

次に28MHzが50Wになっていたので、100Wなるようにパワーダウンの
信号を28MHzでも出ないように改造。
信号線をGNDに落せば良いのですが、電線側でGNDに落とすと
基板を外して修理する時に、その線が邪魔になって容易に
基板が外せなくなるので、基板側で改造しました。

各バンド90W程度しか出ていなかったので、ALCのVRを調整して100Wに
なるように調整しました。



TS-430Sは1台所有しているので、これで2台になりました。
そろそろ複数台ある物は、お嫁に出さないとウサギ小屋で、豪邸じゃないので居住空間がピンチです。HI

無線機屋さんの「現状渡し」や、オークションの「通電したら電気がつきました」よりは
まともなはずですが......


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TS-430S 修理 その2

2015-02-01 | Weblog
今週は
・WARC送信禁止がかかっているのを解除
・28MHzを100Wにする
・各バンド90Wしか出ていないので100Wに調整

を予定していましたが、不具合発生の為、予定を変更して、やりたくなかった
LPFユニットの摘出からスタート。

先週の修理で受信が出来るようになったので、シャックに居る時に受信部で不具合はもう無いか、
チェックがてらラジオ代わりにして通電試験をしておりました。

バンドを替えると、ガクンと感度が落ちるバンドが1つあり、先週行ったANT端子から
電流を流して清掃する方法では完全に直っていない様子。
何度かBAND UP,BAND DOWNを押して、LPFのリレーをガチャガチャやると感度が
復活するのですが、それでは納得できないので、今週はLPFを摘出し、
リレーの接点の清掃をする事にしました。

パワーアンプユニットを外して、LPFユニットを摘出するのですが、その時にコネクタが
同軸からスポっと外れてしまいました。ちゃんと圧着されていれば、
少々引っ張っても抜けないのですが、シールド線を耳の部分に綺麗に入れて
圧着されていなかったようなので、見事にすっぽ抜けてしまいました。




仕方ないので、コネクタの新しい物を持って来て、専用圧着工具仕上げました。
思いっきり引っ張っても今度は抜けません。こうでなくっちゃ!




コネクタを外すだけなのに、余分な時間がかかりましたが、どうにかLPFユニットを摘出。
感度が悪いバンドだけでなく、全てを清掃しないと、またすぐに同じ作業を
行わなければならなくなります。




リレーを外して接点の清掃を行うのですが、まとめて外すと同じ型式なので、どのバンドのどこに
使われていたのか分からなくなり、清掃後に良くなっているかどうかの
判断が出来ませんので、1個外してはリレーを分解して接点を清掃し、元に戻して半田付け。
これを15回繰り返して、全てを清掃完了。




組立てて、バンドを切り替えながらチェックしていますが、問題のあったバンドも、その他のバンドも
ガチャガチャやらなくても1発で感度良く聞こえるようになりました。
やはり横着はいけませんね、手をかけてやればそれなりに良くなる.....

また1週間ほどシャックで試験して、良かったら次のステップに進むことにします。



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