JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

R-820 修理

2017-08-27 | Weblog
R-820 の修理です。

購入したのは、5,6年前、いや、もっと前。思い出せないほど前....
で、どう言う故障だと言われて購入したのか全く覚えていません。
そしてどこで買ったかも分かりません。
多分、無線機屋さんの中古コーナーだったような気がします。

いつものようにケースを外し、目視検査と臭い検査。
特別変わった部分も無いので通電。

表示が出ません.....
ノイズは出ています。
アナログダイヤルの表示で、大体の周波数をセットしてSGの信号を探すと
いました、いました。感度は良さそう。

あちこちゴソゴソやっていると、表示が出ました。

コネクタの接触不良です。

表示は出ましたが、VFOを回しても全く表示は変化しません。
実際の受信周波数は変化しますので、表示だけの問題のようです。

しかし表示は欠けているし、全く周波数が違います。
13.000.0 に見えますが、実は 19.000.0 と表示しているのです。

どこから調べるかなあ.....
しばし回路図と「にらめっこ」

で、摘出したのがIF基板

ここから信号が来ていませんでしたので修理。
これで、正しい周波数を示すようになりましたが、残念ながら
表示の欠けは別問題で、さらに調査します。

カウンターユニットを所定の位置に実装したままでは測定できないので
こんな格好で測定をします。






ユニットが揺れてどこかに接触して パチッ はまずいですから、ダンボールで
防御します。
自分の無線機だと、気楽にこんな事をしていますが、預かり物の
無線機だと、こんな格好での作業は気を使います。
この R-820 は自分の物だから、気楽に楽しく修理です!

表示の欠けはカウンターユニットに問題あり。

宙ぶらりんにしているユニットを外して卓上に、そして分解。



直りました。

ここで時間切れ。
ちょっとだけ調べた感じでは、感度を上げすぎているような
兆候がありました。
動作しないとい言う無線機(受信機)は、どこがおかしいんだろうと
基板上のコイル、ボリューム、トリマを適当にぐるぐる回しているのが結構あります。
今回もそんな感じの聞こえ方ですので、後日調整をする予定です。




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TS-930S 修理

2017-08-20 | Weblog
TS-930S の修理です。

ずいぶん前に修理をして、調整をするだけになっていた TS-930S です。
久しぶりに通電して、送受信問題がなさそうなのでそのまま1時間ほど
通電したまま放置して、十分暖めてから調整を開始。


サービスマニュアルに書かれている順番に、最初は電圧調整&チェックから。
これは問題なし。

次はPLL関係。
まず基準周波数を調整。ここはすんなりと終了。
次もOKと順調に。
今日中に終わるかと思っていたら、そうは簡単には終わらせてくれないのが
古い無線機。

10.240000MHzをトリマで調整なのですが
目的の周波数辺りで、回転方向と逆の動きがあります。
10.239980MHz
もう少し
10.239992MHz
もう少し
10.239812MHz
あれ?同じ方向に回しているのになぜ下がる...
さらに回すと
10.240030MHz
あれ、ジャンプしたぞ!

10.239980MHzで電源OFF
10秒ほど待って電源ON
10.239950MHz
あれ?調整した値と大きく違う。
仕方ない、部品交換です。

PLLユニットを摘出


部品交換後は、ちゃんと調整ができて、電源OFF/ONでも
しっかり10.240000MHzで発振しています。

これで続きの調整に戻れます。
まだまだたくさん項目があるので、どんな不具合が飛び出すか
分かりませんが、もう1日はかかりそうです。







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TS-940S 修理

2017-08-13 | Weblog
TS-940S の修理です。

私のHPで、同じ無線機が複数台あるものを整備して売りに出しています。
その中の1台と、ご自分の所有されている動作しない無線機1台と
一部分動作しない1台の合計2台と交換して欲しいとのメールが。

複数ある無線機を整理しているのは、居場所確保のために
行っているのですが、交換対象の無線機が
私:FT-900
相手:TS-940S (動作しない) + TS-xxxS (一部動作しない)
これじゃあ、、片付くのではなく逆に狭くなってしまいました。
これは、とんでもない事になってしまいました....

でも壊れていますと言われれば、それはおもしろそうですね。
ぜひ交換しましょうと言ってしまうのは何ででしょうね!



我が家にやって来た TS-940S の不具合は、
・表示がグチャグチャ
・送信不能
・受信不能
と伺っています。
届いて早速通電試験。まずはケースを外して目視検査。
・いつも見る TS-940S と同じような感じか?
・臭いチェック 焦げ臭くないか
・ネジは転がっていないか
など、問題なさそうですので、電源を入れてみます。

パワーON!

ピーーーーーーーーーと言う連続音、あちこちのLEDが点灯
周波数表示は出ない。このまま通電はヤバイ。
急いで電源ON。
なるほど。情報通り。
写真をとっている時間はありません。1秒でも早く電源を切らなくては
何が起こっているのか分かりませんから危険です。

何度か電源を入れて、超短時間でここはと思われるポイントをチェック。
なるほど。


で、こうなりました。


あきらめて部品取り!







ではありません。
ちゃんと対処しました。


表示回復、送受信可能です。
Sメーターの振れがS2ほど低いのと、ノイズ音が小さいですね。
これは調整で直るでしょう。
と、いつも気軽に考えているものに限って、大きな落とし穴があるのですが...

先週の TS-440S がまだ調整中なので、これは調整順番待ちとして、ケースを戻して
しばらく眠っておいて頂きましょう。




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TS-440S 修理

2017-08-06 | Weblog
TS-440S の修理です。

ケースを外したまま長期間放置していた物で、何でこう言う状態で
放置しているのか思い出せません....

同じような状態で、昔の高級機も放置してあるのですが
それは調整を残すだけになっているのは覚えています。
しかし、今日は私のHPで「売ります」と出していた
FT-900にお話を頂いていて、それの再点検をしなければならないので
その昔の高級機と並べて動作させるスペースがありません。
何か小型の物がないかと見回すとTS-440Sに目が留まったのでした。

購入した時の不具合箇所のメモを調べると、送信状態にはなるが
パワーが出ないと書いてあります。
と、すると何か部品を調達しようとして途中止めなのか?
いやー、参った。全く覚えていません。
仕方ないので、最初からやる事にしました。

とりあえず電源ON。
・表示は出る
・ノイズの大きさはまともそう
・SGからの信号は適正レベルで受信出来ている
・受信関係は全バンド、モード共問題なし
・送信状態にはなるが、全てモード全くパワー出ず
なるほど。

送信信号がどこまで生きているか確認すると
RFユニットの出口まではOK。
ガーン
とすると一番お金のかかるパワーユニットではないですか。
どうやって分解したらパワーユニットにたどり着けるんだっけ?
TS-440Sは久しぶりなので思い出せません。

どうにか分解してたどり着きました。


18MHzの国内近距離が良くオープンしていますので、お嫁に出すFT-900で
SSB,CWで信号を聞きながら不具合箇所の捜索です。

不具合箇所の特定が出来ましたので、修理して一丁上がり。
各バンド100W以上出るようになりました。
なーんだ、手持ちの部品で直りました。
何で放置していたんだろう....
やはり思い出せない。

ここまで分解したので、ついでにいつものFANの注油なんぞしておきましょうか。
と、軽く考えて始めましたが....
あれ?PLLユニットが当たって、羽が外れません。ははーん、PLLユニットを
外せば当たる物が無くなって外せるんだなと思ったのですが、甘かった。
シャーシに当たってフロントパネル側には出て来ません。



結局この状態で注油して、ごまかしました。
リアパネル側に抜かないと外れないようです。しかしそれは大工事。
おとなしく隙間から注油するのが正解のようです。

残すは総合調整だけになりました。
今日は台風接近中でアンテナが上げられませんので、FT-900の連続通電試験を
しながらTS-440Sの調整をします。

それで、結局放置した理由は
「思い出せません」
でした。
まあ、直ったからヨシとしよう!





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