FT-747の再調整を行いました。
測定器のプローブを測定ポイントに当てようとごそごそやっていると
スピーカーから流れてくる、ザーと言う音と共に、ガサガサと入ってくる。
あれ?適当に内部の電線を揺するとまたまたガサガサ。何?
調べてみると、TMPコネクタが割れています。(画像参照)
5個あるTMPコネクタの内、1つはコネクタから同軸がすっぽ抜け、
3つはアースの網線を圧着して固定している部分が縦にひび割れて
いて、無事だったのは1つだけ。こうなると、最後の一つも
いつかは割れるでしょうから、全てを交換しました。
これで、ケーブルを揺すっても、ガサガサ言わなくなりました。
コイル、トリマなどサービスマニュアルに従って、一通り調整して
終了となりました。この年代のある機種はかなりコイル、トリマの位置が
ずれている物が多いのですが、このFT-747は非常に優秀で、
殆ど調整の必要はありませんでした。
中古で入手したため、何度か再調整されたものか、購入当初からそのままなのかは
定かではありません。
これでFT-747のレストアは終了です。次はどの無線機をレストア
しようかな。