JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

FT-747 調整

2010-08-21 | Weblog
FT-747の再調整を行いました。
測定器のプローブを測定ポイントに当てようとごそごそやっていると
スピーカーから流れてくる、ザーと言う音と共に、ガサガサと入ってくる。
あれ?適当に内部の電線を揺するとまたまたガサガサ。何?
調べてみると、TMPコネクタが割れています。(画像参照)
5個あるTMPコネクタの内、1つはコネクタから同軸がすっぽ抜け、
3つはアースの網線を圧着して固定している部分が縦にひび割れて
いて、無事だったのは1つだけ。こうなると、最後の一つも
いつかは割れるでしょうから、全てを交換しました。
これで、ケーブルを揺すっても、ガサガサ言わなくなりました。

コイル、トリマなどサービスマニュアルに従って、一通り調整して
終了となりました。この年代のある機種はかなりコイル、トリマの位置が
ずれている物が多いのですが、このFT-747は非常に優秀で、
殆ど調整の必要はありませんでした。
中古で入手したため、何度か再調整されたものか、購入当初からそのままなのかは
定かではありません。

これでFT-747のレストアは終了です。次はどの無線機をレストア
しようかな。

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FT-747

2010-08-19 | Weblog
出力が数ワットしか出ないFT-747が到着。
この無線機はケースがプラスチックなので、超軽量なのは知っていたのですが
VFOがクリック感のあるエンコーダーなので、V,UHFの
モービル機のような感触。こりゃHFじゃあ使えないなあと思っていたのですが
海外のお供には、格安で入手したので壊れても気にならないのと
今時の小型機は多機能すぎて、普段から使っていないと、スプリットの
設定ですら簡単には出来ない始末。1ボタン1機能は魅力です。

壊れていると言われれば、普通の人は買わないでしょうが、壊れていないと
面白くないので、「壊れている」と言う言葉に引かれてついつい購入。

VFOの件は置いといて、とりあえずなぜパワーが出ないか調査。
MIXERで信号が途切れたので、怪しい部品を1つ交換。すんなり100W以上
出てくれました。パワートランジスタじゃなくて良かった。

次はVFOのエンコーダーの調査。どうもカタカタカタと言う感触に
なじめず、エンコーダーを分解。中にボールベアリングが1つ入っていて
そのボールが溝に入るたびに「カタッ」とクリック感が出る。それなら
ボールを取ってやればいいじゃん。が、実際これを取って見ると、軸と軸受けの
遊びが多いので、メインダイヤルがフニャフニャします。これは駄目だ。
実用的ではないし、見た目が悪い。
次なる作戦は、ジャンクボックスを漁るか....
見つかったのは大きなエンコーダー、これはFT-747に実装できそうな
大きさではない。またもう一個発掘。これは小型で使えるかと思ったら
クリック付き。仕方ない、こいつを分解して見るか。クリック感を出すパーツが
簡単に撤去出来、さらに軸と軸受けの遊びが少ないのでガタガタしない。これは使える!
早速FT-747オリジナルのエンコーダーと交換。
感触良し! これでメデタシ、メデタシと行きたい所ですが、今度は
VFOをUP方向回しても、、時々ダウン方向に検知されてしまいますので
対策としてCRフィルターを挿入して、今度こそメデタシメデタシ。
これで、普通のHF機のようなダイヤルフィーリングになりました。
最後にCWの500Hzフィルターを実装して終了。

何度かの海外運用では、必ず電源とRIGは壊れることを想定して運用者数+予備の1台
を持って行きました。幸い壊れた事が無いのですが、あくまで予備で
出番が有るか無いか分からないのに重いものを持って行く事は無いでしょう。
あの大きさの割りに、3.3Kgと言う軽さは魅力的ではないでしょうか。
予備の1台として活躍してくれることでしょう。

が、しかし、ここまでやって今後の海外運用の予定が全く無いのに気づきました。
あはははーーー!一番大事な事を忘れていた.....

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FT-817 スタンド完成

2010-08-04 | Weblog
やっと完成しました。
試作一号はフロントを持ち上げすぎて、リアに同軸を繋ぐとそのコネクタと
ケーブルが足になってしまい、リアが浮いた状態でしたが、フロントの
持ち上げ距離を35ミリにすることで、リアが浮かなくなりうまく行きました。
メーカーが最初から付けてくれているとありがたいですね。

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