JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

IC-723のAM/FMユニット UI-7 修理

2014-01-25 | Weblog
不動品の UI-7 を入手。

2013年10月14日
のBLOGに書いた IC-723 にはFMユニットが入っていませんでした。

UI-7を実装すると、FMの送受信、AMの送信が出来るようになります。
AMの受信のみはこのユニットが無くても出来ます。

IC-729なら50MHzがあるので、FM、AMで運用する事があるかも知れませんが
IC-723なので、50MHzが無いモデルです。FMで運用出来るバンドが29MHzだけですし、
私はHFでAMを送信する事が無いので、入れる必要は無いとは思いますが、
せっかく入手出来たので修理する事にしました。


IC-723に実装して、通電しながらオシロスコープで信号を追いかけ不良箇所を発見。
無事修理完了。

オプションは単体で入手することが難しいので、出来るだけ現行商品のうちに
揃えておきたいですね。
最近の無線機は、ほとんど実装されていて、それと言ったオプションが無いので
その必要も無さそうですが。


そのままの状態で、すぐに修理に出す

2014-01-24 | Weblog
壊れた無線機を修理して欲しいと、時々依頼が来ます。
故障内容を書いて欲しいと昨年3月3日のBLOGに書いていますが、
詳細をきちんと書いてくる方は1割以下。

・受信できない
・送信できない
・VFOが動作しない

など、こんな簡単な内容しか書いていないのが殆どです
現物が届いて、その詳細を改めてメールでお伺いする事になります。

今回あった一件は、無線機と電源が別になった古い無線機で、電源のコンデンサが
パンクしたので、電源周りの部品を交換して欲しいとの依頼。
2012年3月23日のBLOGをご覧になったようです。
http://blog.goo.ne.jp/jr4gpa/e/5cdf3845f6feac3d8ef343ccd73a7177
この手の電源は、プリント基板化されていないので、非常に時間がかかるのと
電解コンデンサは同じ様なサイズの物を探さないと、取付に細工が必要となるので、入手できる物を
探すのに結構な時間がかかります。

壊れた電源が届いたので、部品を購入する前に、パンクしたコンデンサの状況を見てみようと
梱包を空けた瞬間、 「くさーーーーー!」 すごい臭いです。
ケースを開けて、何処から臭うか、犬のように 「くんくん」 してみました。
私の鼻では、コンデンサからではなく、トランス付近が一番臭います。

「コンデンサがパンク」 と言われていましたが、パンクしたと思われるコンデンサは見つかりません。

ヒューズはどう?とヒューズホルダーのキャップを外すと、ヒューズの姿は無く、さらに良く見ると
ACプラグがありません。切断されています。

メールで
・ACプラグがなぜないのか?
・ヒューズがなぜ入っていないのか?
・パンクしたコンデンサはどれ?
の3点を質問しました。

得られた回答は、
・ACプラグは熱を持ちふくらんだので切断した
・ヒューズは定格の8Aの物が無かったので15Aの物を入れたら、チリチリと音がして煙が出てきた
・パンクしているのは、xx μFのコンデンサである

と言う事で、異常なほどの臭いと、回答内容から修理できない旨をお伝えして、返却となりました。

なぜ修理出来ないか?
それは
・パンクしたと言われたコンデンサはパンクしておらず、煙が出たと言う事なのにコンデンサ、抵抗などに損傷が無い
・トランスから激臭がする
・定格の倍以上のヒューズを入れて、ACプラグが膨らむほどの時間通電し、どこからか煙が出ている

トランスの巻き線にダメージがあると判断しました。
1つのトランスから1000Vを越える高圧を含む複数の電圧を取り出しており、この状態で
もし生きていたとしても使い続けるのは危険です。
トランス屋さんで、トランスのチェックを受けるようにお願いしました。



無線機が壊れた時の鉄則は、BLOGのタイトル通り 
「そのままの状態で、すぐに修理に出す」
・ヒューズが飛んだらヒューズの飛び方を見る、そして電源ON/OFFの繰り返しで細って切れた物か
 異常で切れた物かを判断する。判断が出来ない場合は同じ容量のヒューズを入れて見る
 再び飛んだら、すぐに修理に出す。無駄に触らない事。
・壊れた部品もそのままの状態で外さずに修理に出す
 技術者は、その壊れた部品から不具合を推測できます。外してしまうと重要なヒントが無くなります。
・修理に出す時は、詳細を伝える
 例えば、「受信出来ない」場合、単に受信出来ないだけではなく
 例1.2時間程度運用していて、受信中に突然受信できなくなりました。
 例2.3日前に近くで雷が鳴っていて、アンテナを抜くのを忘れていました。今朝スイッチを入れたら
    受信できなくなっていました。それまではちゃんと受信できていました。
 例3.1時間ほど交信していました。突然すっぱい様な臭いがして来て受信していた信号が
    聞こえなくなり、異常だと思い電源を切りました。
 など、詳細を知らせる事が必要です。





Nattional BEAUTY TOILETTE のリモコン修理

2014-01-13 | Weblog
ウォシュレットのリモコンの修理です。

ファミリーとレディースのボタンは効くが、その他のボタンが効かないとの事。
用を足して、洗浄動作には入れる物の、停止ボタンが効かないので
水を止められず、お尻を浮かせてトイレ本体の 
「人がいなくなったから、水を止めないとトイレが水浸しになるよ!」 と
言う緊急停止を利用して使用されていた模様。
それは不便ですよね。

1階と2階に同じ型式のトイレがあったのですが、1階のはリホームで新調されていたので
リモコンも処分されていると思ったのですが、どうやらリモコンだけは保管しているようで、
試験してみると、そのリモコンでは何も動作しませんでした。
少し前までは、一部機能だけ2階のトイレでも動作していたと言う事でしたので
リモコンコードは同じ様です。

全く動作しない方のリモコンを持ち帰りましたので、修理が終るまで使用できないと言う
事態は回避できました。

スイッチを押してみると、カチカチ感も無くなんか変。
分解してみると、基板上のスイッチのトップが溶けています。
ゴムだったのか、プラスチックだったのかその姿からは想像できません。
足のピッチが同じで、なおかつ基板に実装したあとのキートップからメンブレンパネルまでの
高さがちょうど良いスイッチを持っていましたので交換しました。
全部で8個。画像の右の黒い物体が不良のスイッチ。



リモコンだけではウォシュレットの動作試験が出来ませんが、一応赤外線が出ているかの試験だけしはしておこうと
見てみると、リモコンのスイッチを押さなくても、電池を入れたら何もしなくても赤外線が常時出たままです。
リモコンのボタンを押してみても同じ、ただリモコンのスイッチを押すと押したボタンの横のLEDが点灯しますので
CPU自体は生きているようです。

考えられるのは、ドライブのトランジスタが常時ONになっているのではと言う事のみ。
先日の液晶テレビと同じで、回路図が無いので、赤外LEDから基板のパターンを追いかけて
ドライブするトランジスタを追いかけると、ありました。お前か!
しかし、このトランジスタは不良ではありませんでした。さらにCPUに向かってたどって行くと
もう一つトランジスタがありました。2つの回路を制御しているようですが、何をしたいのかは不明。
そのトランジスタが不良で、常時ONしておりましたので、データブックで規格を調べて、代替のトランジスタで
修理完了。
今度は電池を入れてすぐに赤外線が出たままにならず、スイッチを押すとピカピカしております。
多分これでOKだと思いますが、実際にXYLの実家に行ってやって見ないと、この時点では

「動作するはず」

としか言えません。

今週は、無線機の修理が出来ませんでしたが、違う分野も面白いかなと。
でも、回路図が無い物は簡単な修理しか出来ませんね。
2点とも、簡単で良かった。

Panasonicの液晶テレビ修理

2014-01-11 | Weblog
まずはテレビから修理。

同僚は、修理費にちょっと足すと新品のテレビが買えると言う事で
既に新しいテレビを購入されました。お金を払ってまで修理する気は無いようです。
もし直れば寝室に置くと言う事ですが、もし壊して文句を言わないでねと、壊してもOKの承諾を得て修理着手。

電源基板が疑われます。しかし回路図も無く、どうするかなあと思いましたが
とりあえず、電源を入れて自分の目で確かめてみなくては。
コンンセントを挿してみると、あれれ?表示ランプが点灯するではありませんか。
聞いていた話だと、視聴中に突然画面が消え、表示ランプも点灯していないとの
事でしたが....

運搬中の振動で直ったようです。と、すると半田クラック、コネクタの接触不良が
疑われます。



各部調査した所、スイッチが接触不良を起こしていました。
通常操作するスイッチではないので、常時ON固定で良いか同僚に確認して、OKをもらいましたので
基板上でジャンパーをしておきました。



修理費は 飯でもおごって貰うか!


テレビとウォシュレットのリモコンの修理依頼

2014-01-08 | Weblog
さあ、今年も気合を入れて無線機の修理と思っていたら、とんでもない依頼の連発。

まず年明け一発目は、
正月にXYLの実家に行くと、ウォシュレットのリモコンが言う事を聞かないから見てくれとの依頼。
そんな事なら、電話で先に言ってくれておけば、工具、テスター、オシロスコープ位は
持参するのですが、まともな工具すらない状況では動作確認をする事しか
出来ないので、リモコンを持ち帰って来ました。
その間はどうするか?もう一つトイレがあるので、リモコンが無くても問題ないとの事。

次は、
正月休みの最終日に、携帯電話が鳴りました。誰?
あ、会社の人ね、何だ?
「テレビが視聴中に突然消えたんだけど。」
って言われても、電気店じゃないんで電話の相手間違えてませんかーーーー?
表示灯は点灯しているかと聞いて見ると、何にも点灯していないと。
電源部が壊れたか....
とにかく現品を見ないとどうしようもないので、会社に来る時に持って来てと
お願いして、電話を切りました。

今年はとんでもない幕開けのようです。


謹賀新年

2014-01-01 | Weblog
あけましておめでとうございます。

開局からずっと、休日の夕方のハイバンド中心で運用だったので
ヨーロッパの局はいくらQSOしても点呼状態。
新しい局には殆ど巡り会えません。
そこで、昨年11月の終わり頃から、出勤前に運用してみようと計画。
そうすると、北米中心になるので、新たな出会いがあるかと期待。
結構初めての局に出会えますが、さすがにカリブの局は聞こえていても
パイルには勝てないので、誰も呼んでいそうにないUSAの局が中心ですが
楽しめています。

今年は、出勤前の運用に力を入れて頑張りたいと思います。
いつまで続くか????