JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

FT-5800 修理

2014-10-25 | Weblog
FT-5800 の電源が入らなくなったとの事で、お預かりしました。

修理費、往復の送料を考えると、中古の動作品を購入された方が良いのではないでしょうかと
ご提案しましたが、捨てるにはちょっとと言う事で、見るだけ見て見ましょうと言う事となりました。

お送り頂くと、非常に綺麗で、なるほど捨てるには勿体無いなあと納得しました。
こんなに綺麗だと、作業中に傷を入れたらヤバイなあと緊張します。

電源ケーブルの両端をテスターで見て見ると、内部でショートしています。
どこでショートしているかを探さなくてはなりません。
とりあえず、どのユニット内でショートしているのかを探すために、分解したらこんな事に



わははは、バラバラ!!!


テスターで追いかけ回し、不良部品を特定して交換。

もう一点、FANが回転しないとの事。
温度センサーは60度でONになる物が採用されています。
ドライヤーでセンサーを焙って、ONになるのを確認。そうすると原因は電圧がかかっていないか
FAN自体が壊れているか。それを確認する為に、FANに12Vを直接印加。
ちゃんと回転しています。
そうなると、基板から12Vが出ていない可能性が大。これは組み立ててからでないと
確認できませんので、ここで元に戻す作業に。

組み立て終わって、ちゃんと電源が入るか確認。


お見事、復活!

心配していたFANの電源も生きていました。
ダミーロード相手に、送信・受信を繰り返し、センサー付近が60度になるのを待ちます。
外部の放熱板が触れないほどになった頃、回転を始めました。
FAN制御回路は生きています。非接触の温度計で外部の放熱板を測定すると、触るとアチッと思う位で
55度を示していました。これ位熱くなって初めて回転を始めます。
センサーをもう10度低めにすると使用者の心臓には良さそうですが、このセンサーは上の分解バラバラ画像の
本体シャーシの左下に見える金色の部分ですので、メイン基板の下です。
バラバラにしないといけないので、簡単に交換できる物ではありません。

しばらく連続通電して返却です。

今週も楽しく遊べました。
それで、TS-930S はどうなった? あれは来週以降に...... 終わらんなあー!

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TS-930S 修理 その4

2014-10-18 | Weblog
TS-930S の修理 いつからやってるの、まだ終わってなかったの?
はいその通り。

毎週週末に、いろいろごそごそやっていたのですが、盛り上がると
BLOGの更新が止まるのです......

今やっている事は、パワーアンプユニットのドライブ段のトランジスタが
製造中止で、値段が馬鹿みたいに上がっているので、どうにか
安く出来ないかと言うのを検討しています。
安く入手したトランジスタでうまく行ったと思ったら、28MHz帯で周波数が高くなるほど
パワーが出なくなり、これじゃ使えないと作戦変更したのでした。

WEBを巡って見ると、代替トランジスタで細工をされているのが
見つかりますが、そのトランジスタも製造中止品で、これまた値上がりで
非常に高価。たとえ今入手出来たとしても5年後にはどうでしょうか?
CB全盛期の頃はこの手のトランジスタは沢山出回っていましたが、
今では在庫品が出回っているだけですので、そのうち入手出来なくなるのは
目に見えています。

そこで、現行品でどうにかならないかと。
トランジスタでは見つかりませんが、FETでは見つかりましたので
こいつでやって見ようと思った次第です。
さて、どうなる事か。

IC-721の10Wのユニットの残骸があったので、これを利用して実験開始。

ヒートシンクは実験しまくり感タップリの物。
「パーン」と炸裂しないことを祈りながら、TS-930Sから信号をじわっと入れると
14MHzですんなり15W出てくれました。これならファイナルを押せる!
問題の28MHzは?
28.1MHzで10W
29.9MHzで8.5W
もう少し、どうにかならないか?
試行錯誤の末、29.9MHzで10W出るようになり、他のバンドもパワーが
上がったのですが、時々発振してしまう事があり、定数を最初との
間位に持ってきて、29.9MHzで9Wで妥協。

色々データ取りをしなければなりませんが、とりあえず爆発せず?
発振せず、パワーが出ると言う確認が出来たので、大きな前進だと思っています。
甘いか????

実際にMRF485と置き換えて、どうなるかですが、それは来週以降の
お楽しみ。


9月6日のBLOGのトランジスタよりは優秀のようで、発振させてしまったり
部品を間違えて付けて電源供給してしまったりしましたが、「タフ」です。
壊れませんでした!



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ヘッドホン HP-AL600 修理

2014-10-15 | Weblog
息子が iPhone で音楽を聴いているヘッドホンの片側から音が出なくなったと。
どれどれと、音楽を流したまま、電線をごそごそするとピンポイントで聞こえる
位置がある。どうやらボイスコイルの断線ではなく、ケーブルのようで、分解する事が
出来ればどうにかなりそう。

「こんなの朝飯前だ!」 とは言ったものの、朝飯はしっかり食べてから....


早速分解


分解した方にLとRの信号が入って来て、そこを中継してR側に信号が行く構造。
そのL側の根元で切れているようなので、L側だけ分解して、断線部分を
カットして短くしてやれば良いかとカットして行くも一向に断線している部分に遭遇しない。

仕方ない、渡りの線を新品に交換する事に。
R側も分解


という事で、電線を新調して修理完了。
「朝飯後でした」


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TS-590SG

2014-10-03 | Weblog
TS-590SG   TS-590DG   TS-590VG
が11月上旬に発売されるとの事。
http://www2.jvckenwood.com/products/amateur/hf_allmode/ts_590g/

初代TS-590にもソフトウェアで実現出来る一部の機能はファームアップで対応だそうです。
http://www2.jvckenwood.com/products/amateur/hf_allmode/ts_590/ts590v2_j.html

TS-570S が TS-570SG になった時を思い出します.....

いっそデザインを変えて、違う型式で出した方が売れるのじゃないかと
思いますが、素人考えでしょうか?
 

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