本業が忙しいので、趣味の無線機の修理どころではないのですが、掃除機は無いと困るだろうと
無理やり時間を割いて調査しました。
アイリスオーヤマ社製 掃除機 PCC-100CTK-D が掃除中に突然停止したので見て欲しいと同僚からの依頼。
まだ非常に綺麗で、そんなに使い込まれている様子ではありません。
購入して1年ちょっとだそうですので、そんなにボロボロになるわけありませんね。
さあ、何が壊れたか?
ON/OFFだけとかHI/LOWの切り替えとかではなく、スピードコントロールが出来るようで
スライドボリューム式でした。
とりあえず確認の為、電気を入れて見る事に。
すると電源表示灯が点灯しました。良くあるコンセントのプラグの根元が断線と言う様な単純な故障では無さそうです。
スライドボリュームでスイッチをONするもモーターは回転しません。さらにスライドボリュームを動かしても変化はありません。
スライドボリュームの不良かどうか、テスターでチェックすると、ちゃんと抵抗値は変化しています。
こうなると、本体の異常です。
オーナーさんに、分解して良いか確認すると、保証期間が過ぎているので、修理代を払うなら
新しいのを購入すると言う事でしたので遠慮なく分解。
分解すると、コントロール基板が姿を現しました。部品の破裂、損傷は無く、目視しても
ハンダクラックはありません。そうなるとモーターか、基板上の部品が静かに壊れたかしか
ありませんが、その切り分けをどうするか。
モーターの結線を外して、代わりにに白熱電球を付けて確認するのが一番手っ取り早いのでやってみると
白熱電球が点灯して、スライドボリュームの位置に応じて、明るくなったり暗くなったりしています。
あーーーーー駄目だ。モーターの故障です。
と、いう事で粗大ごみ決定とオーナーさんに詳細を報告。
1年ちょっとで壊れるとは、と残念がられておりました。
次は、某超有名メーカーの掃除機を5年保証を付けて買うそうです。
捨てるのだったら、基板は生きていますから頂戴しました。
ケースに入れて、調光器に仕上げる予定。