JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

TS-940S 修理 その3

2017-04-30 | Weblog
TS-940S の修理の続きです。

バックアップ用の電池がカラッポになっておりましたので交換です。
一度交換すれば10年は大丈夫でしょうから、タブ付きの電池でも
良いのですが、その価格がソケット+¥100ショップで売られている電池より
高いので、最近ではソケット式にしています。


サブディスプレーの電池も、同じように交換しました。


TS-940の有名な 「FET実装ミス」 もRFユニット、IFユニット共に直しておきました。



電源部のファンが ガラガラ 言ってうるさかったので、分解して注油。
静かになりました。
ファンのケース内部、羽に凄い量のホコリが詰まっておりましたので清掃。

各部調整をして、ただいまラジオ代わりに色々な周波数で
問題が出ないか確認中。

置き場所がないので、これもまた近いうちに私のHPで
嫁ぎ先を探さなければ.....

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TS-940S 修理 その2

2017-04-23 | Weblog
TS-940S の修理の続きです。

AMが受信出来ないのを調査。
SGから信号を入れると、Sメーターは信号の強度に応じて動作していますので
音が出ないだけのよう。
回路図片手に信号を追いかけると、IFユニットのあるポイントで信号が途切れます。
え、ここはパターンで繋がっているだけで、部品は通っていないのだが。
基板をひっくり返して見ると、パターンが切れておりました。
電線でジャンパーして電源を入れると、音が出るようになりました。

周波数表示部の前の色のついたアクリル板とその前の透明のアクリル板の間に
ごみが入っているのですが、これが目障りなので取り外して清掃。
綺麗になりました。

ちょっとファンの音がうるさいので注油をして、各部調整をします。

やっと終わりが見えて来ましたが、まだ何があるかわかりませんので
最後まで気が抜けません。




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TS-940S 修理

2017-04-16 | Weblog
TS-940S の修理です。
送受信不能と言う事で購入していたのを引っ張り出してきました。

致命的な故障なら、部品取用と決めて購入したので直らなくても
ショックは小さいでしょう....

送受不能の原因は、PLLのアンロック。
調整するとロックして、表示が出るようになりました。
と、書けば簡単そうですが、複数のPLLのUNLOCKが集まって
UNLOCK信号になっています。CPUからすれば、
1つがUNLOCKを出してもUNLOCK
2つがUNLOCKをだしてもUNLOCK
全てがUNLOCKをだしてもUNLOCK
なのです。1つUNLOCKですよとか、3つUNLOCKですよとは
表示されません。通常1つUNLOCKになれば使えないですから
修理しますので、そんな機能は必要ないのですが、普通の方は
複数のUNLOCK信号が集まっているなんて知らないので
誰かの書いたHPを見て、コアを調整されたようで、2箇所から
UNLOCK信号が出ていました。
根拠も無く、HPだけを見て、この人はここを調整したら直ったと
書いているから、自分のもここだろうなんて調整をすると、
せっかくLOCKしてた箇所を自分でUNLOCKにしてしまい
UNLOCKが2箇所になって、測定器無しでは元に戻せなくなります。
HPにここを回したら直ったと言う情報だけで、自分でやれば¥0で直るから
なんて適当な事をやると、修理を難しくしてしまいます。




受信感度は問題ありませんが、AMにすると音が出ません。
これは最後に調査する事にして、前に進みましょう。

送信は、モードにより100W出ていたり、30Wしか出なかったり。
何じゃこりゃ?

訳あってそのように調整されたのか、あちこちの回転出来るものを
つつき回したのかは不明ですが、それらの調整箇所を触られている感じです。
調整して、全てのモードで100W出るようになりました。



今週はここで時間切れ、来週はAMが受信出来ないのはなぜかを
探しましょうか。













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FT-767GXX 修理

2017-04-09 | Weblog
FT-767GXX の修理です。

先日、私のホームページの「売ります」に掲載していた無線機を
購入希望され、その代金の一部にして欲しいとの依頼で
私の元にやって来ました。

その時のメールでは
・HF 送信不可
・50MHzユニット入り 他のユニットは無し
・50MHz 送受信不可
・手持ちのバンドユニットを入れても感度が悪い
との事。

お送り頂いたのでチェックして見ると、聞いていた事以外にも
・VFOが周波数ダウン方向にはミスカウントで移動量が1/3程度
・MONIスイッチを入れてもCWでサイドトーンが出て来ない
・フロントパネルの固定ネジが1本ネジ切れていて頭がないのが埋まったまま
・上面カバーの塗装がサビでボコボコ
・側面の足が1個無い
・フロントパネルのスイッチのクスミがかなりひどい状態

と、普通に昨日まで使われていたと言う状態ではありません。
壊れて長期保管していて引っ張り出して来たか、部品取用で購入されたか
オークションで入手されたか、その辺は聞いていませんので、あくまでも想像の域。

いきなり分解して部品取用のパーツにしよかとも思いましたが
ここまで壊れるとは、いったい何なんだろうと、それが知りたい!と
修理魂に火が付いてしまいました....


まずは、感度を確認。HFは各バンド大丈夫ですが、50MHzは
感度極悪。聞こえない事はありませんが、40dBは低い感じ。

送信はHF全てと50MHzで全く電波が出ません。
モードを替えても同じ。

50MHzはバンドユニットなので、外してしまってHF機と思えば良しとして
HF帯の送信が出来ないのを修理する事に。
パワーアンプかその前かを切り分けして見ると、パワーアンプは
生きていましたので、RFユニット以前の問題のようです。
信号を追いかけると、動作していない部品にたどり着きました。
交換すると、HF帯もパワーが出るようになりました。



基板をひっくり返してびっくり。試作基板ですか??


バブルの頃の無線機は、各社こんな感じのが多かったですね。
試作段階で、基板を大量発注したんでしょうね。
完璧になって発注していると、他社に負けますからね。
とにかく 売る、売る、売る!
動かなければ、あ、しまった、ココをカットしてこことここを繋いどいて。
え、まだ動かない、おかしいなあ。あ、ココとココの間に抵抗入れといて。
え、そこもおかしい、じゃあコンデンサをここにいれといて。が、延々続くと
こんな基板になるんでしょうね....


部品交換で送受信が出来るようになったのですが、VFOが異常なのは
修理していて一番イライラします。
サービスマニュアルには周波数をxx。xxxMHzに合わせて、XXを調整しろと
書かれていますが、その周波数にVFOで移動するのに、VFOの
回転に応じて動作してくれないと、なかなか移動できません。

VFOを摘出してびっくり。

旧歴代オーナーさんの仕業ですね。コネクタが簡単に外せない位置にあるので
途中でカットして作業後に元に戻されたのでしょう。危ない、危ない。
素人半田&チューブを通しただけです。

どうせ修理後も部品取用になるのに、ここまでやるか?
はい、やってしまいました。収縮チューブで処理をしました。


フォトセンサーの洗浄と、位置合わせをしたら、回転角度に応じて動作するようになりました。

今日はこの辺で時間切れ。
来週は、MONIの不具合、50MHzユニットを調査してみようと思います。
まだまだ不具合が出てきそうな予感がします。

この無線機で実際に運用する訳ではないのと、筐体の塗装、フロントパネルのボタンの程度が悪い
などなど、ブサイクなので修理はこの辺にして、各部調整も止めて、パワーアンプとLPFを摘出し
100Wリニアを作るのも楽しそうですが。
いやいや、MRF422 x 2なので200Wリニアが出来そうです。
どうしようか悩んでいる時が、一番楽しいですね。




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TS-180S 修理 その2

2017-04-02 | Weblog
TS-180S の修理の続きです。

バラバラにして放置していたカウンターユニットを組み立てて、元の位置に戻し
正常である事を確認して、送信の音声が途切れるのを探します。

ダミーロードとマイクを繋いで確認しようと思ったのですが
ダミーロード、パワー計が繋がっている同軸ケーブルをTS-180Sの
リアパネルのコネクタに繋いでいると、無線機側のコネクタがガタガタで動きます。
同軸コネクタを固定しているネジが緩んでいます。
これでは正常にアンテナと繋がりません。
専用工具でしっかりとネジを締めて、マイク端子に信号を入れて
パワーを10Wにして15分の連続試験で、隣の無線機で受信していましたが
音声が途切れる事はありませんでした。
100Wにしてマイクを繋いで、「本日は晴天なり.....」を3分。
音声は途切れません。これでオーナーさんに送り返し、実際に運用して
もらって動作確認をしてもらいましょう。

各部調整をしましたが、結構ズレていました。



最後に各アマチュアバンドのパワーを確認していると、28MHzだけ50Wの
ままでしたので、100Wに改造して終了です。

さて、次は何を引っ張り出して来ようか。

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