JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

IC-780 修理 その3

2016-03-27 | Weblog
一応送受信は出来ているようなので、調整をする事に。

まずは基準周波数の確認。
前回 2012年11月26日にメンテナンスしたIC-780は随分苦労したので
今回も心配しましたが、今回はフロントパネルのボリュームで合わせる事が出来ました。

マーカーを入れて、モニタースコープの表示を見ると、随分とズレています。
センターにないといけない「山」がプラス方向に2.5KHz程度ズレています。


調整しました。
しかし、この中心周波数を調整するコイルはクリチカルで、中心に持って来るのは
相当苦労します。画面を見ながらコイルを回します。コイルの回転角度をもう3度回転、
2度回転、もう1度で中心に来ると思ったら、センターがピョコッと飛んでみたり。おいおい。


プラスマイナス25KHz離れた位置の設定がVRで出来るのですが、左右のバランスが悪いのです。
マイナス側がもう2KHz程マイナス方向に寄って欲しいのですが。片側ずつの調整が出来ません。
その周波数に自動で飛べる訳ではないので、20KHz位下に何かいるなあ程度の
目安と言う事で、妥協。

7MHz CWを受信してスコープで見てみましたが、何を表示しているやら。
中心周波数から下にはCWが沢山聞こえていました。
モニターを見るだけでは、何がなんだかさっぱり分かりません。
サンプリング速度が遅く、表示間隔が荒いので仕方ないですね。
最近の無線機と比較してはいけません.....


AMやFMだと役に立ちます!
中波帯AMラジオだと、はっきりとどこに電波が出ているか分かります。
連続でキャリアが出ていれば、ちゃんと強弱がわかるのですが、
SSBやCWだとサンプリングした瞬間の強さですので。


重量物なので、あちこち調整しようとすると、あー、その基板は下側になっている
面にあるよなあ、ひっくり返すのか。とあまりの重量にため息がでます。
とにかく重い。

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IC-780 修理 その2

2016-03-20 | Weblog
FT-747GXの修理が終ったので、その前にやっていた
IC-780を作業デスクに戻し、修理再開です。

REG UNITの壊れていそうな部品をチェック。
パターンが吹き飛んでいたラインはここだから、この部品が
壊れているかも知れない、ここはどうかと怪しい部品を1つずつチェックして
行きますがどれも問題なし。
電気を入れたい所だが、危ないので慎重に作業。

PI UNIT単体で動作させて見ないと危険です。
いきなりAC100Vを突っ込むのも気持ち悪いので、
1/5のAC20Vで確認。各部AC20Vで動作させるに見合った電圧が
出ていますので、問題無しと判断。
いよいよAC100Vを入れて見る事に。
これも問題なかったので、REG UNITを繫いで電源投入。
全てを繫ぐと危険ですので、回路図を見ながら順番に
コネクタを挿しながら電圧チェックです。
これも問題無さそうなので、ファイナルユニット以外のコネクタを繫いで電源投入。
ヒューズが飛ぶ事無く、電気が入りました。
モニターはブラウン管なので、画面が出るまで時間がかかりますので、
異音、異臭がしたらすぐに電気が切れるようにしながら
画面が出るのを待ちます。ほんの十数秒ですがやけに長く感じます....
無事画面も出て周波数を表示しました。
マーカーをONにすると、信号がモニタースコープに表示されています。


次は受信感度の確認。
SGから信号を入れて14MHzを確認して見ると、感度良く聞こえています。
各バンド異常なし。

いよいよ最後の作業です。ファイナルユニットに電源を供給して14MHz CWで送信をして見ます。
DRIVEを絞って、ダミロードを繫ぎ送信して見ると、パワーメーターが振れました。
電波が出ています。DRIVEを徐々に上げて行くと100Wを超えています。
他のバンドも確認し、異常の無い事を確認。

ここで、液漏れするFINAL UNITの電解コンデンサを交換。
古いシリコングリスを吹き取り、新しいものをタップリと。

細かな調整は後日。

部品取りのつもりで購入したのですが、現役で使えるように
なりそうです。良かったんだか、悪かったんだか。。。。

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FT-747GX 修理 その2

2016-03-13 | Weblog
先週修理したFT-747GXは、気になる点が一つ。

パワーコントロールボリュームを最大にすると、130W位出ています。
この部分については、調整して欲しいとの要望はありませんでしたので
勝手に調整する事が出来ません。何か理由があって最大にされているかも
知れません。
メールでどうしますかと土曜日の17時頃尋ねましたが、100Wに調整して欲しいと
返事が返って来たのが月曜日の朝9時頃でしたので、5日ほど寝かせる事になりました。
平日は、仕事から帰ると一杯飲みます。酔っ払っての作業は壊してはいけませんので
やっておりません。

どこか1箇所でもを触ると、1週間の通電確認をする事に
しておりますので、返却予定は1週間後ろにズレます。

一段落した所で、IC-780の修理に移ります。
PI UNITは先週の作業で、修理出来ていると思いますので、REG UNITの点検をして、
電源投入へと進んで行きます。
ドッカーーーン!と大爆発しないように、慎重に作業しましょう。
どうなりますか....




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FT-747GX 修理

2016-03-06 | Weblog
FT-747GXの修理です。

先週の続きでIC-780の修理をしようと思いましたが
メーカーで修理不可と言われ、修理をお願い出来ないかとの
事ですので、IC-780は来週に回す事にしました。

と、言う事は作業デスクから分解しているIC-780を
どこかに移動させなければならないのですが、重いのと
大きいのと、さらに分解してあるので大変!
FT-747GXの修理が終ったら、またIC-780を元の修理デスクに
運ぶ。うーーーん.....


FT-747GXの状況は、
「7MHzSSBで送受共温まると周波数が変動する」
との事で、調査開始。
他のバンドはどうか、他のモードではどうかなど情報がありませんので、
とりあえず7MHz LSBで通電して動作試験。

なるほど、これじゃ使えないなあ。
不良部品の交換をしました。



再調整をして7MHz LSBでJA8の局がCQ コンテストと叫んでいるのを
ダイヤルを止めて2時間ほど聞いていましたが、問題なし。


さらに1週間程度確認して、異常が無ければ返却しましょう。


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