FT-747GXの修理が終ったので、その前にやっていた
IC-780を作業デスクに戻し、修理再開です。
REG UNITの壊れていそうな部品をチェック。
パターンが吹き飛んでいたラインはここだから、この部品が
壊れているかも知れない、ここはどうかと怪しい部品を1つずつチェックして
行きますがどれも問題なし。
電気を入れたい所だが、危ないので慎重に作業。
PI UNIT単体で動作させて見ないと危険です。
いきなりAC100Vを突っ込むのも気持ち悪いので、
1/5のAC20Vで確認。各部AC20Vで動作させるに見合った電圧が
出ていますので、問題無しと判断。
いよいよAC100Vを入れて見る事に。
これも問題なかったので、REG UNITを繫いで電源投入。
全てを繫ぐと危険ですので、回路図を見ながら順番に
コネクタを挿しながら電圧チェックです。
これも問題無さそうなので、ファイナルユニット以外のコネクタを繫いで電源投入。
ヒューズが飛ぶ事無く、電気が入りました。
モニターはブラウン管なので、画面が出るまで時間がかかりますので、
異音、異臭がしたらすぐに電気が切れるようにしながら
画面が出るのを待ちます。ほんの十数秒ですがやけに長く感じます....
無事画面も出て周波数を表示しました。
マーカーをONにすると、信号がモニタースコープに表示されています。
次は受信感度の確認。
SGから信号を入れて14MHzを確認して見ると、感度良く聞こえています。
各バンド異常なし。
いよいよ最後の作業です。ファイナルユニットに電源を供給して14MHz CWで送信をして見ます。
DRIVEを絞って、ダミロードを繫ぎ送信して見ると、パワーメーターが振れました。
電波が出ています。DRIVEを徐々に上げて行くと100Wを超えています。
他のバンドも確認し、異常の無い事を確認。
ここで、液漏れするFINAL UNITの電解コンデンサを交換。
古いシリコングリスを吹き取り、新しいものをタップリと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/e2/b550e13d871f2e19af982f243fea74f3.jpg)
細かな調整は後日。
部品取りのつもりで購入したのですが、現役で使えるように
なりそうです。良かったんだか、悪かったんだか。。。。