JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

TS-850V 整備 その2

2011-09-25 | Weblog
ケースを開けたついでに他もチェックして見ると、さっき交換した
液漏れするのと同じコンデンサが沢山付いたサブ基板を発見。
やはりこれも液漏れしています。
実装面積を減らすための苦肉の策でしょうか、基板に垂直に
半田付けされたサブ基板が一杯あり、その中の一枚です。

そのままでは部品交換出来そうも無いので、メイン基板に半田付けしてある
リード部分の半田を吸い取り、メイン基板から外してサブ基板の問題の
電解コンデンサを交換しました。
これも表面実装タイプですが、スルーホールタイプの電解コンデンサの足を
曲げて短く切断して実装しました。
車載用なら問題があるかもしれませんが、固定で使用するので
トップヘビーでも問題ないでしょう。



写真の赤で囲った部分ですが、電解コンデンサが団子状態です。
TS-850S Limitedでは背の低い違うタイプの
電解コンデンサが実装されていて、液漏れはしていませんでした。

作業終了で、通電して動作確認をしましたが、またここで別の問題が。
いつになったら終了するやら。

続きはその3で。


TS-850V 整備 その1

2011-09-24 | Weblog
DDSのICに爆弾を抱えているとの噂のTS-850を確認。
同じICが1台に4個使われています。
私の2台の850は、爆弾を抱えているYM6631なのか、改良版のYM66312なのか。

まず、TS-850S Limitedを確認すると、改良版のYM66312で
一安心。Limitedは最終バージョンですので、まず問題ないと思っていたのですが
問題はTS-850V。これはQRPマシーンとしてそのうち使おうと思い、
5Wに調整して、棚の飾りになっていた物で、動作するかどうか不安でしたが
通電してみると、問題なく動作していて一安心。
分解して確認すると、改良版のYM6631でした。しかし半田を外したような跡が
あるので、前オーナーが修理に出したのかも知れません。



やれやれ、入手困難なICが改良版なので良かったと行きたいところですが、
目を疑う光景が。電解コンデンサが液もれしています。
貴重なDDSのICのピンも変色している所があります。
早く対処しないとヤバイ!
基板を摘出して、電解コンデンサを全て交換、さらに洗浄しておきました。
コンデンサは表面実装のタイプですが、基板の上の空間は余裕がありますので
スルーホールタイプの電解コンデンサの足を加工して実装しました。(全部で11個)

ついでに同じDDS ICを2個使っているTS-690Sも分解して確認。
これも改良版でしたのでラッキーでした。

これで安心と思ったら、さらに悲劇が......
続きはその2で。

TR-9500G レピーター対応改造

2011-09-11 | Weblog
TR-9500Gで88.5Hzのトーンが出せるように改造しました。

別基板でトーンユニットを製作すると言う方法が一般的ですが、
基板には海外仕様の1350Hzを作るためのスペースに
部品が実装されていないので、その部分が大きく空いています。
このスペースに部品を実装して見ました。
赤で囲んだ部分がそれです。



発振はPICにプログラムを焼きこんで、出力を波形整形
そして増幅。
出力レベルは、他の無線機でモニターしながらブーーンが聞こえなくて、
レピーターに安定してアクセスできるポイントに調整。
完成!

TR-9500G 改造

2011-09-10 | Weblog
只今改造中





そうか、この当時の無線機は、レピーター用のトーンユニットはオプションだったんですね。
レピーターにアクセスする事は無いのですが、無いよりはあった方が良いかな。
今更オプションは手に入らないでしょうし、作りましょうか。

PTT 接触不良

2011-09-05 | Weblog
オールアジアに参加。土曜日は台風でアンテナを上げられず、
屋根すれすれのアンテナで参戦。飛ばない、飛ばない。
QRZ?すら返って来ず、無視される事いっぱい!

日曜日は風が殆ど吹いていなかったので、アンテナを上げて
今日こそは張り切っていたが、マイクのPTTの調子が悪い。
スイッチの中心を押すと送信にならず、スイッチの右下を
押すと送信になる。他のマイクに変えると言う手もあるが
面倒なので、誤魔化しながら最後まで運用。

今日分解して見ると、無線機のフロントパネルに良く使われている
タクトスイッチが使われていて、接触不良の模様。
手持ちがあったので交換すると快適に。
そんなに酷使しているわけではありませんし、何年も
放置したわけでもなく、あまりにも寿命の短いスイッチでした。
刻印を見てびっくり、国内の有名メーカー。こんなのが
無線機のフロントパネルに実装されていたら、あちこちで
接触不良の話題で大騒ぎでしょうが、あまり皆さんが使わないような
マイクのPTTだから、そんなに被害数は多くないかな。

コンテスト中に海外の局が、フォネティックで 「アイコー」と
言っているので、 I? A? いや 「マイケルジャクソンの マイコー」か?
じゃあ M? と色々考えるも分からず。何度聞いてみても 「アイコー」 なんですよね。
いつまで聞いていても分からないので、呼んで確認すると E だそうで、
「アイコー」ではなく「エコー」と言っていたようです。
AAだから良いでしょうけど、 WWだったら世界中の局が減点ですね。
あれを E だと思った局はどれくらいいるのでしょうか.....

TS-690S コンデンサ交換

2011-09-02 | Weblog
液漏れすると知られている TS-690S のAF部の電解コンデンサを交換。



私のも見事に漏れておりました。さらにこのコンデンサに周辺に飛び散ったように
電解液が数箇所に点在。
基板洗浄をして、電解コンデンサを交換。運が良かったようで、パターンは切れていないようで
動作試験を行いましたが、不具合は見つからず。

早かれ遅かれ何れ不具合が起きると分かっている無線機は、部品入手が出来るうちに
対処しておいた方が良いですね。電解コンデンサならいつでも手に入りますが
IC-732,736のように、表示が点灯したままになってくると
何が表示されているかサッパリ分かりません。
私のIC-736はICOMにまだ部品があるうちに入手しておいたので
交換して甦りましたが、最近ではハムショップの中古コーナーや
オークションで表示部入手不可で現状でと言う物が出て来ております。
PCでコントロールして使うか、FT-817のリニアに変身させるか
位しか使い道を考え付きません。