JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

FT-757GX 修理 その2

2020-03-28 | Weblog
FT-757GX の修理の続きです。

表示は出るようになって、受信は出来ているのですが送信が出来ません。

ジャンクとして購入しているので、何が飛び出すかが分かりません。
ファイナルのトランジスタが飛んでいるかもしれませんし、半田クラックかも知れません。
さあ、調べよう。

とりあえず、RFユニットの出口で信号があるか?
残念、ありません。
と、するとファイナルの石は生きている可能性が出てきました。
期待大!

色々調べると、送信時に電圧が出て来ないといけない所が 0(ゼロ)Vです。
これだ。なんで電圧が出て来ないのか?
回路図片手に追いかけて行くと、トランジスタにたどり着きました。
その周辺を測定すると、そのトランジスタを動作させようと、信号は
来ていますが、トランジスタが動作していません。
みーつけた!

しかし、いきなり交換しても、壊れた原因を見つけないと、またすぐに壊れる
可能性があるのでその周辺をさらに調査。
おっと、ヤバイッヤバイ。その先のダイオードがショートしていました。
なるほど。
ダイオードショート ---> トランジスタの定格オーバーで破壊 ---> 送信時に電圧がかからないので動作しない
と言う事です。
ダイオードがオープンで壊れてくれればよかったのですが、ショートで壊れたので
トランジスタも道連れにしてしまったようです。

故障個所のダイオードはLPFユニット内



トランジスタはファイナルユニット内


外すの大変!


部品交換をして、送信時に正常な電圧が発生していることを確認。
いよいよファイナルユニットに信号を入れてやります。
見事に100W出てきました。
ふーーーーー。  良かった。

ファンがカラカラうるさいので、分解して注油。


これでやっと各部調整にかかれます。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« FT-757GX 修理 | トップ | TS-830S 修理 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事