JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

修理依頼は、2013年3月3日のBLOGの内容をご覧になり、メールにてご連絡ください。

IC-760 4台目 返却

2013-12-07 | Weblog
IC-760PROの修理を終え、返却しようとケースを元に戻し最終試験。

パワーON、SGから信号を入れても あれれ?受信していない。送信もNG。
何で?

調べてみると、PLLのSUB LOOPがUNLOCK。不具合の元はこの基板に。




そう言えば、修理依頼された時に、受信が出来ないと伺っていた。
到着してSGから信号を入れると30dB程感度が悪いが受信は出来ていた。
依頼内容は感度が悪いではなく、受信できないのはず、何か違わないか?

と、すると今回の返却前に起こった全く受信しないってのが修理依頼の内容と一致。
PLLのSUB LOOPがちゃんとLOCKするように修理し、一件落着。

整理すると、
 受信出来なくなったので修理依頼
        ↓
 運送業者のトラックで揺られる間に、今まで良かったRFユニットが故障
        ↓
 届いてすぐ30dB感度が悪いので、その部分が不具合の原因と勘違いし修理
        ↓
 修理依頼の原因となるPLL SUB LOOPのUNLOCKが当方では一度も出ていないので
 気付かず修理完了、問題なし、返却しようとケースを戻す 
        ↓
 ここで初めてPLLのSUB LOOPがUNLOCKになる
        ↓
 その部分を修理し、修理依頼の不具合部分と運送中の不具合の両方が良くなり、修理完了
と、こういう事です。

しかし、運送中の不具合発生はこれだけではありませんでした。

依頼者に返却すると、メーターのランプが点灯しないとの事。こちらで修理中はちゃんと点灯していて
一度も不具合はありませんでした。と、言う事はまた運送中に今まで良かった所が故障。
電球のフィラメントが切れたのか、基板上のコネクタの半田にクラックが入ったのかは不明ですが
古い無線機は、運送中にこんな不具合が出ると言う事も頭に入れておく必要があります。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする