歌舞伎を観に青森市文化会館に行ってきた。
平日の18時からというキツめな時間だったから、多分客入ってないだろうから当日券目当てで行ったが、もちろんガラガラだった。ま、昼公演もあったから客が割れたというのもあるだろうが、青森の歌舞伎公演はいつもガラガラです。でもさすがに成田屋公演で団十郎と海老蔵が来た時は結構客いたけどね。
昼公演も観た兵の友人と合流してガラガラの二階席に座る。
そんなこんなで開演です。
第1部「正札附根元草摺」
囃子と舞踏の短めの舞台。
囃子連中の雛壇が二つに割れ、真ん中から片岡愛之助と片岡孝太郎が登場。ニクイ演出である。
愛之助扮する曽我野五郎時致と孝太郎扮する舞鶴の鎧の取り合い。
舞いより、囃子のリズムがカッコいいなと思いながら観てた。
休憩中にガラガラの一階席へ移り、S席あたりのかなり舞台から近い席で観ることにした。
第二部「義経千本桜」より三段目
超有名らしい「いがみの権太」の件。中村勘三郎が権太を演じてたのをチラッと観たことある。
第一場「茶店の場」
片岡仁左衛門扮する権太の悪行甚だしき、しかし妻子の愛情感じる振る舞いが物語後半への布石。
片岡愛之助扮する家臣の主馬小金吾の縄取りのスパイダーマン顔負けの演出も見事であった。
第二場「鮨屋の場」
平維盛(片岡秀太郎)は弥左衛門(坂東竹三郎)の鮨屋に匿ってもらっており、娘のお里(片岡孝太郎)と婚約していたが、偶然にも妻の若葉の内侍(市川高麗蔵)と子の六代に会う。事情を知ったお里は三人を逃がす。
維盛の生存が知られた為、主馬小金吾の首を身代わりに差し出そうと画策した弥左衛門の話を権太は盗み聞きし、金儲けの為に維盛を差し出そうとする。
平維盛の生存を知った梶原景時(片岡愛之助)は鮨屋に乗り込むが、権太は小金吾の首と、自分の妻・小せんと子・善太を若葉の内侍と六代の身代わりに差し出し、維盛の恩を報いる。
それを知らぬ弥左衛門は権太を刺し、悲劇の結末を迎える。
真性の悪者の権太が急激に善者になるから、感動は出来なかったけど、演者の迫真の芝居は見事なものだった。
孝太郎の女形もコミカルで笑えた。
「松嶋屋」の伝統的な歌舞伎の真髄を味わえた様な見事な演劇でありました。
平日の18時からというキツめな時間だったから、多分客入ってないだろうから当日券目当てで行ったが、もちろんガラガラだった。ま、昼公演もあったから客が割れたというのもあるだろうが、青森の歌舞伎公演はいつもガラガラです。でもさすがに成田屋公演で団十郎と海老蔵が来た時は結構客いたけどね。
昼公演も観た兵の友人と合流してガラガラの二階席に座る。
そんなこんなで開演です。
第1部「正札附根元草摺」
囃子と舞踏の短めの舞台。
囃子連中の雛壇が二つに割れ、真ん中から片岡愛之助と片岡孝太郎が登場。ニクイ演出である。
愛之助扮する曽我野五郎時致と孝太郎扮する舞鶴の鎧の取り合い。
舞いより、囃子のリズムがカッコいいなと思いながら観てた。
休憩中にガラガラの一階席へ移り、S席あたりのかなり舞台から近い席で観ることにした。
第二部「義経千本桜」より三段目
超有名らしい「いがみの権太」の件。中村勘三郎が権太を演じてたのをチラッと観たことある。
第一場「茶店の場」
片岡仁左衛門扮する権太の悪行甚だしき、しかし妻子の愛情感じる振る舞いが物語後半への布石。
片岡愛之助扮する家臣の主馬小金吾の縄取りのスパイダーマン顔負けの演出も見事であった。
第二場「鮨屋の場」
平維盛(片岡秀太郎)は弥左衛門(坂東竹三郎)の鮨屋に匿ってもらっており、娘のお里(片岡孝太郎)と婚約していたが、偶然にも妻の若葉の内侍(市川高麗蔵)と子の六代に会う。事情を知ったお里は三人を逃がす。
維盛の生存が知られた為、主馬小金吾の首を身代わりに差し出そうと画策した弥左衛門の話を権太は盗み聞きし、金儲けの為に維盛を差し出そうとする。
平維盛の生存を知った梶原景時(片岡愛之助)は鮨屋に乗り込むが、権太は小金吾の首と、自分の妻・小せんと子・善太を若葉の内侍と六代の身代わりに差し出し、維盛の恩を報いる。
それを知らぬ弥左衛門は権太を刺し、悲劇の結末を迎える。
真性の悪者の権太が急激に善者になるから、感動は出来なかったけど、演者の迫真の芝居は見事なものだった。
孝太郎の女形もコミカルで笑えた。
「松嶋屋」の伝統的な歌舞伎の真髄を味わえた様な見事な演劇でありました。