客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

Q 客室乗務員は保安要員という専門職だと言われますが、その根拠になるものは何ですか?

2007-02-15 23:37:33 | なんでもQ&A
A  客室乗務員の任務にかかわる規定は、国際民間条約付属書で、
  緊急時の職務の担当、避難誘導、訓練等について明文化されて
  います。また、航空法という法律の第104条、施行規則第214条
  で規定しています。これらの位置づけから、客室乗務員の保安任務
  は、航空法に規定された機長の権限を代行する任務、機長の指揮
  権の継承を求められている任務です。

   一般にはまだCAを、飛行機に乗っているウェイトレスのように
  思う人も多いと思います。でも機内で火災が起これば消防隊を呼ぶ
  ことは出来ず、自分たちで火災に対処しなければなりません。急病人
  が出れば救急車を呼ぶことは出来ず、自分たちで酸素吸入や蘇生法
  を施さなくてはなりません。最悪の場合、緊急事態が起これば乗客を
  安全に脱出させられるかどうかはCAの手にかかっています。CAが
  乗務しているのは本来サービスのためにではなく、乗客の命を救う
  ためということが、法律で規定されています。

   ところが現状は保安よりサービス優先だったり、1日4~5回もの
  乗務でくたくたになり、イザという時に力が発揮できるか不安という
  声も多くのCAから出されています。法にてらして本来の任務がきち
  んと遂行できるよう、みんなで声をあげていきたいですね・・・。
   







  

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1 コメント

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JALFIOの個人情報収集流失事件 (元客室乗務員A)
2007-03-01 04:54:44
JALの元客室乗務員です。生き生きとした素晴らしいブログですね。タブーとされてきたJALの労務政策も「JALFIO内部からの告発で、会社組合一体となった異常な世界・個人情報収集隠匿流出事件」で、社会の目の前に暴かれてくることも時間の問題になってきました。JALであれANAであれ「日本の翼」は、「安全と快適」を失っては、話になりません。私も「ふうふう」いいながらもがんばりたいと思います。仕事は、航空の現状をメディアを通じて、コメントしています。
陰ながら皆様の健闘をサポート致します。
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