客乗連絡会

客室乗務員が集うCAのひろばです

タービュランス時のCAの事故防止策は・・?

2007-07-16 21:41:35 | なんでもQ&A
Q 5~6月の局交渉で、タービュランス時のCAの怪我を防ぐ
  ため、予防策について交渉したと聞きましたが・・。

A 突然起きる揺れ(乱気流など)に対して、お客様には常時シート
  ベルトを締めて頂くようお願いしていますが、私たちCAはサー
  ビス中、急な揺れで怪我をすることがありますよね・・・。
  このため局交渉では、こうした負傷事故の予防のひとつとして、
  揺れたときにすぐに手で握れる通路でのハンドグリップ等の取り
  付けを提案しているんですよ。

Q そういえば、ギャレーに手すりが付けられた機材もありますね。
  通路のハンドグリップの提案に対して、航空局は何と言ってるの?

A 「座席の背もたれにつかまるようになっている」という回答が
  ありましたが、実態とはかなりかけ離れた話ですよね。

Q 背もたれにつかまっても大きな揺れではすぐに手が外れてしまう
  し、しっかり握れるところがないと意味ないですよね・・。ちゃん
  と実態見てほしいですね・・。

A それと、着陸時のちょっとした衝撃でも、会社や機種によっては
  CAシートが薄くて硬めのタイプがあるので、腰痛になったりし
  やすいですよね。このようなCAの負傷を減らすため、「離着陸時
  の衝撃から守ることの出来る乗務員用座席にするよう、各社を指導
  すること」という要求も出してるんですよ。

Q お客様用のシートはクッションが厚く、衝撃から守られていて安心
  ですよね。CA用シートも機種によっては改善が必要ですね・・。
  私たちが怪我をしてしまうと、緊急脱出などイザという時にお客様を
  安全に脱出させられないという問題があるので、CAの安全もやはり
  大切な問題ですね・・。