源太郎は、どの言葉が好きかと聞かれれば、間違いなくDomaniを選ぶ。
過去には想い出がある。今日は生活がある。そして明日は何があるかわからないが夢がある。だから、Domaniを選ぶ。
どの言葉が大切かと聞かれれば、Oggiとなるだろう。この世に別れを告げる時、言葉は選ぶことなどできない。だから、Passatoは自分では選ぶことはできない。
昔は良かったと、言うことがある。それは今があるからで、明日になれば、今日のことを良かったと言うのは事実。だから、Domaniが一番魅力的だと思う。
ドマーニ。いい響きだ。女性誌のDomani。11月号が発売されていた。もちろん表紙の美人は素敵だが、まさか源太郎がシゲシゲ眺める訳にはいかない。
明日の夢を描いているに違いない。そう思うと余計に見てみたいと思う。
旅の本に、じゃらん、という本があったと思う。マレー語、あるいはインドネシア語で道という意味だが、二回繰り返すと、散歩、という意味になる。言葉には色々な意味があって楽しい。
un panorama bello come un quadro、絵のように美しい景色
bei fiori、綺麗な花々
una persona piena di fascino、魅力のある人物
profumo soave、心地よい香り
言葉遊びをしていたら、忘れていた。今日は電話当番。時代錯誤だが、これも慣習を変えられない人種の哀れな一面。彼ら的に言えば、前向きに善処。後ろ向きに善処するなんてことがあるのか。これじゃ、頭痛が痛い、危険が危ない。と同じだ。さて、いやいやOggiの時が過ぎる。