Jerry Emma Laura Piano

Mina, Dalida, Barbara, Laura, Lara....美人大好き! あっ、Mihoが一番好き

これから長野に向かう

2015年10月13日 | 毎日の話
朝から一本打ち合わせして、東京駅から北陸新幹線で、長野に向かう。八重洲口の改札前には、血栓症のプレゼンを薬会社が行っている。今日は世界血栓症デーだというのだ。なになに記念日は女性の専売特許かと思うが、何でも記念日。来年は忘れ去られいるかもしれない。記念日なら、休みにしてくださいよ。

血栓症に関係ない、小さなロボットが、主役だが、展示しているロボットを撮影しようとしたら、コンパニオンさんが、ロボットを起動してくれた。出来れば、彼女の写真を、と思ったが、そこは源太郎。軽く会釈をして、ロボットを撮影。



続続々源太郎(5)

2015年10月13日 | 腰折れ文
五 夕食は笑いの渦

キャサリン達は、ローザンヌの坂の下、駅のそばに滞在していた。源太郎達のように数日で移動する旅人とは違い、旅慣れた二人だった。智子に聞くと、彼女達は夫婦でもなく、恋人でも無いという。ジョセフは、まだ学生で経済学を学んでいるらしく、キャサリンはすでに医者として活躍していて、彼より5歳年上だという。

そんな歳には感じなかったが、キャサリンは智子と同じ歳だとわかり、「あいつも、よりによって、そんな年上を相手にしなくてもいいのに」と呟いたのを、智子は聞き漏らさず、「あら、悪かったわね」と源太郎を睨んだ。「そうじゃないよ。彼ぐらい若ければ、いくらでも選択肢があっただろうと思っただけさ」と源太郎は切り返した。「だから、源太郎も含めて男は馬鹿よね。貴方の友達のジジ(智子に言わせればマザコンのイタリア男)だって、今でも、マンマ、マンマと母親にべったりじゃないの。困った時は、マンマで、恋愛対象は若い娘。そんなのずるいわよ」

彼女達を待っているレストランは小さな土蔵のような店だった。小さな音でタンゴのcaminitoが流れている。源太郎が好きな音楽だった。智子はそれとなく友人に連絡して、店を選んでいた。「いいね。この店は」「でしょ。奮発して予約したのよ。と言っても支払いは貴方だけどね」智子はいたずら娘のような顔して、微笑んだ。テーブルには蝋燭の炎が、空調機から出ている柔らかな風で揺らいでいる。

約束の時間はとうに過ぎているが、智子は落ち着いていて、「キャサリンが来たらこの花を渡すのよ。そしてわかっているわよね。ちゃんとこちらやり方で挨拶してよ」と言って、小さな花束を椅子の脇に置いた。「なんで、花屋に寄ったかと思ったら、そうゆうとこか。やだなぁ」「何言ってんのよ。ジジなんて、私に何時も花をくれたわよ。安い花だけど。女性は花をもらったら、気を許してくれるの」「ジジはそんな男じゃない」源太郎が否定すると、智子はまた意味深に「あらそうかしら。ジジも男よ」と言って微笑んだ。「どうゆうことだよ」と言おうと思った時彼女達が店に入ってきた。

三段ある階段をジョセフが彼女の手をとって、降りてくる。暗い店内だが、彼女は輝いていて、昼間とは別人に見える。テーブルに着くと、ジョセフは智子にまず挨拶して、小さな花束を渡し、頬に挨拶のキスをした。智子は、目で合図して源太郎に挨拶するように促した。別に喰われる訳では無いが、ぎこちなく花束をキャサリンに渡し、棒読みの歓迎の挨拶を言った。キャサリンは感激して、源太郎を引き寄せ、挨拶のキスをした。その光景を見ていた智子は笑いを耐えていたが、とうとう笑いの鍵が壊れた。「キャサリン。ごめね。この人、慣れていないのよ」「そんなこと無いわ。私、とても新鮮。今日はお招きいただいて、とても感謝しているの。ボートの上であっただけなのに」「こちこそ、少し彼との旅に疲れたのよ」「そんなふうには見えないわよ。それにしても、いいお店ね。智子さん、前からこのお店知っていたの。私たち初めてよ」「智子でいいわよ。いいえ、私の友人が知っていたの。彼がタンゴが好きで、無口だけど、タンゴを聞いていれば、我慢できるからね」智子はキャサリンにウインクして同意を求めた。
「そう。源太郎さんはタンゴがお好きですの」二人の早口の会話から突然話を振られ、「イエス」と答えるのが精いっぱいだった。二人は顔を見合わせて笑いをこらえている。

「源太郎さん。お花ありがとう。とても嬉しいです。何時も女性にはそうなさるの」冗談じゃない。この二人、俺を出しにして楽しもうという魂胆だなと源太郎は思い、期待を裏切るようにぎこちなく答えた。
「いえ。誰でもいい訳ではありませんよ。もちろん美しい女性だけに送ります。そして、私の心、コラソンをわかってほしい女性だけにです。ワイフには内緒ですがね」
「あら、ということは私は合格ということ」とキャサリンがジョセフのほうを向いて、貴方もこんな紳士的なジョークを言いなさいよと言いたげに言った。
「ただ、ワイフ以上の女性はいないですけどね」と言わないでも言い言葉を発したから、智子がだまっていない。
「へえ。そんなこと良く言えるわね。随分慣れているのね。初めて聞いたわ」キャサリンは珍しい夫婦のジョークの応酬を笑いながら聞いている。

スイスの食事は美味しくない。でもこのレストランは皆満足している。ソムリエに任せたさほど高くないワインも十分満足している。ドルチェになって、源太郎は甘いものが得意ではないので、智子に助けを求めた。残すのは構わないが、気に入った店のシェフに悪い。すると、あまりしないことだが、智子はキャサリンに、「ごめね。この人甘いものが苦手なの。私がいただくわ。マナー違反許してね」
「いいわよ。ジョセフも甘いものが嫌いなら、私もいただきたいところよ。どうぞ」
「ありがとう。じゃ、マナー違反のついでに、半分にしましょう」
「いいわよ。源太郎さんありがとう」とキャサリンはウインクを送った。「喜んでいただき感謝です」と返すと、割と無口だったジョセフが「早く言えば、僕の分も提供したんだが」「訳ないでしょ。貴方は私以上に甘いもの好きなのに。あとで、食べたかったと言うのよ。絶対にね」

結局、ジョセフが一番年下だった。どの国も年功序列は存在する。
源太郎は、精算を求め、伝票にサインし、チップも多めに書き込み、さらに彼のために現金のチップを挟みかえした。
そして、彼らのタクシーが来たところで、お休みの挨拶を交わして別れた。「貴方。今日は楽しかったわ。ありがとう」嬉しそうに、ジョセフの花束を抱いて、ほろ酔いの智子が言った。

明日はオーストリアに移動する。


皆さん色々な三連休のようでしたね

2015年10月13日 | 毎日の話
今朝も冷え込みました。流石に寒いので、出勤前にFFのストーブをつけると、二人娘は寝床から渋々起き上がり、朝食をねだり、少し食べて、ストーブの前に座り込む。

Lauraは熱風に鼻を向けて座っているが、Emmaはお尻を向け、暖をとっている。

Laura、お前、鼻が乾くぞ。と言っても動かない。コタツでも出したら、一日潜っているだろう。

朝時間がなかったので、夜明けの富士山を携帯で撮影。古いiPhone なので、いまいちだが、記録として、良しとしよう。今日はこれから、永田町に寄って、長野県庁で打ち合わせ、明日は小谷村、明後日は上高地と今週は忙しい。


知人達から、朝霧JAMのイベント参加の写真、北海道の屈斜路湖の写真が送られて来た。若い人たちは元気だなぁ。