見もの・読みもの日記

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沖縄旅行2012:那覇市内観光

2012-02-05 23:57:22 | ■アジア(中国以外)
○牧志公園~崇元寺石門~公設市場~やちむん通り~首里城公園~円覚寺跡~龍潭~玉陵~那覇空港

日曜の朝、同宿の友人より一足先にホテルを出て、公設市場に向かう予定が、途中の牧志公園の小さな塚に心ひかれ、地図を見たら、崇元寺の石門が近いことも分かって、ふらふらと寄り道。迷い込んだ裏通りも楽しかった。市場で慌ただしく買い物、ホテルに戻り、今日もローカルガイド兼ドライバー役をつとめてくれる沖縄在住の友人と落ち合う。

やちむん通りを散策。骨壺専門店に驚く。↓部長!という感じのこわもてシーサー。



首里城。おお!男性職員は、ほんとに琉球官僚の扮装なんだ。御庭にいるのは黄色い冠(はちまち)の中級官僚、宮殿内にいる職員は紫冠で、着物の色も少し違う。しかも年配者が多い印象。



正殿が二層式というのが面白い。二階の玉座の背後には3枚の扁額が掛けてあって、中央の「中山世土」は康煕帝の御筆、向かって左の「永祚瀛壖(えいそえいぜん)」は乾隆帝、右の「輯瑞球陽」は、その場で分からなかったが雍正帝だそうだ。なるほどね。琉球新報の過去記事に「沖縄戦で9枚が焼失したが、3枚の復元が実現した」とあった。琉球王国は光緒年間に滅びたのだから、順治帝から光緒帝の9代かな。

南殿では『テンペスト』衣装展を開催中(※写真)。沖縄の友人もドラマを見ていたそうで、徐丁垓人形のふてぶてしさに笑ってしまった。

円覚寺跡。こんなに首里城から近いと思っていなかったが、第二尚氏王統の菩提寺だったのか。沖縄戦で、放生池の石橋以外は全て失われてしまった。残った石橋(放生橋)にも、現状では近づくことができないが、石彫の美しさは遠目にも分かる。



龍潭。弁財天堂のある四角い小島に渡るのが天女橋。沖縄の友人は「仏像」「廃墟」「給水塔」好きなのだが、私はかなり「橋」好きなのである。鉄橋も木製の橋もいいが、やっぱり石橋に一番うっとりする。



龍潭で見かけた、インパクトのある水鳥。デカい。群れをなしている。そして、人間を怖がらない。調べたら、バリケンといって、和歌山県立自然博物館の方が「バリコレ」という情報サイトを作っていた。



玉陵(たまうどぅん)。第二尚氏王統の歴代国王の陵墓。友人は「ここに来ると落ち着く」という。私も好きだ、この石積みに囲まれた雰囲気。併設の資料室は、コウモリの「たまちゃん」をキャラクターにしている。石彫のこれ↓が由来かと思ったら、玉陵の入口付近の茂みにある木に、本物のオオコウモリの「たまちゃん」が住み着いているのだそうだ。



コイツも気になる。シーサーなんだろうか。



このあと、金城町石畳道と識名園の観光を計画していたのだが、玉陵向かいの店で昼食をとりながら時計を見たら、とても間に合わないことが判明。あきらめて空港に向かうが、車が渋滞に巻き込まれる。「モノレールを使ったほうが安全」との忠告を受け、沖縄の友人とは、慌ただしくお別れ。空港では、お土産を見る時間もなく、搭乗口に駆け込んで、なんとか間に合った。

じっくり観光できて楽しかったけど、いろいろ見残してきてしまった。また行かねば…。

(2/7記)

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