見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

関東人の大阪初春散歩

2016-01-13 23:04:36 | なごみ写真帖
初春三連休の中日。朝から今宮の戎神社に行ってみる。京都祇園のゑびす神社には行ったことがあるが、大阪では初めて。神社のまわりも境内も朝から賑やか。参拝者は拝殿で福笹をいただき、縁起物(飾り)は自分で選んで購入する。外の露店で売っているのは「熊手」よりも「箕」が多い。東京の酉の市では、このタイプ見ないなあ。



日本橋(にっぽんばし)の黒門市場で大阪寿司のお弁当を購入し、国立文楽劇場へ。黒門市場は中国人観光客だらけだった。外国の市場歩きは楽しいよね~。



劇場1階ロビーに鏡餅。橙の下には一列に連ねた干し柿! NHKドラマ『朝が来た』にも登場した大阪ふうの飾りつけ。東京では見たことがない。ネットで検索したら、干し柿は「見向きもされない渋柿でも、修練の末には床の間の飾りにもなる」という意味なのだそうだ。



本物の「にらみ鯛」もあった。色がきれいなので鮮魚かと思ったら塩鯛だった。三が日のお膳に並べられる縁起物で、三が日の間は決して箸をつけないのだそうだ。また「掛け鯛」といって、かまどの上に供え、6月1日に下ろして羹(あつもの)にする風習もあったそうだ。



↓こちらは恒例、舞台正面のにらみ鯛と干支の大凧。今年の「申」は春日大社の花山院弘匡宮司の揮毫である。※2015年は「羊」



公演が終わって、まだ明るかったので、大阪商工会議所に行ってみる。左端が、いま朝ドラで人気沸騰の五代様こと、大阪商工会議所初代会頭の五代友厚像。私以外にも、立ち止まって見上げたり、写真を撮ったりする人々を見かけた。※銅像の説明



五代友厚の銅像は、北浜の大阪証券取引所前にもある。去年の正月、中之島あたりを散歩したとき、妙にシュッとした見栄えのいい銅像を見て、誰だろう?と思い、わざわざ近寄って確認したのでよく覚えているが、まさか1年後にこんなブレイクしてるとは思わなかった。

今回、大同生命メモリアルホールの特別展示と大阪企業家ミュージアムの『大阪の恩人・五代友厚』を見てきたかったんだけど、前者は土日祝日16:00まで、後者は日月祝休日が休館で見られなかった。企業ミュージアムって、営業日でないと開けてないことが多いので仕方ないけど、残念~。

最後に、心斎橋の大丸へ。ヴォーリズ建築事務所の設計による本館が12月30日に閉館した。ここも一度(建築を見に)来たことがあるが、そのとき、うまく写真に撮れなかった孔雀のレリーフをここに残しておこう。外壁を残して2019年に新装開店する予定だというが、この孔雀、どうなっているかなあ。



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