「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「生前予約」が舞い込んだSPユニット

2021年06月24日 | オーディオ談義

つい先日のブログ記事「父の日、雑感」で触れた「オーディオ機器の後始末」について。

没後のことは基本的には「野となれ、山となれ」だが、「欲しい機器があれば早い者勝ちですよ」と記載していたところすぐに「生前予約」が舞い込んだ(笑)。

やっぱりというか「AXIOM80」(オリジナル版)がそれで、改めて圧倒的な人気の高さを確認した。

マンションオーディオ向きの手ごろな大きさなのも一因かもしれない~。

近年のオークションを見ていると「オートグラフ」などの大型スピーカーは軒並み討死で価格が一向に伸びない。何しろデカすぎる(笑)。

いずれにしろ、AXIOM80については数々の伝説に彩られており「このユニットを手に入れたら人生が狂う」とまで称された逸品である。

一説によると「潜水艦のソナー探知」用に開発されたともいわれるほど、音声信号に対する反応が鋭敏で繊細である。そもそもユニットのツクリがまるっきり違うので他のスピーカーの及ぶところではない。

「人生が狂う」のは、おそらく二つの意味があると思っている。

一つは、あまりの音の良さに酔い痴れて家業がおろそかになる。

もう一つは、もっといい音が出るんじゃないかとの欲望が脳裡にくっついて離れてくれない。

我が家でも20年近くあれこれ苦労しているがいまだに道半ばの思いである。

相性のいい真空管アンプの選択が必須だし、そしてユニット本体を容れる箱・・。

アンプはどうにでもなりそうだが、問題はやっぱり箱の選択に落ち着いてしまう。

このところ、つくづく思うのは、薄い板(1.2~1.5cm)を使って大きな箱を作ってみたい。

寸法はせめて縦が2m、横が1.5m、奥行きが1mくらい。これより一回り大きくても何ら差支えない。もちろんARU(背圧調整器)付きである。

これだと、課題の中低音域の「ふっくら感」が出てくれそうな感じがする。やってみなくちゃ分からんが・・・。

材料代ともなると「ホームセンター」で買えばせいぜい2万円以内で収まるだろうし、ヤル気になれば作業の方も塗装も入れて4~5日もあれば十分だが、何しろ置き場所がねえ(笑)。

こうなるとウェストミンスター(改)が大いに邪魔になる・・。あちら立てれば、こちら立たず~。

やっぱり「夢」に終わってしまうのかなあ(笑)。



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