「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「プリアンプ騒動」の第二の波

2023年02月21日 | オーディオ談義

先日のブログで学生時代に凝った「麻雀」には人知の及ばない摩訶不思議な「浮き沈みの波」が存在することを引き合いにしながら、ブログのアクセスにも「波」が存在する・・、そして実は今回の本題であるオーディオにも周期的に「波」が襲ってくるようでして~。

こうなると、人生を含めて全てが波に翻弄されている感じ、かな(笑)。

あっ、そういえば「音」も空気の波だっ!

さっそく、具体論に入ろう。

ずっと以前のブログで「プリアンプ騒動記」を投稿した記憶があるが、タイトルはとにかく内容はサッパリ忘却の彼方だが、今回も第二の波がやってきた。

きっかけはオーディオ仲間の「YA」さんが貸してくれた「プリアンプ」だった。



我が家のプリアンプにはない「透明感」に少なからずショックを受けた。

オーディオは自分さえ満足していればそれでいい趣味だが、やはり「井の中の蛙」になってはいけないと、改めて痛感。

現場に行くなり、借りるなりの他流試合を通じての「比較=刺激」は、もしご本人に向上心があるとすれば、必須だと思いますけどね~。

なぜ我が家のプリアンプにはこいう音が出ないのか・・、そこで行動開始、とはいってもプリアンプの複雑な回路なんて専門外なので、せいぜい素人同然の人間に弄れるところといえば「真空管」の交換ぐらいしかない。

まずは「安井式プリアンプ」に使っていて、低音域には無類の強さを発揮する「E80CC」に代えて、1年ほど前に「北国の真空管博士」から譲っていただいた「13D3」(CV4068)を、藁(わら)をもすがる思いで4本ともすべて交換してみた。



ちなみに「E80CC」の増幅率(ミュー=μ)は「20」、「13D3」は「33」、12AU7は「18」となるが、「33」とは絶妙の値のように思えるがはたして~。

そして、耳を澄ましてみると・・!

低音域はほとんどそのままに、中高音域が見事に澄み切った音に変身~。

真空管の差し替え程度でこれだけ変わるんだからやはり真空管オーディオは面白い、そして怖い・・。

それにしても、借りたプリアンプを聴かせてもらったおかげで、思わぬ僥倖に恵まれて日曜(19日)の午後ルンルン気分で近所をウォーキングしていたところ、オーディオ仲間のNさん(大分市)からご連絡があった。

「あなたはBRIMAR(英国:STC)のCV4068を持ってるでしょう?」

エッと驚いた。「CV4068なんて持ってませんよ!」

すると「おかしいなあ・・。CV4068でググってみたらあなたのブログが出てきたんだけど~。別名「13D3」とも言いますが」

「ああ~、13D3なら持ってますよ! 
まさに現在差し替えてその性能を満喫しているところです。」

何という偶然の一致だろうか・・。

さっそく、Nさんに「13D3」について自分に連絡するに至ったいきさつを伺ってみた。すると、

「実は・・。今日(19日)あなたにプリアンプを貸しているYAさん(B市)宅に行ってきましたが、それはもう素晴らしい音質でした。使っている球が13D3でした。我が家でも新しいプリアンプを製作中ですが、12AU7を13D3に代えてみたい気がするというわけです」

「なるほど・・。そういうことでしたか。それにしても13D3という希少管をよくもYAさんは持っておられましたね。オークションではめったに見かけない代物ですが・・。」

「どうも、輸入品を取り扱う東京方面からのルートみたいですね」

「そうですか・・。
Nさんにはこれまで一方ならぬお世話になっていますが、13D3だけは現用中なのでお譲りするのはちょっと無理です・・。ただし試聴用として持参するのは構いません。いつ頃がよろしいですか?」

「ハイ、それでは21日(火)の午後はいかがですか」

「わかりました。行くときに、YAさんから預かっているプリアンプも持って行きましょう。ついでにYさんにも声をかけてみます」

昨日(20日)、YAさんに(プリアンプを)他家に持って行くことのご了解を求めたところご快諾、「ただし、13D3はμが高いのでアンプのボリュームコントロールにはご用心を・・」「ハイ、わかりました」。

以下続く。



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