我が家の7系統のスピーカーのうち、珍しく手を加えていないのがオリジナルのままの「PL-100」(英国モニターオーデイオ)。
言い方を代えると、素人が手を加える余地のないスピーカーともいえる。
左側が正面から見た映像で、右側はその裏面となりご覧のとおり背圧を逃がすために直径5cmほどの穴が開けてある。
この穴を利用してウェストミンスターと壁面の間の隙間に背圧の音を流し込むと、音場が豊かになったのはすでに述べた通り。
これを応用して次の映像へと進展したのもこれまたすでに述べた通り。
ただし、サブウーファーとはいえ後ろ向きに音を出すなんてあまりにも「奇を衒(てら)」っているように受け止められても「立つ瀬」がないがと、少し気にはなっていた。
本人さえ良ければそれでいい趣味だが、こうやって公開する以上「おかしな奴だ」と、あまり奇異の目で見られたくないのは山々だからね(笑)。
ところが、実にタイミングよく励ましのメールが届いたんですよねえ。
いつもこのブログを読んでいただいている横浜の「K」さんからで、次のとおり(要約)。無断引用ごめんなさいね。
「今年も新年から精力的な実験レポート、ありがとうございます。3が日は自宅でしたが、やはりブログは会社で読む方がずっと楽しい、なぜかな?
自宅だと「やりたいことが沢山ある」ので、ブログに集中できないのですが会社は第一番がこのブログですから、集中度合いも自宅とは比較になりません。
SPウーファー後ろ向きに、しかも「壁との間の隙間効果を狙う」これは素敵なアイデアですね。
たとえば、「能舞台」の床下には「土の瓶」が植えてありますし、コンサートホールの天井裏にも同様な手法で響きを調整することがあります。
あなたのアイデアはこれに似ていると思います。今年も楽しくなりそうです。期待しています。」
ありがとうございます !
さすがに「設計士」さんなので、音響効果の対策にはお詳しそう。
ただし、我が家のアイデアはまったく「奇想天外」でもないし「鬼の首をとった」ように誇るものでもないようで、かってオーディオ仲間のお家で「クリプッシュホーン」(アメリカ)を聴かせていただいたときに、低音域だけ後ろ向きに出していたのを思い出した。
周知のとおり、低音域は高音域と違って「指向性」が弱いのでこういう芸当ができる余地があるし、ましてや対象はサブウーファーですからね。
何はともあれ、「本人さえ良ければそれでいい」わけだが、その後、紆余曲折もあって、現在形は次のとおりとなった。
とうとうグッドマンの「TRIAXIOM」(口径30cm:同軸3ウェイ)の出番となり、例によってサブウーファーを後ろ向きにして「70ヘルツ」(-6db/oct)あたりでハイカットしてみた。(ちなみに「200ヘルツ」ではアウトだった!)
そして出てきた音となると・・・。
正月早々から「惚気(のろけ)話」は「はしたない」のでこれ以上は踏み込まないでおこう(笑)。
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