「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

独り言~ヤンキース松井のレッドソックス入りはあるのか~

2009年10月22日 | 独り言

MLBは今やプレーオフたけなわ。シーズン中と違って1勝の値打ちが段違いなのでプレーする選手も一生懸命。

まるで「夏の甲子園」並みの
”ひたむきさ”〔笑)なのでMLBファンにとってはこたえられないほどの魅力、とにかくテレビ中継から目が離せない。21日時点でヤンキースが3勝なのでワールドシリーズに出場するチャンスが高くなった。

もしヤンキース(ア・リーグ)とフィリーズ(ナ・リーグ)の対戦となれば実力伯仲同士なのでおそらく接戦の連続、史上有数の盛り上がりとなるシリーズになることだろう。

さて、そういう中、今年は早々と敗退したレッドソックスが来季のチームの補強に乗り出すことを表明。ヤンキースの松井が補強選手の一人として候補に挙がっている事が判明した。

レッドソックスといえば輝かしい歴史に裏打ちされた大リーグ屈指の名門チーム。熱狂的なボストンのファンでも知られる。

今年でヤンキースとの4年契約が切れる松井だが、シーズン当初から両膝の故障でDH専門の松井への風当たりが強くマスメディア、関係者の間で「シーズン後は他チームへの放出間違いなし」とされていた。

ところが、どっこい松井は死んでいなかった。
「焦ることはない」とつぶやきながら悠々と調整していた松井だが夏場に入って俄然本来の調子を発揮しだして今やヤンキース打線には欠かせない選手となった。本塁打28本、90打点はシーズン前半の不調を思えば出来過ぎの感があるほどの立派な成績。

ここに来てヤンキースの球団側も松井と来年以降の契約更新をするかどうか真剣に頭を悩ませていることだろうが、プレーオフでよほどの活躍がない限り最終的には更新しないとひそかに睨んでいる。

まずチーム内の事情がある。主力のジーターもA・ロッドも30代半ばで守備の負担が大きい内野手でもあり、ときどき休養が必要な年令になったが、守備に就かないで打席だけに専念できるDHはもってこいのポスト。それに正捕手だったポサダの衰えも顕著でDH候補が目白押しという状況。

それに契約更新をするのなら、他チームから唾(つば)がつかないうちにシーズン中に既に松井と締結しているはずというのが常識。またプレーオフで
"やる気"を引き出す効果を狙うのなら”なおさら”のこと。

そういうわけで松井にとってレッドソックスへの移籍は”渡りに船”のような話ではなかろうか。

ここで勝手ながら松井の気持ちを忖度〔そんたく)してみよう。

出来ることならニューヨークに残りたいというのが第一希望だろうが、今年の起用のされ方については内心不満が蓄積されていると見る。

左投手を苦にしないうえ、好調時でさえもジラルディ(監督)は平気でスタメンから外したりする。まるで選手を「使い捨てカートリッジをポイと捨てる」ようなドライなタイプ。

松井は賢いので「チームの方針に従う」と
決して不平不満を口に出さないが内心穏やかではあるまい。「選手は常時起用されるとうれしいもんだよ」との意味深な発言もある。

それにまだ35歳の若さである。このままDHで選手生活を終わるなんて思っておらず、打って、守っての「普通の選手」に戻りたいのがやまやまで、その点レッドソックスの本拠地「フェンウェイパーク」はレフト側のスタンドにあの有名なグリーンモンスターが聳え立っており守備の負担が非常に軽いという好条件が存在する。両膝に不安を抱える松井にはうってつけ。

と、まあ推察するのだがレッドソックス以外にも、同じニューヨークのメッツが日本人のファンも呼び込めるとの思惑で手を挙げている模様だが果たしてどうだろうか。

さらに、レッドソックスやメッツ以外にも数球団が触手を伸ばしそうとの情報だがそのうちの一つがイチローが居るあのシアトル・マリナーズ。

今年はケン・グリフィーがまったくDHの役をなさず退団する公算が高い。契約金も1億円を少し上回るような額に留まっており「昔の名前で出ています」という感じ〔笑)で仕方がないが、松井クラスの選手は球団の財力と本人の実力とが丁度見合っている感じで有力な候補になりうる。

しかし「松井はマリナーズには絶対行かない」と確信する。

その理由は何といっても松井より1歳年上の「イチローの存在」。

イチローファンには申し訳ないが、チームプレイを無視して自分の成績だけに固執していると選手間でたいへん評判が悪い。去年のネット情報だがマリナーズの選手の有志がイチローを懲らしめのためにぶん殴るという計画があったなんて話もちらほら。

ここで個人のブログを無断で引用させてもらって悪いが2009.10.3~10・12にかけて
「イチローに対してどんな印象を抱きますか?」のアンケートについて最終結果が掲載されていた。〔2009.10.17付け)。総数520名。

 チームプレイを無視するエゴイスト     188名   36%

 もっと自然に振舞えばいいのにと思う   184名   35%

 練習を怠らず重圧に強い努力家・職人   52名   10%

ほか「予め用意していただろう台詞をあたかもその場で思いついたように言ってのけてしまえる彼が可愛い
7%」「有名人の中で屈指のナルシスト4%」「なかなか人から理解されない孤高な天才4%」といったところ。

意外とマイナス評価が多いのに驚くが、イチローは将来MLBの殿堂入りが確実な選手、今年3月のWBCの決勝打など錚々たる実績を前にして悪口を言うと罰が当たりそうな選手だが松井と相容れないことは確実。

松井は本心かどうかは分からないが、今回の地区シリーズの第一戦でホームランを打ったときも「最終的にチームが勝利すれば価値があるものになるんでしょう」なんてチームの勝利を前提にしたコメントが続々。 

したがって、両者のプレースタイルがまったく違うのは否めない事実なのでクレバーな松井のことだからイチローとの不必要な摩擦を避けようとマリナーズ入りは
「ありえない話」だと思うのである。

ただし、選手の評価と意欲は基本的に契約金の額に左右されるから法外な金額が提示されれば、これはもう別次元の話となる。

以上、かなり大胆な憶測だが果たして当たるか当たらないか、それにワールドシリーズの行方も手伝って今後のMLBは興味のある話題が目白押し~。

最後にそのワールドシリーズだが今年はエースと4番バッターの活躍もあってヤンキースの優勝と見るが結果やいかに。

              

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