「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「AXIOM80」の低音補強について

2017年06月22日 | オーディオ談義

前回のブログ「裸で鳴らすSPユニット」にご登場していただいた東京都のAさん。

あの複雑怪奇な構造をしているSPユニット「AXIOM80」を分解・修理して再生されるほどの腕前だから、つくづく世間は広いと思ったものだが、そのAさんからお久しぶりにメールをいただいたので紹介させていただこう。(無断転載ですが匿名ということでお許しください。)

「80の低域追加は私の場合、自作のフルレンジで補ってジャンルにより鳴らし分けしております。直径1200mmの全振動板を反発ネオジマグネットで駆動させfoは27Hzぐらいでしょうか。これも箱には装着していません。でかすぎてなんとも・・・。  

ピアノの響板を参考にしてウーファーとして製作したものですが思ったより高域が伸びたので少し改良してフルレンジ仕様に変更しました。とても良いつながりですがなかなか良い録音のソフトに巡り会っていません。 
 
あまりあてにならないデータ添えますが低域の音質は気に入っています。しかし、この80の醍醐味は何といってもアコースティックな楽器のリアル感だと思っています。」

添付写真は次のとおり。

       

        


         

凄いっ!

まず箱を使わないというポリシーに感心し、次に円形のバッフルに感心し、そして低音域のF特の素晴らしさに感心!

すぐに返信メールを打った。
 
「メールありがとうございます。画像拝見しました。私にとっては理想的なウーファーで、直感的にこれだと感じるところがあります。きっと「こもりっ気」のない透き通った低音が出ることでしょう。

出来れば我が家でもトライしてみたいですね。今後ともアドバイスをお願いします。」

日頃から愛用している「AXIOM80」にも弱点があって、(そもそも弱点が無いスピーカーなんて存在しないが)
我が家にお見えになるお客さんたちが、きまったように洩らされるのが「とても繊細な表現力を持っていますが万能とはいきませんね。低音があまり出ないのでオーケストラなどの大編成を聴くのは無理でしょう。」

実際に口にされないまでも、考えられていることは気配でおおよそ分かる(笑)。

これまで「AXIOM80」本体から何とか満足のいく低音を出そうと四苦八苦してきたが、とうとう諦めて他のユニットの手を借らざるを得なかったのが実状だ。むしろ低音を期待してはいけないユニットというのが本当のところだろう。

そういう中で、このAさん方式が一番理想的なもののように思えるが、はたして凄そうなノウハウが自分如きの手に負えるかどうか。

それが問題だ!(笑)

これから沈思黙考して自分なりに消化してみることにしよう。
 
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