つい先日のこと、久しぶりに近隣のオーディオ仲間「Y」さんから連絡があった。
「注文していた中国製のDAコンバーターがようやく到着しました。○日に持って行きますのでお宅のエルガープラスと比較試聴させてくれませんか。」
「それは面白そうですね、もちろん、いいですよ~」
中国というお国柄はどうも感心しないが、オーディオの前では善も悪もない。安くて性能が良ければそれで十分(笑)。
そして、その連絡のあった当日にたまたま大分市のNさんからも連絡があった。
「オークションの落札代金を持って行きたいのですが、ついでにシステムを聴かせてください。今度の○日の午後は空いてますか?」
「エッ、丁度その日はYさんが新たに購入された中国製のDAコンバーターの実験をやる予定にしてます。私は歓迎なんですが、Yさんの了解を求めてみましょうね。」
すると、Yさん曰く「多ければ多いほど賑やかになって面白いじゃないですか」。
そして、その2日後にはこの実験の話を聞きつけられたのだろうか、別の初対面の方が2名が加わることになって総勢6名による「試聴会」となった。
さあ、たいへん。
まったく意図せぬ人数により、このコロナ禍で大丈夫かなとチラッと不安が脳裡をよぎったが、大分県はこのところ感染者0人~数人程度がずっと続いているので、まあ見切り発車といこう。
ただし、全員マスクは必須なので予備のマスクを準備しておいた。
それはさておき、旧石器時代の遺物ともいえるDAC「エルガー プラス」と最新鋭のデジタル機器「中国製」のデジタル機器の一騎打ちには大いに興味がある。
なにしろ中国勢のデジタル技術は勢いがあって侮れない存在になっているし、それにフルート演奏家として耳が鍛えられたYさんがわざわざ購入されるほどだから、いかに中国製とはいえけっして「安かろう、悪かろう」ではないはず。
さらには低サンプリング「44.1KHz」と、軽く「1000KHz」を越える最新鋭のハイ・サンプリングの対決も見ものである。
Yさんともども「エルガー プラス」を聴くたびに「いったい近年のハイ・サンプリングって意味があるのかな」と話題にしていたほどなのでそれを確かめる絶好の機会が訪れたことになる。
もし我が家の「エルガー プラス」が大差で敗北を喫したときはそれはそれで結構なこと、潔く兜を脱いで中国製の同型機器を購入する腹積もりでいた。
な~に、それぐらいの投資する元気はまだ残っている(笑)。
当日は午前中から部屋の片づけに大童(おおわらわ)だった。
何しろそれほど広くもない部屋(5m×6m)に6人を収容し、スピーカーは5系統、真空管アンプは9台あって混沌の極みだから、少しでもスペースを確保するために当面不要な機器を隣の応接間に移さねばならない。
ところが、この機会が契機となってオーディオルームの大掃除につながるのだからまさに「ピンチはチャンス」だった(笑)。
以下、続く。
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