経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

頭から入る人、足から入る人

2006年10月16日 | Weblog
秋晴れが続いています。散歩が、ますます楽しい季節です。
散歩にも、いつも見かける常連さんと、最近始めた人たちがいます。両者はすぐ見分けが付くのです。

ウオーキング関連の本に書いてあるとおりのモーションだろうと思うのですが、両足を高く上げ、かかとを使い、そして両腕を大きく振っている。真剣そのものの顔をしてもくもく進んでいる。これは新規参入の人が多いのです。まず半年もしたら見かけなくなる人たちです。

ここで尋ねてみたとします。
「あなた方は、何をしているのですか」。
きちんと立ち止まり、皆、声をそろえてこう答えるはずです。

「はい、ウオーキングをしています」。

 対していつも見かける顔の人たちは、全然違います。ウオーキングのコーチが彼らを見たらしかりつけたくなるかも。コスモスを見てふらり。トンボを見つけてパチリ。服装も、新参の人をあの北の国の兵隊にたとえれば、こちらはまさに気楽、気ままな服装。耳にはイヤフォンの類(たぐい)と、いう人ともいれば、犬と一緒の人もいる。

同じ質問をしてみたとします。答えは、みなバラバラ。こうです。

「散歩です」。
ある人は、「時間つぶしです」。
別の人は、「歩くのが楽しいのですよ」。
他の人は、「犬に誘われてね」。

前者の人たちは、本から入った人。あるいは健康やダイエットの面から医者に勧められたとか一念発起して始めた人。ちなみにドクターから聞いた話ですが、最近は患者さんから、「ウオーキングするのにどうしたらいいですか」とか、「ウオーキングの本、お勧めありませんか」といった質問をされる方が、いるそうです。
 中には毎日5キロ、ウオーキングして歩幅の点検、ストップウオッチをもって時間測定。終わったら血圧、心拍測定などして、それを診察の時持ってくる人もいるとか。

 経営者にもいるのです。頭から入る人と、足から入る人と。