すてきな物語を読みました。『ふたり』福田隆浩 講談社 です。
小六の男子と女子の友情物語。恋愛に発展する前のあわい思いが、みずみずしく書けています。本好きのふたりで、会う場所が図書館というのもすてき。隣り合わせで本を読んでいて、なにも会話しないのに、どこかうれしいって、なんだかあこがれてしまいます。読みながら、自分も中学生くらいにもどって、好きな男子が校庭で走ってるのを見つけて、それだけでどきまぎしたような、そんな時代を思いだしまいた。
そうです。あったのですよ。わたしにも、こういう時が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/0d/54bad69a3819e284e1b79d192d4c4a70.jpg)
作者の福田隆弘さんは、現役の先生だとか。だから、等身大の小学生がよくわかっていると思いました。それは、大きなメリット。知らないで書くと、どうしても大人っぽくなってしまいます。こんな小学生いないよって、思われるような感じに。
でも、実際の小学生って、まだ、親に遠慮して、親の目を気にしながら、生活してるんですよね。それでいて、将来が不安で。
学校にいる自分だけが自分でないって、そういう気持ちも、現代の子をよく表している気がしました。
文章のテンポは、ゆっくりでどちらかというと、丁寧で、昭和の感じ(悪口ではないつもり)がするんですが、それがこの物語にはぴったりだと思いました。
こういう静かなピュアな作品にはあこがれます。本の中で安房直子さんと作家の名前が出てきました。わたしの大好きな作家。もしかして、この作者の福田隆浩さんも好きなのかなって思ったりしました。
さて、今日は、おぼさんとの対談イベントです。おぼさんは、サンタポストさんのYA!の取材を読ませてもらったら、なんとまあ、すごい体験をたくさんしてらっしゃいます。そういうのをいっぱい引き出せたらと思います。
小六の男子と女子の友情物語。恋愛に発展する前のあわい思いが、みずみずしく書けています。本好きのふたりで、会う場所が図書館というのもすてき。隣り合わせで本を読んでいて、なにも会話しないのに、どこかうれしいって、なんだかあこがれてしまいます。読みながら、自分も中学生くらいにもどって、好きな男子が校庭で走ってるのを見つけて、それだけでどきまぎしたような、そんな時代を思いだしまいた。
そうです。あったのですよ。わたしにも、こういう時が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/0d/54bad69a3819e284e1b79d192d4c4a70.jpg)
作者の福田隆弘さんは、現役の先生だとか。だから、等身大の小学生がよくわかっていると思いました。それは、大きなメリット。知らないで書くと、どうしても大人っぽくなってしまいます。こんな小学生いないよって、思われるような感じに。
でも、実際の小学生って、まだ、親に遠慮して、親の目を気にしながら、生活してるんですよね。それでいて、将来が不安で。
学校にいる自分だけが自分でないって、そういう気持ちも、現代の子をよく表している気がしました。
文章のテンポは、ゆっくりでどちらかというと、丁寧で、昭和の感じ(悪口ではないつもり)がするんですが、それがこの物語にはぴったりだと思いました。
こういう静かなピュアな作品にはあこがれます。本の中で安房直子さんと作家の名前が出てきました。わたしの大好きな作家。もしかして、この作者の福田隆浩さんも好きなのかなって思ったりしました。
さて、今日は、おぼさんとの対談イベントです。おぼさんは、サンタポストさんのYA!の取材を読ませてもらったら、なんとまあ、すごい体験をたくさんしてらっしゃいます。そういうのをいっぱい引き出せたらと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/53/b7b1ab984f8a403eade20cd102d03e3f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/f6/c024ab1c5c7b84b31a6fcf4f53af4c44.jpg)