蓼内明子さんが新刊をだされました。フレーベル館からです。
ふたごの小学生とふたごのおばあちゃんたちのほんわかしたお話しかと思ったら。おっとと。
さまざまな事情をかかえています。そこを書きたいけと、ネタばれになっちゃうからね。
ただ、エピソードがどれもほんわかやさしくて、リアルでうまいです。音に対する作者の感性も。
前作もそうでしたが、食をかかせても、蓼内さんは、おいしそうにかきますよね。
中にリンゴのコンポートが出てくるのですが。わたしもつくっちゃったくらい。
ふたごにも、ちょっとしたちがいがあって、身近なだけに、そんな違いにお互い、敏感になってしまうのかも。
最後のエピソードと余韻を再出発をおもわせるラストの数ページがとくに好きだと思いました。