赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『楽園のカンヴァズ』と山田五郎のオトナの教養講座

2021-08-17 10:17:07 | その他

さて、お盆やすみも、すぎました。時間はたっぷりあったので、YOU TUBEなども見ていました。

わたしが気に入ったのは、山田五郎のオトナの教養講座。美術史のおもしろい話が聞けます。知らなかったことがわかるって楽しい。

その中で、ルソーの回が気になりました。遠近法がまるでできないのに、メトロポリタン美術館に所蔵されるほどの絵を描いた人。それも貧乏の中、40才をすぎてからも画家をめざしたとか。ピカソが認めたその奇才ぶりと純粋さがすごい。

ルソーのことを知りたいなら、『楽園のカンヴァズ』を読むといいというので、読んでみました。これがサイコーにおもしろい。

大原美術館、いぜん、いったことなどおもいだしました。ミステリー仕立てで、画家の人柄や、アートに見せられた人の生き様など、さまざまな角度から読める、読み応えある作品です。映画化もされるとか。

もっともっと原田マハさんの作品を読みたくなりました。次は『リボルバー』にしようかな。

それにしても、こういう作品を読むと、美術館に行きたくなる。

でも、感染者が増えているので、行けません。神奈川文学館の佐藤さとる展も行けません。

あーあ。つまらない夏だな-。