工藤純子さんの新刊を読みました。
酒井以さんの表紙、とてもすてきですね。
町工場で働く少年・天馬と中二の琴葉の物語。
今だから考えたい 平和のこと
というメッセージというか、作者の思いが素直に伝わってきます。
読みやすい文章なので、戦争をイメージしずらい読者にもすっとはいってくるでしょう。
わたしが注目したのは、無言館に行くシーン。
これが作品の中、とてもいいところで、考えさせてくれるような位置ではいっていて、これが成功しています。
無言館、わたしはずっと「行かなきゃ」と思いつつ、いつでも行けると思っていたので、行ってないんですよね。
わたしの家が近いのは、中央線や中央高速。無言館のある小諸は、別のルートになるので、つい、行きそびれてしまってます。
この作品を読んで、やっぱり行こう!と思いました。
わたしの他にも、そう感じている人がいっぱいいると思います。
さて、コロナさわぎは、根強く続きます。
政府の政策も、考えてくれているのでしょうが、マスク不足も続き、不信がふくらみます。
そんなおり、本屋に行ったら、意外に混んでいました。
おじいちゃん、おばあちゃんが子どもらに本を買ってあげていました。
文庫を立ち読むする子も多かったです。
外に出られないこの機会、ぜひ、本の中で冒険してほしいです。