赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『星くずクライミング』

2020-01-10 09:16:02 | その他

お正月あけ、読んだ最初の児童書、『星くずクライミング』がとてもよかった。

樫崎茜さんの新刊です。装丁もいいですよね。『蜜蜂と遠雷』の方のようです。すごく目だつ。

さて、ストーリーは、クライミングをしていて、怪我をして、気持ちがはなれた頃、パラクライミング、視聴覚障害の人のクライミングに出会います。そこで出会った昴とあかりの物語。

障害の理解のしかたが丁寧にかかれていて、昴のキャラもきりっとたっていて、すがすがしい作品でした。

樫崎さん、すごく取材されたんだろうなー。

文章もきれいでした。この頃、一人称で心理吐露をしていく作品も多いのですが、三人称で抑制がきいた文章です。

続きも模索されているようなことが書いてあり、とても楽しみ。

 

うちのそばにもあるクライミングジム。一度、体験ぐらいしてみようかと思うほど。

でも、運動系はダメなので、きっとしないけど、登れたら気持ちいいだろうなー。