赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

幼年童話が次々と

2014-11-28 09:36:13 | その他
各社、年末にむけて本の出版が多くなっています。今年は、本がこれまで以上に売れなかったという声もちらほら。そんな中、幼年童話の出版が以前より多いなったように思います。

送っていただいた幼年童話を順番に紹介します。


森川成美さんの新刊です。はじめてよむこわーい話、というのにぴったりのテンポがいい、読みやすい作品です。傘に注目したのがいいですよね。今年になって、わたしは傘を二本もなくしてしまいました。
雨の日、母のところに行き、次の日、晴れて帰ってくると、どこか途中で置き忘れ・・・。傘が泣いているかもしれません。
わたしの傘も傘オバケになっているでしょうか? 盛り上がりもあって楽しい作品です。



松井ラフさんの初出版作品です。松井さんはボジョレーの会でお会いしました。創作コンクールつばさ賞の優秀賞作品ということでPHPから出版されています。
初めて自転車の補助輪をとった日のことを思いだすような作品。素直な文体で、気持ちをすくいあげて書いています。これをスタートにがんばってほしいです。



これは、わたしも選考にかかわった国土社と児文協で協力しておこなった公募「ともだちって☆いいな」のシリーズの一冊。中宮洋子さんも初出版です。おめでとうございます。
公募で読んだ時よりもずいぶんと文が流れ、ゆうれいの気持ちが伝わる展開になっていました。がんばって書き直されたのだと思います。
絵がぴったりで、イケメン幽霊が、なかなかステキ。さて、きもだめし、どうなるのでしょうか?
わたしもこんな幽霊ならあってみたいなーーって思いました。読者も、そう思うでしょう。

今日は、わたしは国分寺第三小学校でゲストティチャーとして出かけてきます。
うまくいくか、いつもドキドキ。六年生四クラスの生徒に話します。よろしくお願いします。