JA6VQA 日々新たに

趣味のアマチュア無線で海外との交信や写真などを中心に、日々感じることを書き綴ってみます。
 

原発事故は人災?

2011-03-28 15:18:18 | 日記
 福島第一原発ではまだ確たる方法もなく、事故処理が一進一退で泥縄的な
対策が行われているようにみえます。想定外ということでマニュアルもない
状態なのかもしれないが、現場で命がけで処理を進めている人たちは大変な
思いで作業に当たっておられると思います。
 原発がくることによる国からのいろいろな補助金が地元を潤してきたとは思うが、とんだ跳ね返りを地元住民は受けたものだ。
 この事故に際し、インターネット上にはいろいろなことが散見される。
 原発反対派のそれみたことかといわんばかりの意見。いろいろ参考になることもたくさんある。
 エネルギー源として、人類がうまくコントロールする技術をつければ、一番いいのが原発だと信じておりました。数年前に佐賀県にある九州電力の原発を見学に行ったことがあります。きれいに整備された発電所は騒音もなく、安全に運転されているのだなーと安心したことを覚えております。
 しかし福島第一原発の事故を見ていると、やはり安全だ、安全だといっていたのは危険を隠すために叫ばれていたとしか思えなくなります。
 いったい原発の安全性は誰が担保しているのでしょう。
 建設の許認可権は国、経済産業省、原子力保安院がもっているのでしょう。
 今回の事故でたびたびTVに出てくる原子力保安院の記者会見でのまったく他人事のような会見は頭にきます。
 原子力保安院が一番原発について詳しく、詳細にわたって知っていると思っていたこちらが間違っていたことがわかりました。
 保安院なんて所詮お役人。責任なんて絶対にとらない組織でした。
 許認可権を持っていることで威張り散らすくせに、いざとなると福島第一原発の近くの事務所を安全な県庁に移したと聞いて、この事故はやはり人災だと思いました。
 TVによくでている大学教授の武田邦彦先生が発言しているVideをWebでみましたが、許可を得て建設した原発を後で検討したら、ひとつの配管が間違っていることがわかった。そのままだと何かのときに放射能が外部に漏れる恐れがあるので、変更させてくれとお役所に相談したら、国が許可したものだから、絶対にダメだとつき返されたそうだ。お役人というのはもしそのとき
OKを出せば、その責任はOKを出した自分に来るし、前にOKを出した先輩のしたことを否定することになる。これを最も嫌う人種ですね。
 一度決まったことは、たとえ間違っていてもそれを正す勇気がない。
 不要なダムの建設、有明海の潮止め堤防の問題。
 責任感のないお役所。薬害でも何もしなかったお役所。
 政治指導だといいながら、お役人を使えない政治家。
 戦後の長い間この国の原子力利用を進めてきた自民党は野党になっている
時に起きたこの事故をどう捉えているのだろう。
 こんなお粗末な行政しか持ち合わせない国民は哀れです。
 
 いくらぼやいてもぼやききれません。
 詰まらんことを書き、読みにきていただいた皆さん
 申し訳ありません。
 
 
 
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