「高島野十郎‥至福のであい」で松田諦晶作『今宿海岸暮色』(昭和9年)という作品があった。松田諦晶は久留米の洋画家の育成をしたことで久留米では有名な画家だが、何よりもうれしかったのは、今宿の海岸の夕暮れをモチーフにしていることだ。
写真は福岡県立美術館の4階の受付でフリーでもらえた「旅する野十郎」という小冊子からだ。
写真は福岡県立美術館の4階の受付でフリーでもらえた「旅する野十郎」という小冊子からだ。
福岡県立美術館に行く。3Fで開催された大原美術館コレクション展を鑑賞。秀作ばかりで素晴らしかった。
シャルル・コッテやフランツ・シュトック、津上みゆきなど知らない作家の作品が観れたのが収穫だった。
4Fで開催された福岡県立美術館コレクション「高島野十郎‥至福のであい」も観る。高島野十郎は僕の高校の先輩になる。今年、大同窓会のパンフレットを制作した際、高島野十郎のことを書いた、『野十郎の炎』(多田茂治著、弦書房刊)を読んで、野十郎にかぶれてしまった。期待いっぱいでこの展覧会を観た。期待を裏切らない、真摯な世界だった。気付いたことだが、野十郎の絵は点描だった。
野十郎のほかに、青木繁や古賀春江、児島善三郎など、福岡出身の巨匠の作品が観れた。その最後のところに、僕の叔父の松本英一郎の作品が3点あった。内一点に自画像が描かれていた。叔父は自分は自画像は描かないと40代の頃に言っていた。でも、描いていた。叔父の顔は、厳しさがすっと取れた優しい顔だった。そのことが嬉しかった。
シャルル・コッテやフランツ・シュトック、津上みゆきなど知らない作家の作品が観れたのが収穫だった。
4Fで開催された福岡県立美術館コレクション「高島野十郎‥至福のであい」も観る。高島野十郎は僕の高校の先輩になる。今年、大同窓会のパンフレットを制作した際、高島野十郎のことを書いた、『野十郎の炎』(多田茂治著、弦書房刊)を読んで、野十郎にかぶれてしまった。期待いっぱいでこの展覧会を観た。期待を裏切らない、真摯な世界だった。気付いたことだが、野十郎の絵は点描だった。
野十郎のほかに、青木繁や古賀春江、児島善三郎など、福岡出身の巨匠の作品が観れた。その最後のところに、僕の叔父の松本英一郎の作品が3点あった。内一点に自画像が描かれていた。叔父は自分は自画像は描かないと40代の頃に言っていた。でも、描いていた。叔父の顔は、厳しさがすっと取れた優しい顔だった。そのことが嬉しかった。