サムエル記下 4:1-2, 7-8
『サウルの子イシボセテは、アブネルがヘブロンで死んだことを聞いて、その力を失い、イスラエルは皆あわてた。 サウルの子イシボセテにはふたりの略奪隊の隊長があった。ひとりの名はバアナ、他のひとりの名はレカブといって、ベニヤミンの子孫であるベロテびとリンモンの子たちであった。(それはベロテもまたベニヤミンのうちに数えられているからである。
…
彼らが家にはいった時、イシボセテは寝室で床の上に寝ていたので、彼らはそれを撃って殺し、その首をはね、その首を取って、よもすがらアラバの道を行き、 イシボセテの首をヘブロンにいるダビデのもとに携えて行って王に言った、「あなたの命を求めたあなたの敵サウルの子イシボセテの首です。主はきょう、わが君、王のためにサウルとそのすえとに報復されました」。』
アブネル亡き後のサウル王朝は求心力を失い、急速に衰退の一途をたどります。そして略奪隊長のバアナとレカブは、こともあろうに主君であり王であるイシボセテを殺害し、その首を持ってダビデの元に報告に来ます。彼らは主人を敬うことを知らず、ただ自分の利益のためにのみ生きる単なるならず者の略奪者に過ぎなかったのです。ですから、自分の命を狙っていたサウルをも主が立てた王として最後まで敬意を払ったダビデの真意も理解できず、功名心に駆り立てられ、さぞ多くの褒美を貰えるだろうと、自分の利益しか頭になかったのです。私たちは決して彼らのような神様の御心を理解できない愚かな者になってはなりません。
http://bible.com/81/2sa.4.1-2,7-8.ja1955
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サムエル記下 4:9-12
『ダビデはベロテびとリンモンの子レカブとその兄弟バアナに答えた、「わたしの命を、もろもろの苦難から救われた主は生きておられる。 わたしはかつて、人がわたしに告げて、『見よ、サウルは死んだ』と言って、みずから良いおとずれを伝える者と思っていた者を捕えてチクラグで殺し、そのおとずれに報いたのだ。 悪人が正しい人をその家の床の上で殺したときは、なおさらのことだ。今わたしが、彼の血を流した罪を報い、あなたがたを、この地から絶ち滅ぼさないでおくであろうか」。 そしてダビデは若者たちに命じたので、若者たちは彼らを殺し、その手足を切り離し、ヘブロンの池のほとりで木に掛けた。人々はイシボセテの首を持って行って、ヘブロンにあるアブネルの墓に葬った。』
イスラエルの王イシボセテを白昼堂々と殺害し、意気揚々とやって来たサウル家の略奪隊長バアナとレカブに対し、ダビデはかつてサウルの死を告げ知らせるためにのこのこやって来たアマレク人の事例を引き合いに出し、自らの手で主君を殺害した愚か者に極刑を下します。神様の御心を悟らず、自分の利益のためには人の道に外れることも平気で犯す者は、厳しい裁きを免れることはできません。やがて天の御国で主の御前に立つとき、神様から永遠の滅びを言い渡されないよう、御言葉を堅く守り行い、主の御心に適う善い業に励む私たちでありますように。
http://bible.com/81/2sa.4.9-12.ja1955
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サムエル記下 4:4
「さてサウルの子ヨナタンに足のなえた子がひとりあった。エズレルからサウルとヨナタンの事の知らせがきた時、彼は五歳であった。うばが彼を抱いて逃げたが、急いで逃げる時、その子は落ちて足なえとなった。その名はメピボセテといった。」
イシボセテの最期の記事の中に、ヨナタンの子メピボセテに関する記述がさりげなく出てきます。これは、神様がサウルの家を、ヨナタンの功績を決して忘れてはいないという慰めの記事です。私たちは一人残らず、神様の御前に覚えられていることに感謝します。
http://bible.com/81/2sa.4.4.ja1955
『サウルの子イシボセテは、アブネルがヘブロンで死んだことを聞いて、その力を失い、イスラエルは皆あわてた。 サウルの子イシボセテにはふたりの略奪隊の隊長があった。ひとりの名はバアナ、他のひとりの名はレカブといって、ベニヤミンの子孫であるベロテびとリンモンの子たちであった。(それはベロテもまたベニヤミンのうちに数えられているからである。
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彼らが家にはいった時、イシボセテは寝室で床の上に寝ていたので、彼らはそれを撃って殺し、その首をはね、その首を取って、よもすがらアラバの道を行き、 イシボセテの首をヘブロンにいるダビデのもとに携えて行って王に言った、「あなたの命を求めたあなたの敵サウルの子イシボセテの首です。主はきょう、わが君、王のためにサウルとそのすえとに報復されました」。』
アブネル亡き後のサウル王朝は求心力を失い、急速に衰退の一途をたどります。そして略奪隊長のバアナとレカブは、こともあろうに主君であり王であるイシボセテを殺害し、その首を持ってダビデの元に報告に来ます。彼らは主人を敬うことを知らず、ただ自分の利益のためにのみ生きる単なるならず者の略奪者に過ぎなかったのです。ですから、自分の命を狙っていたサウルをも主が立てた王として最後まで敬意を払ったダビデの真意も理解できず、功名心に駆り立てられ、さぞ多くの褒美を貰えるだろうと、自分の利益しか頭になかったのです。私たちは決して彼らのような神様の御心を理解できない愚かな者になってはなりません。
http://bible.com/81/2sa.4.1-2,7-8.ja1955
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サムエル記下 4:9-12
『ダビデはベロテびとリンモンの子レカブとその兄弟バアナに答えた、「わたしの命を、もろもろの苦難から救われた主は生きておられる。 わたしはかつて、人がわたしに告げて、『見よ、サウルは死んだ』と言って、みずから良いおとずれを伝える者と思っていた者を捕えてチクラグで殺し、そのおとずれに報いたのだ。 悪人が正しい人をその家の床の上で殺したときは、なおさらのことだ。今わたしが、彼の血を流した罪を報い、あなたがたを、この地から絶ち滅ぼさないでおくであろうか」。 そしてダビデは若者たちに命じたので、若者たちは彼らを殺し、その手足を切り離し、ヘブロンの池のほとりで木に掛けた。人々はイシボセテの首を持って行って、ヘブロンにあるアブネルの墓に葬った。』
イスラエルの王イシボセテを白昼堂々と殺害し、意気揚々とやって来たサウル家の略奪隊長バアナとレカブに対し、ダビデはかつてサウルの死を告げ知らせるためにのこのこやって来たアマレク人の事例を引き合いに出し、自らの手で主君を殺害した愚か者に極刑を下します。神様の御心を悟らず、自分の利益のためには人の道に外れることも平気で犯す者は、厳しい裁きを免れることはできません。やがて天の御国で主の御前に立つとき、神様から永遠の滅びを言い渡されないよう、御言葉を堅く守り行い、主の御心に適う善い業に励む私たちでありますように。
http://bible.com/81/2sa.4.9-12.ja1955
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サムエル記下 4:4
「さてサウルの子ヨナタンに足のなえた子がひとりあった。エズレルからサウルとヨナタンの事の知らせがきた時、彼は五歳であった。うばが彼を抱いて逃げたが、急いで逃げる時、その子は落ちて足なえとなった。その名はメピボセテといった。」
イシボセテの最期の記事の中に、ヨナタンの子メピボセテに関する記述がさりげなく出てきます。これは、神様がサウルの家を、ヨナタンの功績を決して忘れてはいないという慰めの記事です。私たちは一人残らず、神様の御前に覚えられていることに感謝します。
http://bible.com/81/2sa.4.4.ja1955