nakkaちゃんとオットと3人で出かけたワインビストロdirettoで、オットがやたら気にするのが、direttoのまさにお隣にある焼き鳥店。その名も『蕃(ばん)』
この「くし焼き 蕃」は、オットが20数年前に、この近くの支店に配属された時に、同僚たちと足繁く通ったお店なんだ、とか。
「懐かしい、懐かしい」と、しきりに隣のお店を気に掛けるので、「じゃ、2軒目はお隣の蕃で」と、廊下を2メートルくらい歩いて、お隣に移動しました。
創業40年、すでに代替わりされていて、今のオーナーさんで3代目だそうです。オットと大将と昔話しに花が咲いてました。
居酒屋ではコレを頼まずにおられようか、いや、いやしない、ということで、すじ煮込み。
どこの居酒屋でも、たいていスジ煮込みはウマイけど、ここのスジ煮込みは、甘味が勝ったまさに、私好み。おかわりしました。
「これを白飯にぶっかけて食べたい」と思ったら、まさにそういう丼がメニューにあることに、〆の焼きおにぎりを食べて満腹になった後に気づきました(涙)
くぅ~残念。ここのスジ煮込み丼を食べに、再訪するぞ、と決意しました。
味付けは、タレもあるとのことですが焼き鳥は塩だっ!!と断言するオットに、私も珍しく同意します。おまかせ串を3人で適当にシェアしたあとに、頼んだ牛串も塩で統一。
カウンターに腰かけて、手酌で日本酒合をクイクイやってるnakkaちゃん。こんなに手酌が似合う女子もそうそういないよ←ちなみにこれ、誉め言葉です。
オットとnakkaちゃんは、この日初対面同士ですが、2人で大人の月9酒場放浪記の吉田類さんの行動分析をしながら、盛り上がってました。
こちら、ホルモン天ぷら。ホルモンの天ぷらは、広島にしか無いんだ、と誰かが言ってたような気が。それってホント??
〆に焼きおにぎり。よーく焼いて焼いて、表面カリカリ。だが、真赤な辛味みそが塗りたくってあった。
これが結構なピリ辛度で、美味しいけど、とにかく辛い、辛い。ヒーハー、ヒーハーと汗を流さんばかりに完食しました。辛いものがダメなnakkaちゃん、撃沈。
あんまりヒーハー言ってるから、大将が気の毒がってか、シジミのお味噌汁をサービスしてくださいました。飲んだ後はシジミ汁に限る、という大将の言葉に、激しく同意。
おひらきの段になって、ほど良く酔っぱらったオットが、nakkaちゃんにすっかりなついて「nakkaちゃん、今日はうちに泊まったら???」と、誘ってました。おいおい、いきなり!!
普段はごく真面目なおじさんなのに、よほど手酌人間同士の血が呼ぶあったのか???
nakkaちゃんには「明日は、自宅でやることがあるんで」と、きっぱり断られてました(笑)
案の定、翌朝、オットはnakkaちゃんに「泊りに来て」と誘ったことは、まったく覚えていなかった(爆)
元職場の後輩ハンドメイドアクセサリー作家のnakkaちゃんと、久しぶりにサシ飲みの予定で、ワインビストロ「diretto(ディレット)」に2人で向かっている途中に、・・・・・オットから電話があり、たまたま近くにいるらしい。
「じゃ、ご主人も合流されますか。」と、nakkaちゃんが声をかけてくれたので、なぜか3人で飲むことに。
direttoのお品の良いフードやワインは、大食らい&大酒飲みのオットにはちょっともったいない気もするが・・・・・とりあえず分けてやるか。
最初に黒キャベツのブルスケッタ。
黒キャベツってなに???と聞いたら、シェフが見せてくれました。結球していないキャベツなんですって。こんなの↓
これ、キャベツなの???ヘぇ~、プロがキャベツって言うんだから、キャベツでしょうよ。
で、出来上がったブルスケッタがこちら↓パンは、いつもドリアンのパンですよーーー。
土台のパンをグリルパンでじっくり両面焼いて、キャベツ茹でて、塩ふって、オリーブオイルを回しかけるだけなんだけど、シェフの料理は、なんでこんなにうまいんだぁーーーと思う。
「トリッパ食べましょうよ、トリッパ」とnakkaちゃんの熱烈リクエストに、私も異存なし。
出てきた皿を見てオットが「えっ、これがトリッパ???これって、ホルモンの蜂の巣じゃん???」・・・・とボソっとつぶやいてた。日本語ではそうも言う。臓物系を焼肉屋でしか見たことないオジサンなので、イタリア語にはうといみたい・・・・・
これも美味しかったなぁ。ほっこり煮込まれた白インゲン豆との調和が最高。
牛テールのラグーのスパゲッテイ。お肉ホロホロで、パスタはもちもち。このパスタを食べずに、direttoを出て行くなんてことは、私には出来ないわ。
西条酒まつりでもビールを飲むオットは、ワインビストロでも、やっぱりビールを頼む・・・・・が、direttoには生ビールは無い。
そこで出てきたのがスコットランドの瓶ビール「BREWDOG PUNK IPA」(ブリュードッグ パンク アイピーエー)
空輸好きのシェフが、見込んだこのビール。ひとくち飲んで、その個性にぶっ飛びました。
お酒についての情報の疎いおバカ舌のワタクシでも、ひと口でわかる大量のホップ。なのに苦みは無く、圧倒的な爽快感。植物にも柑橘にも通じるアロマのような味わいでした。枯れ草のようだったし、グレープフルーツのようでもあった。
長年サラリーマンをやっているので「とりあえずビール」というのは身についているのですが、"とりあえず"では飲めないビールに、ワインビストロで出逢いました。
久しぶりに一気読みする本に出会いました。
私の読書タイムは、通勤時間だけ。幸い往復2時間かかるので、けっこうしっかり読めます。
自宅では家事その他、やることが多いので、本は開かないようにしているのですが・・・・・ひさしぶりに、続きを読みたくて、読みたくて、という本に出会いました。上・下巻で全部で800ページくらいあったのに、すぐ読み終えた。
2015年直木賞受賞作 西 加奈子の「サラバ!」これ面白かった。
主人公 圷 歩(あくつ あゆむ)が生まれてから、37歳になるまでの、いわば歴史に名を残していない普通の人の大河小説とでもいいましょうか。
人気作家の西 加奈子さんですが、実はワタクシ、これが初の西作品。最初にこの作品を読んでしまったら、このあと西 加奈子さんが、何を生み出しても、これを越えれないかも???と思ってしまう。
「サラバ!」とは、あの「サラバ」。さよなら、GOOD BYの意味のサラバ。その「サラバ」の意味が浄化されて、生き方への指針になる所は、感動です。
幼稚園での流行りごとや、学生時代の来し方、新興宗教のこと、こまごまとしたエピソードが全部面白かった。
大阪育ちの西さんの作品を読むと、やっぱり"大阪人っておもろいわ"と思って、続けて大阪人もの:坂井 希久子「泣いたらアカンで 通天閣」を読みました。作者の坂井さん、大阪出身じゃないけど・・・・・ね。
こちらの感想は、ちょっと、ご都合が良すぎるで、というとこかな。
ルピナスという花、ご存じでしょうか?小人の三角帽子みたいなカワイイ植物。
この花が大好きで、今年もネットの園芸ストアで苗を購入したのですが・・・・・・届いた荷物を見て、驚いた。
えぇーーー???こんなに買ったっけ???
段ボールの底一面にズラリと並んだルピナスの苗。げげげ、30個くらいあるんじゃ??
先日、チューリップの球根を100個ほど、これでもかっ!!なくらい植えたので、うちの狭い花壇はギッチギチ・・・・「どこに植えるんだ???」と、自問自答して、途方に暮れてますが・・・・・・
これが全部咲いた時の様子は、きっと天国みたいだろう、と思い浮かべて、今日も穴を掘る。
こちらは、⑦ママさんにいただいたポピアの名物スイーツ アップルパイ。このリンゴの厚みを見てください。クタクタにせず、酸味と歯応え感を残した煮リンゴが、食べごたえ十分。
庭仕事に疲れたら、紅茶を入れて、アップルパイでティータイム。穴堀り女も、意外になんだか、優雅だぞ。
12~13年前に、1週間の泊まり込みの詰め込み研修に放り込まれたことがあって・・・・・・。
徹夜で仕上げてもムリな課題が次々出る、長く、苦しい地獄の1週間。いまじゃ、まったく流行らないド根性スタイル。
その時に、同じ支社から送り込まれた4人とは、同志愛みたいな絆につながれ、職場もロケーションもバラバラですが、いまだに定期的に集まっています。
あの研修の何が辛かったって、寝るヒマが無かったこと、人間、寝ないとダメになるね・・・・と、毎回、昔話しに花が咲きます。
その同志会の会場は、毎回純米燗酒推進委員会加盟店『いぶしぎん』で決まり。
日本酒巡りイベント"地ぐ酒ぐ"の元締めとして名高いいぶしぎんですが、まだお店が立町にあった頃からお邪魔しているので、思い起こせば10年以上のおつきあい。
そのいぶしぎんのオーナーさんは、ご自分のブログでも公表されていますが、ただいま腎臓癌で闘病中。お店は休業中です。先日、無事退院され、再開の目途がたったとのこと。
笑顔の素敵なオーナーさんの回復を祈って、休業前にお邪魔した時のお料理をアップします。
居酒屋のメニューにすじ煮込みが無かったら、そこを居酒屋とは、私は認めない。
これは、イノシシ肉のキッシュ。さすが、ジビエ押しのいぶしぎん。
じゃが芋のガレット。こんな所にフレンチ出身のシェフの名残がりが。
最後の〆に焼きおにぎり。
男性は、お酒の〆に米を食べる、という習慣の無い人が多いようで・・・・・『これ食べて』と、私の皿に焼きおにぎりを分けてくれるおじさんたち。
『わぁ~い』と喜べるのも、2個まで。1人で4個の焼きおにぎりは、地獄の炭水化物攻撃でした。