最近読んで、そこそこ面白かった本のことをいくつか。
そこそこ以上でないと、読んでも記憶に残らない。
以前読んだ「小さいおうち」が面白かった中島 京子の「夢見る帝国図書館」
読書好きは本屋好き、図書館好き。だから図書館のことを書いた本も、きっと面白いはず。
キャッチコピーが『本がわれらを自由にする』この言葉だけで本好きは読む価値あり。
「夢見る帝国図書館」には、劇中劇とでもいえる図書館自身が語る歴史ストーリーも挟みこまれていて、ひとつの作品の中で違う文体を書ききってます。プロだ。
本は人生を豊かにする、本が人との絆を作るということを、再確認できるお話でした。
もうひとつは、松尾スズキの「東京の夫婦」50歳の松尾スズキと、20歳年下の奥さまとの私生活をつづったエッセイ。
松尾スズキは、中途半端に有名人だけど、なんといっても劇団「大人計画」の主催者。
「いだてん」を見て、脚本家の宮藤官九郎のことをやっぱり天才!!!と確信したので、そのクドカンが所属する「大人計画」のことを無条件に肯定する気分です。
阿部サダヲも星野 源も、荒川 良々も、正名 僕蔵も、平岩 紙も、好きだなと思う俳優さんは、みんな大人計画の所属。
個性的で、キャラ立ちしている人達ばかり。その親玉が松尾 スズキだもの。読みます、読みます。
全編を通して、奥さまのことをノロけてました。
けなすよりよっぽどいい。日本の世のダンナさん達、なかなか妻をほめませんから。
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