Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

ブエナ ビスタ ソシアルクラブ アディオス

2018-09-17 | カルチャー
広島ブログ

オットが不在の休日は、ソロ活動にいそしみます。
一人でも見たい映画があったので。
というより、こんな映画、見たいという人を探しているうちに、上映期間が終わっちゃいそうなんで、行ける時にgo!

サロンシネマで上映中の『ブエナ ビスタ ソシアルクラブ アディオス』


1990年代後半、キューバの埋もれた老音楽家たちを、アメリカのミュージシャンのライ クーダが発掘したドキュメンタリー映画『ブエナ ビスタ ソシアルクラブ』の続編です。


18年前ですでに70代~90代(!!)だった老ミュージシャンたち。
当時、最高齢93才だったミュージシャンがまだご存命なら、泉重千代さんも真っ青だな、と思っておりましたら、本作ではメンバーのうちの7~8人がお亡くなりになってました。

前作で、馴染みの無いキューバ音楽に衝撃を受け、しばらく頭からキューバ音楽が離れませんでした。
ラテンの血というかソウルというか、キューバ国民にしみついたリズム感みたいなものに圧倒され。

本作は、ステージに立つにはさすがに高齢すぎる(86才とか)メンバーの最後のワールドツアーを記録したものです。

おじいちゃんたちが、相変わらずカッコよくて、泣けた。
足腰おぼつかないのに、ステージに立つと超絶技巧でピアノを弾くとか、普段は居眠りばかりしてるのに、トランペットは吹けるとか。

キューバという国は貧しくて、国民生活には寂寥感がつきまとう。
陽気なラテン音楽なんだけど、そこはかとない物悲しさに胸を憑かれます。
音楽が生きる希望だった人たちの生きざまに『NO MUSIC !NO LIFE!』を堪能しました。

1人映画にはぴったりでした。

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