社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

ブラックバイト

2015-11-10 07:38:58 | 日記

厚労省が重い腰をあげて、ようやく調査に足を
踏み出した。
躍進した議席を背景に、繰り返し追及してきた
日本共産党。
バイト御三家である販売、飲食、学習塾の実態
一部が見えてきた。

こちら→→

下側にPDFファイルがありダウンロードでき
る。
もともとバイトは「補助」の仕事であったが、
今は「中心」であり、主力となっている。そう
した業界がひろがっている。

なぜか?

単純である。経費節減の中心が人件費だからで
ある。
資本の論理は儲けることではなく、衝動的にボ
儲けに動く。出し抜いたものがより多くの利
を得て、それが他企業に広がっていく。
そこにルールや人情を壊していくおおもとがあ
る。

文化的背景に、ヨーロッパでは日曜を休みとす
るキリスト教が強固な地盤を形成しているが、
仏教や神道ではそれがない。仏教の修行である
「六波羅蜜+休み」の7日間ではあまりにも弱
い。また労働運動の歴史も違う。

自公政権の「労働力の流動化」政策は、非正規
を増やし、すべての労働の「バイト化」になる
恐れがある。
安倍首相は、いっそうの規制緩和を求めており
「解雇の金銭解決」は恐ろしい世界を生み出す。

人間らしさを求めてブレーキをかけるのも、ま
た人間である。

政治の果たす役割は大きい。
日本共産党の議席をもっと増やさなければ。


それはホロコーストのリハーサルだった

2015-11-09 07:47:52 | 日記

7日のEテレ
ETV特集
それはホロコーストのリハーサルだった
    ~障害者虐殺70年目の真実

20万人の障がい者が殺された。多くがシャ
ワー室というガス室へ送り込まれた。
それも、家族を苦悩から救うためという理
由で。

優生学、社会ダーウィニズムとヒトラーが
結びついた。
ヒトラーの「我が闘争」を引用。

「肉体的にも精神的にも不健康で無価値な
ものは、子孫の体にその苦悩を引き継がせ
てはならない」

優生思想から「断種法」へ、さらに「ガス
室」へ。

すごい著作も紹介されていた。
「生きるに値しない命を終わらせる行為の
解禁」(1920年)
日本でも75年前に国民優性法、いわゆる断
種法が施行され、数百人が断種された恥ず
べき歴史を持っている。

このハダマー精神病院を視察した藤井克徳
さんの言葉がながれる・・・どんな悪行で
も最初がある。それに気づくことが・・・
このことを私たちは重くうけとめることが
必要だ。
番組を見て、私は「戦争法」を強行した安
倍首相の姿と重なった。

藤井さんは「きょうされん」の専務理事。
私は何年か前に、札幌での講演会に参加し
た。障がい者政策に真正面から取り組んで
いる。

再放送は、
11月14日(土)午前0時00分~午前1時00分

映画「アンナ・アーレント」もぜひ!
 (DVDのレンタル有り)


真理の絶対性と相対性

2015-11-08 19:27:29 | 日記

重力波は相対性理論からだが、その前の時代はニュー
トン力学が全盛の時代であった。なかには、すべての
自然は解明されたと豪語し、分子の動きを解明すれば
未来の動きもわかるという極端な「機械的唯物論」ま
で出る始末であった。

ニュートン力学は絶対的真理であるが、条件付きであ
る。光の速度に近付くと、速度の足し算が出来なくな
る。
1+1=2 は絶対的真理であるが、条件付きである。
2にならないものがたくさんある。
例えば、確率計算の領域に入ると誤謬となる。
P(A∪B)=P(A)+P(B)-P(A∩B)

1+1=2 に、引き算が入ってくる。

ニュートン力学は、人間の目の見える世界では、絶対
的真理だが、光速に近付くと誤謬となる。

これが絶対と相対の弁証法的とらえ方だ。
どちらかにぶれると、絶対主義や相対主義に落ち込む。

自然は弁証法の宝庫である。
エンゲルスの言葉だ。

物理学では積極的に弁証法唯物論を考察してきたノー
ベル賞受賞者の益川敏英氏や武谷三男氏がいる。

量子論と相対論、極微と極大の世界。
「かぐら」には新しい世界をきりひらいてほしい。

追記
真理については こちらを ⇒


「かぐら」の夢

2015-11-07 07:44:58 | 日記

夢のある仕事だと思う。
重力波検出の装置「かぐら」が完成したというニュース
が流れた。
光や電波などの電磁波と比べて、あまりにも小さいため
これまで検出が難しかった。過去何回か、検出したとい
う報道はあったが、いつのまにか消えてしまった。

光は波であったが粒子でもあった。ここからはじまった
物理学の大変革。そして時間も空間も固定したものでは
なかった、という驚くべき結果になった。

岩波新書の「物理学はいかに創られたか」
あまりにも有名なアインシュタイン博士の書いた物理学
の入門書だ。そして数式を使っていないで解説している。
若いとき、よく読んだ。

自然の豊かさ、奥深さを実感できる。

電波望遠鏡は宇宙の姿を劇的に明らかにした。今度は重力
波望遠鏡ができれば、どんな宇宙が見えてくるだろうか。

夢はつきない。
世界の巨額な軍事費のごく一部を使うだけで、どれだけ
人類の夢が実現するだろうか。


止まらない非正規労働

2015-11-06 07:51:21 | 日記

16%から40%へ。
30年近くの大きな変化だ。
私たちの年代の若い時とは、様相がまったく違っ
ている。

若い方々の相談を受けながら、生活の実態を聞く
と、ほとんどが非正規であり、手取り10万ほどの
生活である。

全国展開するチェーン店の業界は、非正規をビジ
ネスモデルとして最初から組み立てられており、
地元の商店もそのように対抗しなければ淘汰され
てしまう。

その結果、地域経済のダウンサイズ化であり、ダ
ンピング競争によって、会社も労働者も疲弊して
いく。巨大な流通資本が価格を決めてしまうため、
価格決定権はどんどん失っていく。

政治が強力にバックアップ、後押ししている。
「新自由主義」の暴風は、安倍自公政権で加速し
ている。
経済の「グローバル化」は、一番いい言い訳だ。
「時代の流れだ」もそう。

さまざまな地域活性化が取り組まれている。
しかし、本丸の「新自由主義」にきりこまないと
「大きな悪、小さな善」と同じものになってしま
う。

安倍政権は、さらに「非正規」を増やそうと、労
働法制の規制緩和を準備している。

若者と地域社会を守るためににも、政治改革が求
められている。


入札の不思議

2015-11-05 07:03:37 | 日記


 左が契約金額、右が落札率

このグラフは、過去6回にわたる米海兵隊の矢臼別
演習場への移転訓練金額と落札率である。
2008年は中隊規模(約200人)で、後はすべて大隊
規模(約400人)となっている。
海兵隊員の飛行機、輸送船のチャーター代、陸上運
搬のトレーラー
など、規模が変わっても金額は変わ
らない。

14年の99.86%、4億円と比べて大きな差がある。
単純にみて、1億円以上の儲けとなっているのでは
ないか。

入札の透明性、公平性、そして民主化は長い年月をか
けて改善されてきているが難しい課題でもある。
ダンピングしすぎた業者は、そのつけを下請けに押し
付け、これまた問題となる。また100%近い落札とな
ると談合を疑う。

とはいえ、入札をめぐる「不思議」はつきない。

釧路市の新築の図書館の工事がいよいよはじまった。
釧路市クラスの人口の図書館だと30~40億円の公共
施設の建設となる。
これが今回は「随意契約」となった。(えっ!)
(民間ビルへの賃貸入居のため)

市立病院の大改築(新設に近い)が、突然に浮上し、
当初の改築費用の4~5倍。なんと200億円規模だ。
この間の議論はほとんどない。(議会で試算もしてい
ないことが明らかになった)
昨日のニュースで、一般病院の1施設当たり平均赤字
額は1.1億円。ほとんどは公立病院との報道。
医療費削減のため、厚労省は7:1看護を減らそうと
している。
最近は病院の「生き残り」という言葉が躍っている。
やな言葉である。

そして今度は釧路駅の高架事業が再びスタートした。
これは総事業費約300億円である。

「おいおい・・・大丈夫かい」
「二十数年前のW市政の二の舞になるのでは?」
などなど、声が聞こえてくる。

ツケは、孫子の代にまわる。
そのとき、今の政治家は墓の下だ。

入札制度も、そして公共事業をめぐる問題はつきない。


19巡、15回目!

2015-11-04 13:28:06 | 日記


  11・22米海兵隊移転訓練反対

25日から矢臼別演習場で実弾砲撃訓練がはじまる。
19巡目、15回目で、大隊規模の430名、約100両
の車両、りゅう弾砲12門。

一昨年は、榴弾が基地の外の牧草地に着弾するとい
う、一歩間違ったら大惨事になるところであった。
               こちら→

沖縄と同質・同量の訓練というが、あまりの違いに
あぜんとする。
夜間演習はやめてほしい、という周辺自治体のささ
やかな要望は、19年間も無視され続けている。
機銃射撃の実弾訓練も新しく加わっている。
そもそも沖縄では「固定砲座」であった。野球では
ないがヒットエンドラン訓練も当然となっている。
現代では、弾道レーダーがあるため、発射すると、
ただちにりゅう弾砲の場所が特定されてしまう。
発射と同時に移動訓練である。
この移動のために、飛行機、輸送船、トレーラー、
移動トイレ、弁当など、合計2億8700万円の税金
が投入される。昨年は4億800万円であった。

 気になるのが米海兵隊の訓練にいつも自衛隊員が
いることである。今回は「戦争法」が成立してか
ら初の訓練である。

戦闘地域での「後方支援」。
まさに、そのことが今回の訓練で行われないのか。
監視を強めるしかない。

15回目の反対集会が、11月22日(日)に行う。
釧路市の国際交流センターで、13時30分から、
講師は、いま最もホットな話題の沖縄から。
琉球新報東京報道部長の、島 洋子氏。

沖縄のジャーナリストの目から、沖縄で何が起き
ているか。
ぜひ、ご参加を!


ノミネート

2015-11-03 06:57:45 | 日記

先月末に第4回ブラック企業大賞の6社が
ノミネートされた。
ノミネートとは候補のこと。

1、セブン-イレブン・ジャパン
2、暁産業
3、フジオフードシステム
4、エービーシー・マート
5、明光義塾(明光ネットワークジャパン)
6、アリさんマークの引越社(引越社関東)
    (株式会社は省略)

詳細はこちらへ→

いずれも労基署、厚労省などから是正勧告
を受けたもの。東証1部上場の会社もあり
社会的責任は重い。

ブラック企業の中心は人件費削減のため、
さまざまな手法を使っていることだ。

企業 対 個人 では力の差は歴然!
だからこそ人類の歴史のなかから、労働
組合が生まれた。
組合をつくるだけで弾圧を受け、多くの
血が流された19世紀~20世紀。

その到達点が、日本国憲法28条であり、
労働3権として、団結権、団体交渉権、
団体行動権( 争議権)が法律として明
文化されている。
近代国家として当たり前の制度となった。

しかし現場では、あってない世界が多い。
経営者の教育が求められている。


重層下請け構造

2015-11-02 07:53:23 | 日記

旭化成建材の杭打ち偽装が底なしの様相を示してきて
いる。早急な実態調査と原因究明がはじまっているが、
建設業界の「重層下請け構造」にも目が向いてきてい
る。

1次、2次、3次、4次、・・・・・
末端に行けば行くほど利益は上がらず、赤字覚悟で仕
事を受けざるを得ない。

私は市議会で、消費税増税のさいの孫請けの問題を訴
えたことがある。消費税の上乗せなどできず、消費税
こみで受注せざるをえない現場のことだ。消費税など
あってない世界の現状を告発した。
そういう意味でも消費税は不公平税制の最たるものだ。

そして、選挙になれば自民党や保守系候補の応援に声
がかかる状況もある。

杭打ち業者も、そのほとんどは小規模企業である。

個人に責任を転嫁させてはならない。
そうした状況に追いつめられる仕組みを改善しなけれ
ばならない。

日建連(日本建設業連合会)といえば、ゼネコンを代
表する団体だが、自民党から4.7億円の政治献金を
請求された前歴がある。(2年前の参院選)
その日建連が「重層下請け構造」の改善提案を行って
いる。
参考に・・・こちら→


楔、くさび

2015-11-01 06:38:16 | 日記

岩の割れ目にくさびを打ち込むと割れる。
主に「割る」イメージがほとんど。

戦争法廃止のための国民連合政府の提唱が、政治を
大きく変えようとしている。
1人区で野党がまとまれば、自公政権は終わる。

だからこそ、政権の座から追い落されまいと、国民
連合政府構想に対して、「楔」を打ち込もうと必死
になってきている。
特に民主党に揺さぶりをかけている。

「戦争法」をどうみるのか。
日本国憲法のもとで存在をはじめた「戦争法」
このままでは憲法そのものを破壊しかねない。
同時に「法治国家」、「立憲主義」という近代国家
の姿からも後退し、独裁国家に転化しかねない。
だからこそ、憲法改正論者も反対しているのだ。

一日も早く「戦争法」を廃止すること。
まず日本をまともな流れに戻そう。
そのために「大異」、「小異」を脇におく。

自公政権を続けたい勢力は、この「異」にくさびを
さかんに打ち込んでくるだろう。

「楔」にはもうひとつ、相反する意味がある。
強く圧着させる役目である。
金づちの頭にあるくさびである。

要はどれだけ国民運動が高まるかである。
日本の歴史上、はじめての、国民の力で政府が変わ
る、歴史上、壮大な転換点にさしかかっている。

こうした幅広い国民の運動こそ、自民・公明に対し
ての「轄」(くさび)になる。
「轄」は、おもに「車止め」のくさびに使われてい
る。

いよいよ「戦争法」の廃止を求める2000万人署名
がはじまる。>→こちら→

訴えの「鑑」は、こちら→