厚労省が重い腰をあげて、ようやく調査に足を
踏み出した。
躍進した議席を背景に、繰り返し追及してきた
日本共産党。
バイト御三家である販売、飲食、学習塾の実態
の一部が見えてきた。
下側にPDFファイルがありダウンロードでき
る。
もともとバイトは「補助」の仕事であったが、
今は「中心」であり、主力となっている。そう
した業界がひろがっている。
なぜか?
単純である。経費節減の中心が人件費だからで
ある。
資本の論理は儲けることではなく、衝動的にボ
ロ儲けに動く。出し抜いたものがより多くの利
益を得て、それが他企業に広がっていく。
そこにルールや人情を壊していくおおもとがあ
る。
文化的背景に、ヨーロッパでは日曜を休みとす
るキリスト教が強固な地盤を形成しているが、
仏教や神道ではそれがない。仏教の修行である
「六波羅蜜+休み」の7日間ではあまりにも弱
い。また労働運動の歴史も違う。
自公政権の「労働力の流動化」政策は、非正規
を増やし、すべての労働の「バイト化」になる
恐れがある。
安倍首相は、いっそうの規制緩和を求めており
「解雇の金銭解決」は恐ろしい世界を生み出す。
人間らしさを求めてブレーキをかけるのも、ま
た人間である。
政治の果たす役割は大きい。
日本共産党の議席をもっと増やさなければ。