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日銀の変貌

2024-03-21 12:32:28 | 日記

日銀総裁が、マイナス金利をやめることを発表した。
「出口戦略」の最初の一歩になりうるのか?

雑誌「経済」の2~4月号に「日本銀行と国債」が3回にわたって掲載された。著者は金子貞吉中央大学名誉教授。

アベノミクスにより、日銀が大きく変貌している。
掲載された三つのグラフを見ただけで異常な姿だと思う。






お金をジャブジャブ供給し、株式に巨額の投資を行い、そして国債の巨額買取。

株式が、38兆円(22年)も保有し、
日本の1000兆円を超える国債の約6割を日銀が保有するに至っている。

どうみても「異常」ではないのか。

氏は、「資本主義が実物経済から離脱して、マネー経済に変化」しと述べている。

資本主義は、「信用」が膨張し、実態経済からかけ離れ、いつか崩れる。

日銀はその渦中にいる。

最後に、論文の項目を引用しておく。
ぜひ、雑誌「経済」の2~4月号の購読を!

1、なぜ異次元の金融緩和策はとられたか
2、日銀金融緩和の仕組み
3、通貨の流通量
4、日銀の金融政策の推移
5、マネタリーベース(MB)の推移
6、マネーストック
7、MBとMSt
8、マイナス金利適用の実態
9、日銀の株式購入
10、日銀の収益構造
11、日銀―国際利益と国庫納入金
12、国際残高と歳入推移
13、国際残高と税収・公債金の推移
14、国際償還額推移ー整理基金特会(歳出)
15、国際の保有