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彼岸へ送り込む者たち

2023-09-20 07:47:41 | 日記

今日は彼岸の入り
私の父は先の大戦で中国へ送り込まれたが、戦後に無事帰国した。そして私が生まれた。

多くの日本国民が、中国や東南アジアで命を落とした。
アジア太平洋戦争での軍人・軍属で亡くなったのは230万人、「戦闘」ではなく、その6割が「餓死」と。

二度と戦争はしない。
そして「主権は国民にある」という主権在民を高く掲げた。(この時、主権在民を主張した政党は日本共産党だけであった)
これが日本国憲法の「出自」であり、精神でもある。

戦争推進勢力は「追放」されたが、その後アメリカによって再び日本の支配層として復活した。

戦後の民主化、憲法9条を「否定」しようとする勢力が復活するとともに、アメリカが「9条」を変える中心勢力になっていった。

日本が戦争できる国に、どこまで進んだか。

8年前の昨日、「安保法制」が自公によって、深夜に強行採決された。
そして昨年は、国会にもはからず閣議決定で「安保三文書」を決めてしまった。

来年度予算は、敵基地攻撃の兵器購入のオンパレードだ。
いっきに1兆円も増やす。トマホークをはじめ、多くがアメリカの攻撃兵器だ。(米軍需産業は笑いがとまらない)

「専守防衛」は言葉だけになり、他国は日本に「脅威」を持ち、いっそうの「軍拡競争」に陥る。

「日本外交」がまったくない状況だ。

日本の自衛隊の訓練は「日米共同訓練」が多くなってしまった。
現在、矢臼別演習場でもオリエントシールドが行われている。

名前は「共同訓練」だが、具体的な「指揮権」は?

日本が世界第三位の軍事費をもつ国家に変貌しようとしている。
日本の「防衛」ではなく、アメリカの戦争に加担する「自衛隊」に変貌しつつある。

再び日本国民を「彼岸」に送り込む政治、自公+維新・国民勢力にストップをかけなければ。「専守防衛」の日本に引きもどすためにも。

「彼岸」は天寿をまっとうしてこそ、だ。
「此岸」に生きる私たちの責任でもある。