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バブルははじける

2020-09-15 07:52:31 | 日記

12年前の9月15日、アメリカのリーマン
・ブラザーズの経営破たんをきっかけに世界
的な金融恐慌がはじまった。いわゆるリーマ
ンショックだ。
その前年に、住宅バブルは最高にふくらみ、
崩壊がはじまっていた。サブプライム住宅ロ
ーン危機だ。
資本の運動は、「信用」がふくらみ実体から
乖離していく。
今も金融資本はふくらみつづけている。

そうしたなか、日本の国家予算における借金
が巨大になり先進国では群をぬいている。
日本を見習えとばかりに「MMT(現代貨幣
理論)」なるものが広まっている。

ある条件のもとで、政府はいくらでも国債を
発行し、経済をけん引できるという理論だ。

国家の借金は「恐れるな、どんどん発行しろ」
とあおっている。

雑誌「経済」の10月号で、鳥畑与一静岡大
教授の「MMTは積極財政の根拠たりうるか」
という論文が寄稿された。

MMTのとんでも論の一端がよくわかる。

実体経済からかけ離れた「金融」の狭い世界に
閉じこもっていると思った。

いつかしっぺ返しを受ける。その影響ははかり
しれない。

国民の暮らしや営業に根差した「経済とは何か」
がつきつけられているのではないか。

生活から、実体経済からかけ離れたバブルは必
ず破裂する。
その結果、被害に遭うのは庶民だ。

昨日、自民党総裁選で菅義偉総裁が誕生した。
安倍政治の継承をうたい、「自助、共助、公助」
と「規制緩和」をスローガンに。

まさに「新自由主義」の権化ではないか。

安倍政権の実態を粉飾し、くさいものにフタを
してきた菅氏。語る内容に中身をまったく感じ
られない。

内政、外交とも行き詰まり、コロナ対策もボロ
ボロ。とりわけ、地に落ちた「政治モラル」は
どうするのか。

自民党政治そのものを変えなければ。

追記
今朝、久しぶりに虹を見た。

虹は「多様性」の象徴になっている。
多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治
こそ求められているのではないか。
これに対して、日本会議に同化している安倍政
治は、まったく相反している。