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再び勝訴! 障害者65歳の壁

2018-12-14 07:02:46 | 日記

再び勝訴!

障害者総合支援法により非課税の支援サービ
ス利用料は無料なのに、65歳になると介護
保険に移行し、1割負担になる。

これはおかしい。障害者総合支援法の精神に
反し、さらに憲法違反でもあると訴えていた。

1審は勝訴。 こちら ⇒
これを不服として訴えていた市は控訴し、高
裁で争われていた。(市に裁量権はないとい
う理由で)
そして昨日! 広島高裁で再び勝訴!

低年金が多い高齢者、そして障がい者の高齢
化がすすむなか、突然の1割負担は生活その
ものを直撃。
ここには、政府と自民・公明政権よる障がい
者施策を介護保険に統一しようとする強い流
れがある。

それが「障害者自律支援法違憲訴訟」により、
厚労省と障がい者団体との和解となった。
いわゆる今まで通り、非課税者は無料とする
ことになった。  こちら ⇒

しかし、65歳になるとなかば強制的に介護保
険に移行させられていた。

それが「違憲」となった。
市や国は、最高裁への上告をきっぱりあきら
めるべきだ。

この裁判で、福祉とはなにか、介護保険と障
害者自立支援法との違いを考えていかなけれ
ばと思う。

とりわけ安倍首相と自・公政権のもとでの社
会保障への圧迫、切り捨ての流れをストップ
させるために。

それにしても、よかった。多くの障がい者に
とって大きな前進だ。

追記
障害者自立支援法制定以来、さまざまな矛盾
が現場に。65歳問題もそうだが・・・

報酬の日割り計算は、当初から批判されてい
たが、改める姿勢はない。
さらに今年から、工賃に応じて基本報酬を7
段階に格差をつけてしまった。
就労継続支援B型のⅠもⅡも大変苦労してい
る。
稼ぐために、事業所が障がい者を選ぶ基準に
もなりつつあるのではないか?
これも安倍内閣の新自由主義にもとづく「稼
げ」という大号令が、福祉の現場まで影響を
及ぼしている。

社会保障とは何か、福祉とは何か、を忘れさ
せられる「制度設計」はいかがなものか!