いよいよ「疑獄事件」の様相を示してきた。
政治の「私物化」極まる感がする。
安倍首相と官邸の一部が霞が関の人事権を
一手に掌握した「内閣人事局」。これによ
って、各省の事務次官以下の幹部、600人
の人事権を、首相官邸に集中させた。
この法律「国家公務員法等の一部を改正す
る法律」を作ったのが安倍内閣が誕生した
後の2014年4月だ。
これ以後、霞が関の官僚が安倍首相の一挙
手一投足に振り回されることになる。
モリ、カケ、スパ・・・ 政治の「私物化」
の醜い姿が一気に噴き出した。
財務省は「文書改ざん」を正式に認めると
の報道が流れた。今日、その報告がなされ
る。
国権の最高機関である国会に、改ざんした
嘘の報告を上げたことは、議会制民主主義
の土台を壊すものである。
それも安倍内閣による国有地をタダ同然に
売却するという「政治の私物化」を守るた
めというとんでもないもの。
この売却先が、安倍首相のバックボーンで
ある日本会議の思想を体現した小学校を建
設＝幼児期から「教育勅語」を暗唱させる
とんでもない学校であった。
政治家、官僚、森友学園を天まで持ちあげ
た評論家、右翼を巻き込む「大疑獄事件」
に発展するものではないか。
国家行政を正常に戻すためにも、「内閣人
事局」をつくった法律は廃止し、もとに戻
すべきではないか。
国家の個人独裁を少しでもやめさせるため
に。