12年前、「100年安心プラン」の年金制度
を大々的に宣伝し選挙を行ったことをもう
忘れてしまったのではないか。
この100年安心は、為政者からみたもので
あって、高齢者の生活の立場ではなかった。
今、国会で「年金カット法案」が審議中だ。
共産党の高橋議員が「キャリーオーバー制
度」について質問しているが、
「プラス成長でも2043年、マイナス成
長のケースなら2072年まで繰り越しが
続く」、鈴木俊彦年金局長は「その通り」
と答弁した。
なんと、安心?の年金「60年削減プラン」
だ。
必要なのは、年金の底上げであり、最低保
証年金ではなかったのか。
制度の「維持」という公務員的発想の枠組
みでは、また狭い財政的枠組みの発想では
年金問題は解決しない。
だからこそ、政治の果たす役割だ。
自民・公明の「金持ち」悠風政治では解決
できない。
年金をめぐっても、政治の変革が必要だ。