社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

倫理崩壊

2016-11-27 07:39:27 | 日記

中学のとき、倫理・道徳の最初の授業で、
「倫理とはなにか」と先生から宿題が出さ
れ、私は辞典をそのまま書き写した幼いと
きを思い出した。

なぜかというと、福島原発事故の被害者の
子どもへの「いじめ」があまりにもひどい
実態だから。

いまの子どもの「いじめ」に、寒々とした
思いを感じている人は多いと思う。
こうした子どもが大人になったら、どうい
う社会をつくっていくのだろうか。想像す
るだけでも気分が滅入ってしまう。

自民・公明政権は、だから「道徳教育」が
必要だ。道徳の教科化によって点数評価ま
でしようとしている。そして点数という
「学力」、その平均点を上げようと教師に
ハッパをかける。
卒業後に、削減された「よいイス」に座る
ためと。そのイスもボロボロに。

何かおかしい、と思う人が増えている。

道徳教育を推進する自民党閣僚議員の倫理
崩壊ともいえる事態は深刻だ。

政務活動費のあまりのズサンさは、厳しい
内規をつくってきた私としては、あいた口
がふさがらない。

新自由主義による「弱肉強食」は地方経済
すら疲弊させている。

子どもの貧困はもっと悲惨だ。

「子どもは大人の鏡」という。
企業における大人社会の「いじめ」も深刻
だ。

分断されてきた大人社会に「連帯」の力が
ひろがってきている。
市民と野党共闘のことだ。

倫理・道徳を、「和」と「協調」を、と大
上段からかまえる彼らと対峙して。

強大化する権力とジャーナリズム精神を失
いつつあるマスコミに対して、倫理・道徳
の歴史的「階級性」を考えるときではない
か。
社会変革の入り口に立つ今の時代として。