八丈島の地磯の釣
昭和56年の11月の事、今回の釣行の半年ほど前に、今は亡き豊中の親友で釣り仲間の
中谷氏とこの地磯(石積の鼻)にいきヒラマサの入れ食いに会い、大変よい釣をさせて
もらったので、夢をもう一度と釣友を誘い3人で出掛けた。
大阪からは乗用車で名古屋まで行き、空港に車を置いて、そこから八丈島までは飛行機で
そして迎えの車でホテルにと言っても渡船屋さんのところに、、着くやいなやすぐに、
レンタカーにて、この地磯の石積みの鼻に下検分に出かけた。
この場所は八丈島きっての大型魚の釣場で6月には地元の人が1,5mからの記録物の
シマアジを仕留めてるという。
今回の私たちもここまで大きくなくても大物を何とか狙いたいと思っている。
地元の人が何人か釣られているので見せてもらった、50センチクラスのグレ2匹、三の字
45センチクラスが3匹と小型のシマアジと言ったところで、ヒラマサや大型のシマアジは
誰も釣っていなかった。
翌日午前3時に起床、張り切って石積みの鼻に出かけたが、風波が激しく危険なために、
夜が白むまで待機することにした、ここは5人から6人位しか釣りができないポイントで
朝早くから場所取りに行かなくてはならないが、前回来た時に知り合った、「ヤッターマン」氏
がいて僕たちを歓迎してくれた。
この人、魚を掛けると、磯の上で座ったまま天を仰ぎつつ、体をそり返して「ヤッタ、ヤッタ、
ヤッタゾー」と大声で怒鳴るのです。
南紀や四国でこれをやると
「うるさいなー」と近くの人に文句を言われそうですが、人一倍楽しんでおられるようでした、
ここの仕掛けは、かご釣りで道糸が12から16号でハリスが7から10号という大物仕掛け
磯から海面までが7mからあるのですべてブリ上げとなる、以前の時もヒラマサを掛けると
僕たちは慎重に取り込みたいのですが、地元のメンバーが、ブリ上げぶりあげとうるさく言う
彼らは毎朝仕事に出かける前に来て、ヒラマサ1匹釣ると帰る、それが小遣い稼ぎになるようだ、
こちらはそうはいかないから、慎重になるのですが・・・
今回の釣は結局ヒラマサは釣れずにめぼしいのはグレの50センチ級が3匹に、シマアジの45級が2匹
後は小物にウスバハギのデカいのが数匹で3日間で持ち帰れそうなのは25匹でした。
でも地元の釣り人との交友もできて楽しかった。
古いなつかしい写真です。