「持っていないように持ち、背負っていないように背負う」
肩が力んでいて、緊張し、しんどそうに頑張っているような
荷物の持ち方や背負い方では、長つづきしないし、無理をかけて
不調やからだの歪みを起こしたり、風呂敷は不便という認識に
つながったりしてしまいます。
肩の力を抜いて、土台(重心)が低く安定すれば
何事も全身運動的に負荷が分散され、単に
自分の体重がふえただけの状態になります。
そのように持ち、背負うことができれば、
実際の荷物を見ない限り、他のからだの部分や
顔の表情を見ても何も持っていないように見えます。
こういう状態で風呂敷をつかえれば、
風呂敷を通して自分の身体のつかい方も
向上し、それは、風呂敷をつかうときに限らず、
暮らしのあらゆる場面における心地よさに
つながっていきます。
きっと、これはどんなことでも、身体の声を
聴きながら向き合っていけば、
自分のやっていることを通して身体を知り、
それは一生かけて探究できる際限のない深さを
もっているものでしょう。
疲れない身体のつかい方をめざしてゆくことは、
宝物としてのからだを大切にすることにもなります。
逆に、疲れるということは、間違っているともいえます。
つかれない身体のつかい方に、こころを尽くす。
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